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博多祇園山笠の豆知識と見どころ徹底解説!博多グルメ情報もお届け!

2023/6/30
2024/5/21
博多祇園山笠の豆知識と見どころ徹底解説!博多グルメ情報もお届け!

7月に入ると、山笠一色となる博多の街は、一年の中で一番活気のある季節!
博多祇園山笠で最も人気のあるのが、集団山見せ(毎年7月13日)と追い山(毎年7月15日)でしょう。今回は、はじめて博多祇園山笠を見物する方に役立つよう、博多祇園山笠の見所を徹底解説していきます。

(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2023年6月30日 編集部更新)

博多祇園山笠の概要

博多祇園山笠は1241(仁治2)年、疫病除去のためにはじまったと言われ、2019年で778年目となる歴史あるお祭りで「国の重要無形民俗文化財」にも指定されています。福岡市博多区の博多部(御笠川から那珂川間の地域)とよばれる地域で行われるお祭りで、博多の総鎮守「櫛田神社」に祀られる素戔嗚尊(祗園宮)に奉納される神事です。

博多祇園山笠は、博多地域(博多部)の中で「流」という組織で祭りを行います。これは豊臣秀吉により1587(天正15)年に施行された「太閤町割り」(博多町割り)が起源とされており、現在では七流(千代流・恵比須流・土居流・大黒流・東流・中洲流・西流)で組織されております。

2019年は千代流が一番山、2020年の千代流は七番山、恵比須流が一番山と順番に回っていきます。2023年は土居流が一番山です。一番山になった「流」のみ、櫛田入りで博多祝い唄「祝いめでた」を唄うことができます。「祝いめでた」を唄っている間は櫛田入りタイムに含まれません。

ちなみに…櫛田入りと聞いて「?」と思った方は下記の動画をご覧ください!要は山のタイムアタックのことです(笑)

 


博多祇園山笠 山留め(追い山スタート地点)

4時59分に時計係の太鼓の合図で約1トンの一番山がスタートし、櫛田入りをした一番山は櫛田神社の中央にある「清道」を周り、一旦山笠を止め頭に巻いている手拭(てのごい)を外して「祝いめでた」を唄います。「祝いめでた」を唄ったのち、手拭を頭に締め直し博多の街(約5キロ)を全力で走り抜けていきます。一番山から七番山は5分おきに櫛田入りをしてタイムを競います。


一番山 西流(2018年7月15日撮影)

櫛田入りタイムと全行程5キロ(追い山ならしの全行程は約4キロ)のタイムを競いますが、櫛田入りタイムは博多祇園山笠公式HPや新聞、ニュースでも発表されます。約1トンの山笠を走らせながら次々と担ぎ手が交代していく技は必見です!


六番山 東流(2018年7月15日撮影)


追い山決勝点(福岡市博多区須崎町)

桟敷席のチケット販売

桟敷席のチケットは、毎年6月26日に櫛田神社にて販売され、毎年早朝の販売時に即完売になります。
・追い山ならし:3,000円(毎年7月12日)
・追い山:7,000円(毎年7月15日)
※各300枚のみ、1人1枚限り。
※櫛田神社の桟敷席は毎年7月12日と7月15日以外は無料開放されています。

博多祇園山笠の日程


長法被を着た博多の男たち(山笠期間中、長法被姿はスーツと同等扱いとされる)

博多祇園山笠は、毎年日付固定で開催されています。
博多部に住む博多っ子は「山のぼせ」といい、山笠期間中は、子供も大人も山笠に夢中になります。

※下記は2023年の日程です。

7月1日(土) 各流地域 注連おろし(恵比須流は6月1日) 御神入れ(飾り山から順にはじまる)
7月1日(土) 福岡市東区箱崎浜 当番町お汐井取り
7月1日(土)

7月2日(日)

櫛田神社

川端通商店街周辺

子供山笠

小学生男子の舁き山

(博多小、RKB博多)

