日本全国に地域の観光を盛り上げる「観光大使」と呼ばれる方々がいることをご存知でしょうか。この「ご当地ガールズコレクション」シリーズでは、観光大使のみなさん自ら、地域自慢のお祭り、観光地、グルメなどを紹介してくれます!第一弾は愛知県岡崎市より、2021観光大使おかざきの「田村佳穂」さん、「平野友菜」さんに登場していただきます!
目次
観光大使おかざきとは?まずはふたりの素顔をご紹介!
– まずは自己紹介をお願いします。
(田村佳穂)
皆様、はじめまして!2021観光大使おかざきの田村佳穂です。名古屋の大学に通う大学3年生の20歳です。以前はインドア派でしたが、最近は山歩きやお散歩にハマっています。そして先日、ゴルフも始めました。早くコースデビューができるように練習中です。
(平野友菜)
皆様、こんにちは! 2021観光大使おかざきの平野友菜と申します。歳は20歳で、名古屋の大学に通っている女子大生です。普段は学生生活を楽しみながら、習い事やアルバイトを頑張っています。最近は3密を避けながら、趣味のパン屋さん巡りも岡崎市内で楽しんでいます。
– お二人とも大学生なんですね。学校や私生活はどんな感じですか?
(田村佳穂)
大学では経済学部に所属していて、経済学や経営学を学んでいます。
ゼミではマーケティングについて勉強しています。全国の大学ゼミ対抗の商品企画のコンクールに挑戦中で、テーマに沿った商品のアイディア出しに毎日奮闘しています。
(平野友菜)
私は学生生活を送るなかで、アルバイトを2つ掛け持ちして頑張っています。1つ目は、スポーツジムのスタッフをしています。2つ目は、割烹料理屋の仲居をしています。
– おふたりの趣味・特技を教えてください
(田村佳穂)
趣味は山歩きです。時間があるときに近くの山に行って、リフレッシュをしています。最近は朝早起きして、オンライン授業の前に歩きに行っています。
特技はバイオリンです。大学で管弦楽団に所属しています。
(平野友菜)
私の趣味はパン屋さん巡りで、特にメロンパンの食べ比べです。特技は、小学校低学年から習っている空手です。小学生のころから県大会優勝や、全国大会ベスト8などの成績があります。
– 休日の過ごし方を教えてください
(田村佳穂)
近所の土日限定で開店しているパン屋さんでパン買い、それを持って岡崎の町をのんびり散策することです。途中で、気になったお店に入って買い物をしたり、知らなかったお店を偶然見つけたりすることができて楽しいです。20年間岡崎に住んでいても知らない街並みがたくさんあって、毎回新たな発見があるので飽きずに楽しんでいます。
(平野友菜)
休みの日は、平日は学業やアルバイトの関係でなかなか出来ない、趣味のパン屋さん巡りをしています。そして、大好きなメロンパンやクリームパンをテイクアウトし、友人や家族とシェアして楽しんでいます。
– 最近いちばん笑ったことはなんですか?
(田村佳穂)
自宅のリビングでオンライン授業を受けているときに、誤ってミュートを解除してしまい、近くにいた姉の鼻歌が受講者全員に配信されてしまったことです。友人から「歌うたってる?聞こえてるよ(笑)」とメッセージが送られてきて気が付きました。すごく恥ずかしかったですが、ここ最近で一番笑った出来事です。
(平野友菜)
私たち2021観光大使おかざきが出演させていただいた真福寺のCMの中で、私が竹善料理をいただいて「美味しい!」というのを表情で伝えるために、驚いたような表情をしたシーンがありました。最近、私が会う友人やバイト先の仲間が、みんなその表情をあいさつ代わりに、誇張気味にやってくるので、毎度毎度お腹を抱えながら笑ってしまいます。
– 幸せだなと感じる瞬間はどんな時ですか?
