※2021年は新型コロナウイルス蔓延の影響で宝恵駕（ほえかご）行列 は中⽌となりました。2022年には無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。詳しくはHPをご確認ください。（2020年12月1日 編集部）
大阪をはじめとする関西圏にて、初詣以上の盛り上がりを見せるとも言われる「十日えびす」が2021年も開催されます。毎年1月10日、大阪・ミナミの繁華街には今宮戎神社の十日戎に合わせて宝恵駕（ほえかご）行列が現れ、平日であろうがお構いなしに街はお正月のようなムードに包まれます。
関東在住の筆者は十日えびす初体験！「宝恵駕行列」「福娘」「福笹」などの文化はとにかく新鮮で、新しい発見に満ち溢れていた2019年「十日えびす」の様子をご紹介します！
（この記事は2018年に公開されたものを再編集しています。 2020年12月1日 編集部更新）
目次
大阪・ミナミの中心、グリコの看板でおなじみのえびす橋には「戎舞台」が！
大阪に来たら一度は記念に訪れたい「えびす橋」。そのたもとには伝統芸能や演奏の奉納を行う「戎舞台」が臨時設置され、2019年は文楽「寿式二人三番叟」などが披露されました。
午後には宝塚やよしもとのお笑い芸人さんによるステージが披露されたとのことで、大阪らしさが満ち溢れていますね。宝恵駕行列は出発後しばらくしてこの戎舞台に立ち寄り、参加者を増やしながら今宮戎神社へと向かいます。
福娘のみなさんがとにかく可愛い！
噂には聞いていましたが、福娘さんは本当に美人さん揃いでした！2,800名の応募から厳正なるオーディションを勝ち抜いた方々なだけあって、その美貌だけでなく立ち振る舞いも美しい！目線をお願いしたらニコッと微笑んで写真に収まってくれるのですが、その笑顔がまた上品なんです。
福娘を選ぶオーディションはテレビ放送されるほどの注目度とのこと。噂には聞いていましたが、実際に目にすると本当に綺麗な方々で驚きました。
今宮戎神社では福娘のみなさんが「福笹」に縁起物の飾りを付けてくれるとのこと。次回はぜひお願いしたい！
宝恵駕（ほえかご）行列はこんな感じ！
「宝恵駕（ほえかご）行列」。1月10日の午前には今宮戎神社への参拝行列が、｢ほーえかーご、ほーえかーご」の声に合わせて練り歩きます。出発式の後、戎舞台を含めた各所で参加者を増やしながら行列は今宮戎神社へ。
鯛神輿には沿道の方々が「起請文」の矢を刺し、今宮戎神社まで運んでもらうそうです。
今宮戎神社も福笹を求める人々で平日の午後から大盛況！熊手も！
2019年の1月10日は平日の木曜日でしたが、午後の時間帯でも多くの人が訪れていました。今宮戎神社の周辺には熊手や食べ物など、数々の屋台が軒を連ねて大にぎわいです。
商売繁盛で笹もってこい♪のフレーズがエンドレスで流れています。人々の手には福笹が。
ここにも福娘さんが。福笹に縁起物を付けてくれるそうです。
熊手を買い求める人々
大小様々な熊手が並びます
夜はもっと多くの参拝客で賑わうとのことです。商売繁盛の神様である「えべっさん」、商人の町・大阪での存在感は絶大ですね。