櫛田神社の桟敷席は無料開放されます。
7月9日(日)18:00〜 福岡市東区箱崎浜 全町お汐井取り 各流順次スタート
7月11日(火)早朝 各流エリア 朝山
7月11日(火)午後 各流エリア 他流舁き
7月12日(水)15:59 櫛田神社~奈良屋町4キロ 追い山ならし
7月13日(木)15:30 呉服町~福岡市役所(天神) 集団山見せ 山笠奉納花火の合図で山笠がスタート
7月14日(金) 各流地区及び櫛田神社など 流舁き 櫛田入りを行う流もあります。
7月15日(土)

4:59~

櫛田神社~廻り止め(須崎町)5キロ 追い山 山笠のフィナーレ


博多の総鎮守 櫛田神社

<山笠の断ちごと>

博多祇園山笠は、山笠を神様に奉納する神事です。博多祇園山笠に参加する人は、山笠期間中に守らなければならないことがあります。

キュウリ断ち
キュウリの断面が櫛田神社の紋に似ていることから山笠に関わる人たちは、山笠期間中はキュウリ断ちをします。山笠期間中は博多の小中学校の給食にもキュウリが入っていません。

女人断ち
山笠期間中、山笠に出る男たちは、女性との接触を避けます。これは、山笠の始まりに体を清める(お汐井取り)7月1日から山笠の奉納が終わる7月15日まで怪我がないようにとの意味もあるそうです。山笠に出て怪我をすると、女人断ちの掟を破ったのでは?と疑われますので山笠参加者は気を引き締めて山笠に集中します。昔の博多祇園山笠は女人禁制のお祭りでしたが、最近では女の子(小学生くらいまでの女子)も山笠に出ることが許されています。

博多祇園山笠の見所を徹底検証

山笠は、大きく分けると「走る山笠」と「飾り山」の二種類があります。各流が毎年テーマを考え、博多人形師により山笠の飾り物が作られます。走る山笠は七流の各町内に設置されており、飾り山は福岡市内に14基が飾られます。10~15mに及ぶ飾り山はとても豪華です。昔は飾り山も全工程を走っていたそうですが、現在は櫛田入りのみ上川端通の飾り山が八番山として「櫛田入り」のみを走ります。


八番山・上川端(川端ぜんざい広場にて)

<飾り山の見所>


櫛田神社境内の飾り山

飾り山は、博多駅前、呉服町交差点付近、川端通商店街、天神などで山笠期間中(毎年7月1日~7月15日朝まで)飾られます。櫛田神社、川端通の博多ぜんざい広場では、一年中飾り山を見ることができるので山笠のシーズンオフに博多を訪れても飾り山を楽しむことができます。


上川端商店街

博多リバレイン~上川端通商店街(走る飾り山もあり)間では5基の飾り山を見ることができるのでオススメです!

<走る山笠の見所>


二番山 千代流(2018年7月15日撮影)

走る山笠は、毎年7月12日の追い山ならし、7月13日の集団山見せ、7月15日の追い山がオススメです。各町内の流舁きも迫力がありますが、各流によって時間帯がまちまちなので難易度が高い見物となり、ビギナー向けではないです。


博多祇園山笠・最大難所(福岡市博多区冷泉町)

  • 博多祇園山笠の穴場スポットをご紹介

はじめての山笠見物でも大丈夫!博多祇園山笠の穴場のスポットをいくつかご紹介します。

集団山見せの穴場スポット


福岡市博多区呉服町 集団山見せスタート地点

毎年7月13日の集団山見せは、15:30に呉服町~福岡市役所間を七流の山笠が走ります。本来、走る山笠は博多部内で走りますが、集団山見せのみ那珂川を超えて天神(福岡市)まで山笠が走るのでコチラも必見です!
山笠に有名人が台上がり(山笠に乗って指揮を執る人)をするのも集団山見せの楽しみです。明治通りの呉服町~天神間の通り沿いであれば、どこからでも走る山笠を見物できます。