(田村佳穂)
大学で友人と過ごしている瞬間です。昨年度からオンライン授業が中心になり、今は週一回大学に通っています。そのため、友人と直接会って何気ない会話をして笑っている瞬間をとても貴重に感じています。大学終わりにカフェでお茶をしたり、わざわざ遠回りして帰ったりすることが毎週の楽しみで、友人から元気をもらえる幸せな時間になっています。
(平野友菜)
幸せだなあと感じられる瞬間は大きく2つあります。一つ目は、パン屋さん巡りや、湯船にゆっくり浸るなどの、自分の趣味に時間を使っているときです。2つ目は、親が喜ぶ親孝行が出来たときです。最近は母の日に日頃の感謝を込めてカーネーションの小さな花束をプレゼントしたとき、とても喜んでくれたので、幸せでした。
– 将来の夢を教えてください
(田村佳穂)
将来の夢は商品企画の仕事に携わることです。大学で企画について学ぶなかで、新しい商品が人々に便利さを届けるのと同時に、ちょっとした幸せやワクワクも届けていると感じました。
私もそのように、「こんな商品が欲しかったんだよね!」「この商品があって本当に便利になった!」と人々に愛用してもらえるような商品を開発し、笑顔を届けたいです。
(平野友菜)
将来の夢は世界で活躍できる人になることです。今はとても漠然とした目標ではありますが、今の学生生活で学んでいるいくつかの国の言語や、社会問題についての知識を生かし、社会に出たときには、自分にしかできない仕事や活動をしていきたいと考えています。
お城に大自然まで!?愛知県岡崎市だけの魅力に迫る!
ここからは、地元が大好きなおふたりに愛知県岡崎市の魅力を紹介していただきます!
– まずは岡崎のオススメ観光スポットを教えてください
(田村佳穂)
岡崎公園です。岡崎公園は、徳川家康公が誕生した岡崎城を中心とした歴史公園で、「日本の歴史公園100選」に選ばれています。広大な園内には、様々な種類の石垣やお堀、家康公ゆかりの史跡等も多くあり、歴史散策にぴったり。三河武士のやかた家康館、二の丸能楽堂、からくり時計、龍城神社など、見どころいっぱいの公園です。
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また、岡崎市は良質な御影石の産地です。石製品の生産拠点の1つ「岡崎石工団地」には灯籠や狛犬、鳥居、インテリアなど伝統を受け継ぐ職人たちがつくる石製品が街のいたるところに展示されています。一歩足を踏み入れると、どこを向いても石だらけ!石都岡崎ならではの風景が楽しめる異色スポットです。
(平野友菜)
岡崎市は、八丁味噌の発祥の地として有名で、創業1337年の「まるや八丁味噌」と創業1645年の「カクキュー八丁味噌」の二つの八丁味噌蔵があります。どちらの味噌蔵も昔ながらの伝統製法を守り抜き八丁味噌を製造しています。蔵元も見学でき、伝統の味噌づくりを肌で感じることができます。また、「カクキュー八丁味噌」では実際に八丁味噌を使った食事がいただけるフードコートがあります!
続いてのオススメ観光スポットは、東公園です!とっても広い敷地に、広場や動物園があります。動物園は、なんと入場料が無料なんです!動物園の真ん中には、みんなに大人気なゾウ『ふじ子』ちゃんがいます。餌をあげると喜んでくれるので、とっても可愛いです!
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– 岡崎の自然や絶景を楽しめるスポットを教えてください
(田村佳穂)
村積山がオススメです!「岡崎観光きらり100選」のひとつである村積山は標高250mほどで、その均整の取れた形から別名「三河富士」とも呼ばれています。3つのウォーキングコースがあり、往復1時間程度で登ることができるため、初心者の方でも気軽に歩けます。緑いっぱいの道を爽やかな風を感じながら歩けるので気持ちがいいですよ。頂上の展望台からは、中央を矢作川が流れる三河平野が見渡せ、超絶景です。天気が良い日には名古屋駅のツインタワーが見えるかもしれません。
(平野友菜)
岡崎市のおすすめの自然を楽しめるスポットは、「くらがり渓谷」です!
四季折々の自然の美しさを感じながら、バーベキュー、キャンプ、マスつりやマスつかみなどの川遊びを楽しむことができます。バンガロー村、テント村、コテージ、ログハウス、バーベキュー場なども有るので、「快適な穴場のアウトドアスポット」として有名です。
– 岡崎の定番デートスポットを教えてください
(田村佳穂)
奥殿陣屋の花ぞの苑では、春はチューリップやバラ、夏はひまわり、秋はコスモスと四季折々の花が咲きそろいます。花の甘い香りが漂い、雰囲気は抜群。一面が鮮やかな花で埋め尽くされ、写真映え間違えなしです!
園内散策の後は、書院でぜんざいやお抹茶など、和スイーツを味わうことができます。縁側で日本庭園を眺めながら、ほっと一息つける、ゆったりとした時間を過ごせますよ。
まったりと一日中楽しめる奥殿陣屋は、デートにぴったりの場所です!
(平野友菜)
岡崎市のおすすめ定番デートスポットは『南公園』です!
