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仮面のお祭りとしても親しまれる「来訪神 仮面・仮装の神々」がユネスコ無形文化遺産登録へ

2018/10/25
2020/6/5
仮面のお祭りとしても親しまれる「来訪神 仮面・仮装の神々」がユネスコ無形文化遺産登録へ

秋田のなまはげ、悪石島のボゼ、宮古島のパーントゥなど、「仮面のお祭り」としても親しまれる「来訪神(らいほうしん) 仮面・仮装の神々」が11月26日からモーリシャスにて行われるユネスコ政府間委員会にて登録が正式に決まる見込みとなりました。

ナマハゲなど「来訪神」、ユネスコ無形文化遺産登録へ
https://www.asahi.com/articles/ASLBC56R1LBCUCVL01D.html
朝日新聞(2018.10.24)

「ナマハゲ」無形遺産登録へ ユネスコ補助機関が勧告
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36870230U8A021C1CR8000/
日本経済新聞(2018.10.25)

無形文化遺産登録を勧告された「来訪神」は以下になります。

①男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)

②吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)

③米川の水かぶり(宮城県登米市)

④遊佐の小正月行事(山形県遊佐町)

⑤能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)

⑥見島のカセドリ(佐賀市)

⑦甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)※

⑧薩摩硫黄島のメンドン(同県三島村)

⑨悪石島のボゼ(同県十島村)

⑩宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)

※は2009年に登録済み

引用:https://www.asahi.com/articles/ASLBC56R1LBCUCVL01D.html 朝日新聞(2018.10.24)

それぞれが地域におけるコミュニティ形成において重要な役割を担っていることも登録申請の要因となっていました。

来訪神は、正月などに仮面をかぶったり仮装したりした人が「神」として家々を訪れ、幸福をもたらすとされる行事。10件はいずれも国の重要無形民俗文化財に指定されている。政府は「地域の結びつきや世代を超えた交流を深める絆の役割を果たし、伝承されてきた」と評価し、2017年3月に登録申請していた。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36870230U8A021C1CR8000/日本経済新聞(2018.10.25)

政府は2011年に「男鹿のナマハゲ」が単独での登録を見送られた経緯から、「来訪神 仮面・仮装の神々」をグループとし、甑島のトシドンを拡張する形での登録を目指していました。

10件のうち「甑島のトシドン」(鹿児島)は、09年に単独で登録された。その後、追加で登録を目指した男鹿のナマハゲが「トシドンと類似している」との理由で見送られたのを受け、政府は、トシドンやナマハゲなど複数の行事をまとめて一つの遺産とみなす手法に切り替えた。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36870230U8A021C1CR8000/日本経済新聞(2018.10.25)

今回のユネスコ無形文化遺産への登録が、日本の伝統文化や地域創生にとっての新たな追い風となることを期待したいですね。

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