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湯河原でハロウィン花火!車でも歩きでも安全に楽しめる。

2020/11/4
2020/11/6
湯河原でハロウィン花火!車でも歩きでも安全に楽しめる。

湯河原温泉海上花火大会とは

涼しいから肌寒いに変化するこの季節、温泉が恋しい。湯といえば湯河原。近隣の箱根・熱海・伊東などと共に一大温泉リゾートエリアを形成している。GoToトラベルでは東京からの距離もほどよく、泊まりはもちろん日帰り旅行の設定もあり、ゆったり・手軽のどちらでも楽しめる。

湯河原の花火は「湯河原温泉海上花火大会」と称し、例年なら7月の連休と地元の「湯河原やっさまつり」に合わせて8月3日に海水浴場の沖合で打ち上げられるのだが、今年は中止になってしまった。また、秋シーズンにも3度目の打ち上げがありその先行きが危ぶまれていた。

が、10月31日「ハロウィン花火」として開催が決定。実に喜ばしい。

湯河原駅前湯河原駅前にはポスターやのぼりがたくさん。

中止そして復活の経緯

開催に先立ち、主催者である湯河原町観光課にいくつかの質問させていただいた。まずはイベントそのものについて。

– 開催の経緯は?
– 春先からイベントが中止になっていたことやコロナ禍の生活を強いられている町民に元気を与えるために。また、ハロウィン実行委員会が開催しているハロウィンイベントの代替案として花火大会の開催を模索していたことから、湯河原町主催、ハロウィン実行委員会共催で開催する運びとなりました。観光課としてもこれを機にコロナ対策をしながらイベントを実施していきたいと考えております。

– 再開に対する反応は?
– 町民からは好意的に受け止められており、開催することについてのクレームはいただいておりません。また、報道機関からは、どのようにコロナ対策をして実施するのかという問い合わせをいただいております。

– 同じく花火大会を再開している熱海については?
コロナ対策など参考にさせていただいております。

感染症に気を付けてGoTo湯河原

続いて今回新たに行われた取り組みについての質問だ。

– 観覧場所について
– 町民向け観覧場所の申し込み状況は80人程と6割です。湯河原海水浴場につきましては、砂浜を夏開催時と同様開放しています。

これは補足説明をする。通常であれば海岸が観覧客でにぎわうが今回は観覧場所の分散のため施設屋上などにビュースポットを設けた。無論ここが密になっては意味が無いので利用は事前申し込み制である。また高台の農道に一方通行制限をかけ、車を停めて花火鑑賞OKと周知された。

– FMラジオでの放送について
三密を避けるために車窓からのビューポイントを設けましたが、花火だけでなく、エフエムラジオの実況生放送を聴きながら、両方楽しんでもらおうという発想で実施することにしました。7:30~8:30までの放送になりますが、パーソナリティのほか、ハロウィン実行員の有志が番組を盛り上げる予定です。

最後に花火についてだが、打ち上げ場所と打ち上げ発数は変わらず。一方で打ち上げ時間が30分から15分に短縮されている。また、当日聞いたラジオ放送によると小さめの花火の割合が増えているとのこと。

15分ならば子供連れでもほぼトイレの心配がいらないだろう。いっそホテルや旅館から見るのもよい。宿泊時に聞いてみよう。もし旅先でこんな花火が見られれば実にお得感がある。少しくらい予算を奮発しても元が取れそうだ。

打ち上げ花火、山から見るか?浜から見るか?

せっかくなので新たに設定された山のビュースポットを紹介しよう。JR湯河原駅から徒歩15分ほどの斜面の先にある。ただの農道なのでトイレやコンビニには期待はできないが、なかなかの爽快な眺め。ましてや今日は花火。夜景が映えそうだ。

花火当日の立て看板一方通行の告知看板。蜜を避けるため大規模な警備員の動員はないものの、こうした準備には頭が下がる。

高台の見晴らし農道からの眺め。ところどころ木で見えにくいところもあるが、道幅も広くいい雰囲気だ。

実は湯河原のこのあたりは花火写真を撮る人たちには有名なスポット。この日も、まだ日が高いうちからスタンバイしているカメラマンを見つけた。私はとある目的があり、本日は浜に出てみた。10月末なので海水浴客はいないが、サーファーはまだまだ元気。それにしても少し時間が早すぎたようでガランとしている。

湯河原海水浴場海の中にいるのはサーファー。奥の方を見ると陸地にも多少の人。

密対策の看板密対策がここにも。とはいえ、浜は吹きさらしでけっこう寒いので場所取りする人はいない。

30分前からラジオ放送を聞きながら花火を待つ。ちゃんと、ラジオでも開幕のカウントダウンがあった。

ハロウィン花火開幕実にハロウィン花火っぽい開幕。普段、湯河原海上花火大会では湯河原マスコットキャラクター「ゆたぽん」花火が打ち上がるのだが、この日だけの特製ハロウィンかぼちゃ花火も上がった。

カラフルな花火これまたとんでもない色の花火。どこかで見たなというあなたは鋭い!前回レポートした「the 絶景花火」の極彩色の花火と同じ会社の花火なのだ。

海面に開く花火湯河原名物、海上花火。打ち上げの台船から斜め前方に打ち出している。昔はもっと空中で開いていたが、水面すれすれに打ち方が変わった?

打ち上がりだすとやはり15分は短く、あっという間に終わってしまったが、駆け足ながらいつもの湯河原花火のメニューをきっちりこなした感じ。久しぶりの大玉(10号玉)に酔いしれた。湯河原町観光課によれば今後もこうした形式での開催を検討されるとのことなので、期待して待とう。

家路につく人々花火が終わってふと見ると密というほどではないが人がいた。花火も見てもらえてよかったね。

映像がないのに何を放送するのだろうかと思っていたラジオも、各地のビュースポットの観客の入り、花火の舞台裏、打ち上げ花火の小ネタなどで楽しめた。他の地域でも積極的にやってみてはどうだろうか。

謎の花火はるか海の向こうに上がる、謎の花火。

そして先ほど述べた「とある目的」がコレ!この日は22km先の伊東温泉でも花火の日だった。このように冒頭触れた湯河原・伊豆・伊東・箱根の一帯では比較的頻繁に花火が上がっている。短時間で場所取りいらずの花火、温泉旅行のアクセントに加えてはいかが?

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