春には20種約200本の梅が咲き乱れる、岡崎市内最大の梅林があります。また、ゆっくりピクニックなどができる広場やガッツリ運動のできるテニスコートなど、カップルで行けば一日中楽しめること間違いなしです。
美味しいものもたくさん!岡崎の食の魅力とは?
お城から大自然まで、見どころ満載の岡崎ですが、足を運んだら楽しみたいのはやっぱりご当地グルメ。岡崎にはどんな美味しいものがあるのでしょうか?
– 岡崎のイチオシご当地グルメを教えてください
(田村佳穂)
私がご紹介する「いがまんじゅう」は岡崎市民から広く愛されるソウルフードです。あんを米粉で包み、表面に着色したもち米をつけたお菓子で、三河地方独特の風習として、桃の節句に飾ったり食べたりするんです!岡崎のいがまんじゅうは、ピンク・黄色・緑で作られており、ピンクは桃の花、黄色は菜の花、緑色は新芽を意味するそう。
また、カレーパンもオススメです。「おかざきカレーパン」は2019年8月に東京で開催された「第5回ふるさと甲子園」で、「世界の誇る逸品大賞(ごはん・パン・麺類部門)」でグランプリを獲得したことがそもそもの始まりです。2021年5月現在、市内の24店舗でバラエティ豊かなカレーパンを販売しています。合言葉は、「岡崎に来たら、まずはカレーパン」です!
(平野友菜)
私のおすすめは岡崎市の名産である、八丁味噌を使った「味噌煮込みうどん」です。どの味噌煮込みうどんよりも、濃くてコク深い味噌煮込みうどんなので、とっても美味しいです!
最近のものだと、家康公スイーツ。市内和洋菓子店が考案した家康公の逸話などをモチーフに作られたお菓子です。現在は、岡崎市内13店舗で14種類のスイーツを販売しています。本当にどれも美味しくて、全制覇するのはあっという間だと思います!
– 岡崎のイチオシのお土産を教えてください
(田村佳穂)
「八丁味噌のカステラシフォン」です。江戸時代から天然醸造されているカクキューの八丁味噌と同じく江戸時代から普及していたカステラ生地を合わせた一品です。国産小麦を使用したシフォンケーキのようにふんわり軽い食感のカステラ生地と八丁味噌のコクのある深い味わいがとても合います。パッケージには文化庁登録文化財であるカクキューの社屋が描かれています。
変わり種では「八丁味噌キャラメル」。八丁味噌の風味を生かしたカクキューの赤だしみそを使用したキャラメルです。八丁味噌のコクと、中に入っているゴマの香ばしさがクセになり、一度食べたら病みつきになります。八丁味噌の塩味がキャラメルの甘さと合わさってあまじょっぱく、どこか懐かしさがある味わいです。
(平野友菜)
「オカザえもん味噌煮込みうどん」です。パッケージには岡崎観光伝道師の「オカザえもん」がデザインされているので、とても可愛いです。中の麺には「キリマルラーメン」小笠原製粉の麺が使われています。スープにはまるや八丁味噌が使用されているので、「これぞ岡崎のお土産!」と言えると思います。
合わせて「八丁味噌まんじゅう」もオススメです。岡崎市内の色んな和菓子店さんで販売されています。どれも各々の和菓子店さんの特徴が出ていて、八丁味噌をあんに練りこんだり、皮の部分に練りこんであったり、どのお店のお饅頭もとっても美味しいです!
岡崎のお祭り&合わせて楽しみたい歴史スポットは?
観光スポット、グルメに続いて紹介するのは「お祭り&歴史スポット」。おふたりのセレクトには「城&さくら」「花火」「鬼」など、岡崎ならではの要素が満載です!
– 岡崎の自慢のお祭りを教えてください。
(田村佳穂)
岡崎桜まつりです。このお祭りは1948年から続く岡崎に春の訪れをお知らせするお祭りです。日本さくら名所100選にも選ばれた岡崎公園とその周辺の乙川や伊賀川に約800本ものソメイヨシノが咲き誇ります。満開の時期には一面の桜の花がこれでもかと咲き競い、視界いっぱいの桜吹雪は圧巻。岡崎城との和を感じるコントラストも見ものです。また、岡崎城の夜桜は東海随一ともいわれています。ライトアップされた桜が夜空に浮かび上がる様子は、幻想的でとても美しい桜風景となります。
(平野友菜)
「岡崎城下家康公夏まつり花火大会」です!約2,0000発の花火が岡崎の花火大会の夜空を明るく照らすのが、本当にきれいです。花火は、仕掛け花火、百花園、金魚花火、各種スターマインなど、バラエティ豊かな花火が楽しめます。花火大会の会場には、たくさんの屋台が出ているので、家族や友人、恋人と一緒に、色んな食べ物を食べながら歩くのも、とっても楽しいです!
