2月といえば節分!全国各地の神社仏閣では、年男・年女を募って祈祷や法要と豆まきを行ったり、災厄の象徴として「鬼」に扮した人を追い祓う追儺(ついな)や鬼やらいの儀式など、様々なかたちの節分祭が行われます。
それと同時に、豆まきをしている絵柄や節分につきもののモチーフを描いたりなど、この時期限定の御朱印を用意している寺社もあります。今回は、そんな「節分御朱印」を全国から5つ厳選してご紹介します。
目次
【紅葉八幡宮】鬼面を描いた赤鬼と青鬼の御朱印
福岡県福岡市にある紅葉八幡宮では、県内最大級の石鳥居が参詣者をお出迎え。毎年節分には「節分厄除大祭」が行われ、盛大に豆まき神事が行われます。今年は残念ながらコロナ禍により豆まきは中止ですが、代わりに豆配りを開催。同時に、鬼面をつけた鬼たちが、境内や神楽堂で参拝者が来るのを待っています。
2月6日(日)までの限定頒布の御朱印は、紅葉八幡宮の鬼面を忠実に描いた2種類。赤鬼さんバージョンには豆が盛られた福升と花咲く紅梅の枝が、青鬼さんバージョンにはお多福と柊鰯(ひいらぎいわし)が一緒に描かれ、とても節分らしいデザインとなっています。混雑具合にもよりますが直書きにも対応していただけるそうです。
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【武雄神社】数量限定!デザイン的な書が美しい御朱印
愛知県知多郡武豊町にある武雄神社は、別名「月詠みの森」とも呼ばれ、中秋の名月には多くの文人墨客が境内に集い和歌を詠んだ月の名所でもあります。また、町名の「武豊」は、明治11年に武雄神社の「武」と隣村の豊石神社の「豊」、両氏神の頭文字を取って名付けたという全国でも類をみないものです。
そんな武雄神社の節分限定御朱印は「福は内、鬼は外」と書かれた書の横に可愛いお多福や鬼、そして豆のイラストが描かれています。「外」の字をよく見ると鬼の金棒になっているところや、「豆」の字がさりげなく大豆になっているところにも注目です。2月1日から頒布開始の枚数限定御朱印となっています。
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【猿江神社】猿が豆をまいて小鬼たちを追い払う!
東京都江東区に位置する猿江神社では、朱印に墨書きの社名という一般的な御朱印のほか、年中行事や季節ごとに色や絵柄の異なる様々な期間限定御朱印が用意されています。
ここ数年の節分には、社名に掛け「猿」のシンボルキャラクターが描かれた2月限定の御朱印が登場。今年も2月1日~2月28日まで「節分追儺式限定御朱印」を頒布しています。
実際の豆まき行事は中止となってしまいましたが、せめて御朱印で節分を味わえるようにと、猿が勇ましく豆をまき小鬼たちが退散する様子が描かれています。
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【村屋神社】悪疫退散!アマビエだって豆をまく
奈良県磯城郡田原本町に鎮座する村屋坐弥冨都比売神社(むらやにいますみふつひめじんじゃ)、別名・村屋神社は、大物主(おおものぬし)と三穂津姫(みほつひめ)の夫婦神を祭っているため、縁結びの御利益で知られていいます。
御朱印はその月の花と女性を組み合わせたイラストものや、三穂津姫を描いたものなどいろいろありますが、アマビエを描いた一連のシリーズも人気があります。中でも今年の節分御朱印は、全国的に猛威を振るうオミクロン株の象徴のような赤い鬼=コロナ鬼を、アマビエが退治するイメージで描かれたもの。飾っておけばその力強いタッチに、疫鬼も思わず逃げ出していきそうです。
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【櫻井子安神社】陽気なうさぎたちと、福徳円満の縁起物
千葉県旭市の櫻井子安神社には、子宝や安産、縁結びなどのご利益を求めて多くの方が参拝に訪れますが、毎月異なるかわいいデザインの御朱印がいただけるのも人気の秘密でしょう。
今年の節分シーズンには「豆まき」のタイトルで、鬼役とそれを追いかけてひたすら豆をまく、陽気なうさぎたちの御朱印が登場。通常サイズ、ミニサイズ、見開きサイズと3つのサイズがあるそうです。
また、2月の月替わり御朱印にはもう一種類、「立春・福徳円満」という御朱印も。こちらはお多福の顔に鬼の顔、柊鰯と豆の入った福升、紅白の梅の木が随所にあしらわれています。どちらも欲しくなる素敵なデザインですね。
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まとめ
この記事では、節分の時期限定の御朱印を5つご紹介しました。個性豊かな御朱印は、参詣の証としてぜひいただきたいものです。
インスタグラムやツイッターなどのSNSを通じて、限定御朱印の配布時期やデザインを知らせている寺社も多くあるので、お気に入りの御朱印を見つけてから足を運んでみるのも良いかもしれません。