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7月の奇祭ハンパないって! 海の中にめっちゃ神輿投げ込むとか、そんなんできひんやん普通【2019年版】

7月の奇祭ハンパないって! 海の中にめっちゃ神輿投げ込むとか、そんなんできひんやん普通【2019年版】

世間的には、お神輿主体の祭りから盆踊りへと、徐々に祭りの内容がシフトして来るこの時期。7月は七夕祭りも各地で盛況ですよね。そんな中、ハンパなく個性的過ぎる異彩を放つ夏の奇祭を10個選びました。内容が濃過ぎて胸焼けする濃縮のラインナップをどうぞ!

①潮かけ祭り【三重】

公益社団法人 三重県観光連盟のホームページより

780年余の伝統を誇る三重の奇祭で、海の安全と大漁を祈願するオマツリ。海の女神・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が大島の祠に里帰りするのを祝い、漁師や海女がアワビなどその日の収穫物をお供えし、人同士・船同士が海水をかけ合ったり、海に投げ入れたり(ハンパない!)する天下ご免の奇祭。花火大会や荒波太鼓の演奏、夜店でもにぎわいます。

■日時:2019年7月2日・3日(※2日は前夜祭、毎年旧暦の6月1日に開催)
■場所:和具漁港魚市場周辺(志摩町和具)
■交通:近鉄鵜方駅から三交バス御座行きにて47分和具下車徒歩3分
https://www.kankomie.or.jp/event/detail_5111.html

②あばれ祭り【石川】

石川県とは、キリコ県である。特に7月はこの「あばれ祭り」を皮切りに「キリコ祭り」が能登半島で真っ盛りとなります。そもそも「キリコ」とは、棒のついた灯籠のこと。高さ7m、40数本の奉燈(キリコ)が大松明の火の粉の中をエキサイティングに乱舞します。

1日目は、約40基のキリコが大松明を火の粉を浴びながら進撃。2日目はキリコに加えて神輿が登場。神輿を海や川、火の中に投げ込んだり、地面に叩きつけたりと、その名に違わぬバイオレンスを深夜2時頃まで続けます。というのも「暴れれば暴れるほど神様が喜ぶ」からなんだとか(神様ハンパない! でも、あなた神輿に乗ってるんですよね)。

こうした神輿を水辺に叩き込むような神幸祭の形式は現在では珍しいですが、「ミソギ型」に分類されます。強靭な荒ぶる神を水の力で鎮める意味合いがあるようです。ちなみに、祭りの参加者が地元の集落の家に招かれるのを「ヨバレ」と言います。

■日時:2019年7月5日・6日(毎年7月第一金・土曜日 )
■場所:石川県宇出津地区
■交通:金沢から車で2時間、のと里山空港から特急バス(金沢発)も運行
http://www.town.noto.lg.jp/www/event/detail.jsp?common_id=2563

 

➂水止舞【東京】

約680年もの歴史を持つ東京都・大田区で行われるハードボイルドな奇祭、水止舞。水止舞は「みずどめのまい」もしくは「水止(しし)まい」と読みます。元は水害に悩まされ雨を止めるための祈りから始まった水かけ神事で、ほら貝を吹く龍神をこらしめ、獅子舞でしずめます。

その内容は、二人の男がワラの龍神の化身となって水をかけられながら竜の雄叫びをあげる「道行(みちゆき)」と、長雨を止ませた舞を披露する「水止舞」から成る二部構成。

第一部の「道行」は、2人の若者が藁で作った龍の中にす巻きにされて雌雄ニ対の水の神「龍神」となり、「ぷぉ~、ぷぉ~」と吹いて、龍神の喜びの雄叫びを表現します。2人の男がす巻きにされ、炎天下のアスファルトに転がされ、容赦なく水をバシャバシャかけられながら、約150メートルの距離を30分ほどかけてじっくり前進するその光景はまさにハードボイルド!(ハンパない!!)。

第二部の「水止舞」では、雰囲気が一転。三体の獅子がぴーひゃらお囃子をバックにラブ&ピースな舞で締めます。

(詳細は下記の体験記も参考に)
「こ、殺す気かぁ~~」と聞こえてきたあなたはもはや中毒者 大森の水かけ祭り・水止舞

■日時:2019年7月14日(毎年14日)13~15時
■場所:厳正寺(大森東三丁目7番27号)
■交通:京浜急行「大森町駅」徒歩約8分
https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/gyouji/mizudomenomai.html

 

④平方のどろいんきょ【埼玉】

どろいんきょどろいんきょ © さいたまつり

ウォーター・フェスが3連発続いたところで、泥フェス系も紹介。泥フェスと言うと、韓国のポリョン・マッド・フェスティバルあたりが有名ですが、日本にだってちゃんとあります、泥フェス。

埼玉県・上尾市平方の「どろいんきょ」では、「いんきょ神輿」と呼ばれる、装飾のない白木造りのすっぴん神輿が町内を行脚します。道中、白木の「いんきょ神輿」は大量の水がまかれ、泥状になった家の庭に投げ入れられ、どんどん泥だらけになっていきます(まったく無茶しやがる)。神輿を勢いよく回転させる、男たちの奮闘ぶりにも要注目!