– 岡崎の歴史スポットを教えてください
(田村佳穂)
滝山寺をご紹介します。滝山寺は1300年前に創建された古刹。天武天皇の勅願により薬師如来を祀り、吉祥寺と名乗ったのが始まりとされています。
寺宝の聖観音・梵天・帝釈天三尊像は、鎌倉時代の第1の仏師運慶・湛慶父子の作として、国の重要文化財に指定されました。聖観音像は頼朝公の等身大で、仏身に御髪と御歯が納められています。岡崎市最古の和様建築物である山門、本堂ともに国の重要文化財です。
また、毎年旧暦正月の7日に近い土曜日に、鎌倉時代から続く「滝山寺鬼まつり」が開かれます。この祭りは春の到来を告げ、天下泰平、五穀豊穣を願います。運慶作の面をかぶった鬼と暗闇の中を乱舞する松明の火は必見です。
(平野友菜)
おすすめの歴史スポットは『大樹寺』です!
かつて、桶狭間の戦いで敗れた家康公が逃げ帰り、自害を試みたとき、住職から「太平の世を目指す」教えを受け、思いとどまったとされる、歴史的に大きな役割を果たしたお寺です。岡崎城から大樹寺を結ぶ約3kmの直線は「ビスタライン」と呼ばれ、歴史的眺望として約370年間守られてきています。春にはたくさん桜が咲くので、そちらもまた綺麗です。
岡崎の農産品&伝統工芸品と言えば…!?
岡崎の魅力はまだまだあります!最後に、岡崎の産業についても紹介していただきました!
– 岡崎自慢の農産品を教えてください
(田村佳穂)
「むらさき麦」です!
旧東海道の宿場町「藤川宿」では、松尾芭蕉の俳句でも詠まれるほど、むらさき麦の栽培が盛んです。むらさき麦は大麦の一種で、その名の通り茎から穂先までむらさき色に染まります。藤川町一帯では、5月中旬頃にむらさき色に色づく麦畑が眺められるのも楽しみのひとつです。
近年、このむらさき麦の魅力を伝えようと、うどん・パン・クッキー・ビールなどの約30種類を商品化、市内で販売し、岡崎の新しい特産品として人気を博しています。道の駅藤川宿では、むらさき麦を使用したメニューが豊富に味わえますよ。
(平野友菜)
私の地元自慢の農産品は『岡崎おうはん』です!
独立行政法人家畜改良センター岡崎牧場にて消費者ニーズに合わせて作られた、日本でも数少ない純国産鶏で、岡崎が誇るブランド鶏です。
お肉は、しっかりとした歯ごたえで、噛めば噛むほど旨味が感じられます。また、卵は黄身がとても大きく、他の卵と比べても濃厚さがまったく違います!
– 岡崎の伝統工芸品を教えてください
(田村佳穂)
「和蝋燭」は岡崎市が誇る伝統工芸品のひとつです。2016年の伊勢志摩サミットでは、贈答品として、市内の松井本和蝋燭工房の絵ろうそくが選ばれました。
江戸時代から300年以上続く製造方法を受け継ぎ、全工程を手作業で、職人さんが1本1本仕上げています。材料は純国産の「木蝋(ハゼの木)」のみが使用されています。
(平野友菜)
「三河花火」です。
昔は軍事用に用いられていた火薬を、家康公が天下統一を成し遂げた際に、鉄砲や火薬の扱いを厳重に管理し、原則として火薬を扱えるのは三河だけと決めたことから、三河花火の技術は全国でもトップレベルになったといわれています。今なお、昔からの伝統製法が受け継がれています。実際に、岡崎の花火大会でもたくさん綺麗な三河花火が見られますよ。
– ありがとうございました!最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。
(平野友菜)
私は自分の地元岡崎市ほど愛しい地元は無いと、胸を張って言えるほど、地元が大好きなので、今年一年間は相方の田村さんと共に、日本全国、世界に、素敵な岡崎市の魅力を発信していきます。頑張りますので、皆さんも「岡崎おでかけナビ」の公式HPやInstagramをチェックしてみてください!よろしくお願い致します。
2021観光大使おかざきの「田村佳穂」さん、「平野友菜」さん、ありがとうございました!美味しいグルメや自然・歴史スポット、もちろんお祭りにも詰まった岡崎の魅力。ぜひ現地に足を運んで触れてみてはいかがでしょうか?