リバレイン前 福岡市営地下鉄・中洲川端駅を出てすぐ


集団山見せコースマップ

  • 追い山・追い山ならしの穴場スポット


櫛田神社前(追い山ならし・追い山 櫛田入りスタート付近)


コースマップ(博多祇園山笠公式サイトより抜粋)

追い山は毎年7月15日の4:59(追い山ならしは毎年7月12日の15:59)に一番山が櫛田入りし5分間隔に七番流が櫛田入りをし、決勝点に向け博多の街を走ります。

櫛田入りのメイン会場である「櫛田神社」周辺は身動きできないくらい人が多く危険ですので追い山と追い山ならしでの見物は「大博通り」呉服町~祇園町付近間がオススメ。


大博通・呉服町交差点(福岡市博多区上呉服町)

より走る山笠の臨場感を味わいたい方は、大博通り近くの御供所通り~旧東町筋間がオススメですが狭い道を山笠が走り、容赦なく清い水が飛び交うので、見物の際は十分注意してください。


旧東町筋(福岡市博多区上呉服町)


追い山(旧東町筋付近)七番山 中洲流(2018年7月15日撮影)

博多祇園山笠周辺のおすすめグルメ

博多といえば真っ先に「とんこつラーメン」を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は博多が「うどん発祥の地」ということをご存知でしょうか?山笠発祥の地でもある「承天寺」(福岡市博多区博多駅前一丁目)には「山笠発祥の地の碑」の他に「饂飩蕎麦発祥之地の碑」「御饅頭所の碑」博多織の起源「満田弥三右衛門の碑」があります。


山笠発祥の地の碑(福岡市博多区博多駅前一丁目・承天寺)


饂飩蕎麦発祥之地の碑(福岡市博多区博多駅前一丁目・承天寺)

博多祇園山笠をより楽しむために、山笠エリア周辺に焦点をしぼり博多の地元民がこよなく愛する「うどん屋さん」をご紹介します。博多のうどんの麺は太くてコシがないのが特徴です。しっかり出汁のきいたスープに極太のうどん麺が入り、薬味のネギは基本かけ放題です。博多っ子は、うどんを注文する際のトッピングは「丸天」か「ごぼう天」(ごぼうの天ぷら)かの2択で非常に悩みます。悩みに悩んで「ごぼう天うどん」を注文する人が多いかもです(笑)

<博多エリアでオススメのうどん店>

  • みやけうどん

「孤独のグルメ」でも紹介された、知る人ぞ知る博多うどんの老舗。創業は昭和29年で大正時代の建物は今も健在。大きなうどんの提灯が出ていれば営業中です。

カウンター数席と古いテーブル席(6席)には動かない木の椅子が設置されています。メニューは少なく、温かい「うどん」と「そば」に6種類のトッピング、サイドメニューは「いなり」のみ。

注文をすると、大釜に太い博多麺を入れ、大きな徳利に入った出汁を掛けてでてきますよ。


ごぼう天うどん

所在地:福岡市博多区呉服町10-24
電話番号:092-291-3453
営業時間:11:00~18:00(土曜日は17:00)
定休日:日曜日・祭日

かろのうろん

TV番組にもたびたび登場する有名な「かろのうろん」は明治15年創業で博多最古のうどん店と言われる名店です。うどんメニューには全て「○○うろん」と書かれています。うどんの他に「かしわのおにぎり」や「いなり」を食べるのも博多流です。残念ながら店内は撮影禁止だそうです。

所在地:福岡市博多区上川端町2-1
電話番号:092-291-6465
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日(ただし祭日は営業)

  • 博多あかちょこべ

うどん発祥の地、博多をイメージして店主が精魂込めて作った古式胚芽麺は、喉越しもよく絶品です!


