笠間稲荷が舞台
茨城県中央部に位置する笠間市。陶器の笠間焼の生産地として有名で、古くからは笠間稲荷神社の鳥居前町として発展してきた街です。その笠間稲荷神社で毎年10月から11月にかけて行われているお祭りがあります。「笠間の菊まつり」です!
日本最古の菊の祭典とも言われるこちらのお祭りですが、2021年は今年を代表する題材をモチーフにした菊の展示も行われているんだとか。どのような菊が見られるのか、お祭りの様子をご紹介していきます!
300種、1万鉢が彩る
笠間の菊まつりですが、なんと今年で114回目を重ねるお祭りです!元々は、日露戦争で疲弊した人々を和ませようと、当時の宮司さんのアイデアではじまったお祭りなんだそうです。今では300種、1万鉢もの菊が咲く盛大なお祭りになっており、地域の方をはじめ各地からたくさんの参拝客が来ています!
それでは秋の色づきを感じられる参道を進み、お祭りを見に行きましょう!
境内の入口には、菊で彩られた手水鉢が!スタートからテンションが上がりますね!
お稲荷さんと言うことで、境内には狐がたくさんいます。
その狐が、菊をまといお出迎えです!
狛犬のようにたたずむ、菊狐もいました!
まずは社殿へとお参りをしましょう!
社殿の周りにもカラフルな菊が咲いていて、これは絶景ですね!
社殿も赤、黄、オレンジ等、様々な色の菊で彩られています!
だるま型の立派な菊が、境内各所で咲き誇っていました!
社殿を取り囲む回廊も、菊の展示場所になっています。朱の柱とのコントラストが美しいですね!
盆栽になった菊の展示も見どころです!小さいながら凛とした花は見応えがあります。
今年の顔が菊人形に!
2021年ももう締めくくりに近づいていますが、今年を振り返れる菊の展示が行われている笠間の菊まつり。まずは聖火ランナーが登場です!
シンボルマークもありました。夏の興奮が思い出されますね!
こちらは、まもなくクライマックスを迎える大河ドラマ「青天を衝け」でおなじみの、渋沢栄一と徳川(一橋)慶喜です。立派な菊人形ですね!
その近くには、巫女舞を踊る菊人形もありました。
境内の奥の方には、一部物販を行う屋台も出ていました。地元の名産品が手に入ります!
入口へ戻ってきて参道を見上げると、カラフルな和傘の装飾が。菊まつりに合わせた試みです!
参道横の仲見世通りにもお土産もの屋さんが並びます。こちらもぜひチェックしてみてください!
街中にも広がる菊まつり
笠間の菊まつりは、笠間稲荷神社だけでなく街中にも広がっているのが特徴です!鳥居前町のお店の前にもずらっと菊が並んでいますよ!
複数個所ある広場にも、菊スポットが設けられていました。
かさま歴史交流館 井筒屋の菊も見どころです!明治中期に建てられた木造三階建てが、菊で飾られています。
お庭にも彩り様々な菊が飾られ必見です!
街を照らす常夜灯も菊スポットに。この3つのスポットはいずれも笠間稲荷神社近辺にあり、歩いていくことができます。ぜひ足を運んでみてください!
名物・そばいなり
稲荷神社と言えば、名物としていなり寿司を売るお店が各地存在しています。笠間稲荷神社の鳥居前町にもやはりありました!
その中でも一風変わったいなり寿司を出しているお店がこちら、お蕎麦屋さんです!
噂のいなり寿司をテイクアウトで購入させていただきました。見た目は普通のいなり寿司ですが・・・。
中を開けて見てびっくり!なんとお蕎麦が入っている、そばいなりなんです!
たっぷりと入ったお蕎麦に、甘じょっぱい油揚げがめちゃくちゃ合います!これはぜひお試しいただきたい笠間名物ですね!
アクセス
公共交通の場合:JR笠間駅より徒歩約20分。JR友部駅よりかさま観光周遊バスに乗り換え、笠間稲荷神社バス停下車で約20分。
お車の場合:北関東自動車道 友部ICより約15分。常磐自動車道 水戸ICより約20分。無料境内駐車場あり。
笠間の菊まつりは毎年10月から11月にかけて開催されています!ぜひ、日本最古の菊の祭典を見に来てみてください!