博多あかちょこべ店主(井上 裕之氏)

博多を代表する「ごぼう天うどん」も人気メニューですが、やかんの中に入った「ずぼらうどん」や「元祖キーマカレーうどん」という人気メニューもあります。

ごぼう天うどん とろろ昆布かけ放題です

桜えび天うどん

博多祇園山笠のメイン会場でもある「櫛田神社」からも歩いてすぐのところにあり、お昼のワンコインランチでは2種類のトッピングが選べます。

ワンコインランチ・トッピングうどん 日曜もランチあり
夜の部は、うどん居酒屋となり、海外からの熱狂的なファンも多い。

所在地:福岡市博多区冷泉町7-10
電話番号:092-271-0102
営業時間:月~土 昼の部11:30~14:00
夜の部18:00~23:30
日・祝 11:30~14:00
定休日:不定休

  • ウエスト川端店

福岡を中心に展開中のうどんチェーン「ウエスト」ですが今は、九州地区だけでなく関東にも進出している様ですね。

「ウエスト」川端店は上川端商店街の中央付近に位置し、24時間営業なのでお隣の中洲で飲んだ後、締めにウエストのうどんを食べる方も多いようです。うどんのトッピングメニューは豊富で、注文してから揚げてくれるのでいつも「アツアツの天ぷら」がうどんに乗っかってきます。
代表的なメニューは、「ごぼう天うどん」・「かき揚げうどん」・「肉うどん」などが人気ですが、季節限定の「いも天」うどんもオススメです。

季節限定「いも天うどん」

博多名物の「もつ鍋」300円(17時から)も人気メニューですよ。九州のウエスト店舗ではネギが入れ放題です。

所在地:福岡市博多区上川端町6-142 赤い家1F
電話番号:092-281-0560
営業時間:24時間営業
定休日:年中無休

博多の街を散策して疲れたときに食べる博多のうどんは格別!

博多のソウルフード番外編

川端ぜんざい広場

川端ぜんざいは、大正初期に上川端で創業したのがはじまりです。その当時、珍しかった「甘いぜんざい」が食べられるお店と博多庶民に親しまれましたが、残念ながら昭和60年に閉店となりました。

昔はテーブルに大きな器に山盛りの「たくあん」が置いてあり、たくわんを食べながら、大きなどんぶりに入った甘いぜんざいを食べるのが川端ぜんざいでした。甘いぜんざいを少し食べて、たくわんを沢山食べなきゃ、甘くて大変!といった感じでした(笑)その当時のメニューは大・中・小のぜんざいのみでしたが、川端の名物となり人気があったため、なんとか川端ぜんざいを復活させようと地元商店街が開店営業することになったそうです。現在は味が改良され、昔みたいに甘くないとっても美味しいぜんざいです。

川端ぜんざい広場の店内には、8番山・上川端商店街の走る飾り山が展示されており山笠にまつわる物も展示されています。

博多祇園山笠 役職手拭(てのごい)

長法被(ながはっぴ)当番法被ともいう 流・町内によって柄が違います。

ぜんざいは一杯500円。夏季限定の氷ぜんざい(500円)も人気。

所在地:福岡市博多区上川端町10-256
電話番号:092-281-6223
営業時間:金・土・日 11:00~18:00【山笠期間中(7月1日~7月14日)は毎日営業】

博多一番太鼓

博多の夏の風物詩といえば、福岡市内をリヤカーで移動販売する「博多一番太鼓」の「わらび餅」。創業70周年記念として、大パック(500円)を購入すると「もなか」を5枚サービス中でした。

パリッパリのモナカに入った冷たいわらび餅は100円。わらび餅のおじさんが、近くを偶然通りかかったら是非食べてみてくださいね。

博多祇園山笠が終わると、博多の街は梅雨が明け夏本番となります。最後まで読んで頂きありがとうございました。

トップ画像:WorldStock / Shutterstock.com

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