■日時:2019年7月14日(土)13時~(各所にて)
■場所:平方神社ほか町内
■交通:JR「上尾駅」からバスで15分 バス停「平方神社前」下車徒歩5分
https://www.saitamatsuri.jp/matsuri/doroinkyo/

 

⑤通くじら祭り【山口】

Copyright © nanavi.jp. All Rights Reserved.

日本海側に古くからある漁村、山口県長門市通(かよい)地方で行われる祭りで、全長13.5mのナガスクジラの模型を用いて、江戸時代の古式捕鯨を再現します。全国公募で集まった赤ふん姿の男衆が勇壮に鯨に挑んでいく姿は必見です。

さらに、くじらへの弔いの気持ちを込めた「通鯨唄」の披露や、ペーロン船に乗って8人で漕ぐタイムレースを行う和船競漕など、漁業のまち通の貴重な財産を活かしたイベントも同時開催。

■日時:2019年7月14日(土)9~13時
■場所:山口県長門市通小浦埋立地
■交通:JR長門市駅からバスで25分(「通漁協前」下車すぐ)
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/13639

 

⑥豊浜鯛祭り【愛知】

Copyright © 2016 一般社団法人愛知県観光協会

鯨の次は鯛。豊浜鯛祭りは、その名の通り豊浜の海の安全を祈る巨鯛祭。長さ10~18mの竹と木材を組み合わせ、白木綿を巻いて作ったのハリボテの巨鯛(重さ約1トン)が豊浜を進撃する「進撃の巨鯛」祭。

約60人程の若衆に担がれた巨鯛が観衆の声援を受けながら、ヒレをピンと張り、尾を振って練り歩きます。どことなくシン・ゴジラの第二形態・通称「蒲田くん」を連想させるゆるカワな造形が愛らしいですよね。うん、嫌いじゃない。最初(明治18年)はハツカネズミのハリボテでしたが、試行錯誤の結果、鯛に行き着いたらしいです。

■日時:2019年7月20日(土)、21日(日)
■場所:知多郡南知多町大字豊浜一帯
■交通:名鉄河和線「河和」駅下車。豊浜行きバスにて「豊浜」バス停下車
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/304/

 

⑦うわじま牛鬼祭り【愛媛】

©うわじま牛鬼祭り実行委委員会

鯨、鯛と来たら……次はもう牛鬼しかないっしょ。「うわじま牛鬼祭り」では、衝撃的なインパクトの牛鬼が街を練り歩きます。正式名は「和霊大祭 蘇れ!魂の中の鬼たちよ!うわじま牛鬼祭り」。もうほとんど「ファイヤー!」と叫んで金網デスマッチでもしそうなパワーと熱さです。

祭りは3日間におよび、初日は若者がダイナミックに踊る「うわじまガイヤカーニバル」、23日は伝統の宇和島おどりと海上打ち上げ花火、そして最終日は宇和島闘牛大会親牛鬼のパレード、神輿の走り込みなどイベントが盛りだくさん。海上自衛隊多用途支援艦「げんかい」も公開(21・22日)。

■日時:7月22日(月)・23日(火)・24日(水)(毎年7月22日・23日・24日)
■場所:宇和島市周辺
■交通:松山空港から1時間30分
https://ushioni.gaina.ne.jp/ushioni-festival/
https://www.ana.co.jp/ja/jp/domtour/chushikoku/dp_ushioni/

 

⑧絵金祭り【高知】

絵金蔵ホームページより

四国の祭りをもう1件。ただし、こちらはパワー系ではなくアート系。幕末のバイオレントな世相を反映した作風で知られる地元の浮世絵師・絵金の屏風絵を展示するご当地ならではのお祭りです。

絵金の芝居絵屏風が商店街に飾られ、屋台が並び、さまざまな催しが行われる賑やかな祭りです。美術館ではなく、家の軒先で昔ながらの風情で飾られる展示は貴重。毎年絵金祭りの2日間に合わせて、絵金蔵向かいの芝居小屋「弁天座」にて土佐絵金歌舞伎も上演されます。

■日時:2019年7月20日(土)・21日(日)展示は19時~
■場所:高知県香南町 赤岡町本町・横町商店街
■交通:JR高知駅からごめん・なはり線であかおか駅まで40分
https://www.ekingura.com/festival/

 

⑨メルヘンおやべ 源平火牛まつり【富山】

写真:小矢部市観光協会

メルヘンおやじではなく、メルヘンおやべ。念のため。市に点在する35のメルヘン建築を始めとするメルヘン押しで知られる富山県・おやべ市(通称・メルヘンおやべ)で開催。

1990年に花菖蒲祭り・ミスコンテスト・源平パレードを「メルヘン祭り」として1本化。目玉イベントとして、1183年に源の義仲が平家率いる10万の軍と対峙した際に行ったという火牛の計の故事にちなんだ「火牛の計レース」も行います。レースは4人一組で参加も可能(6月28日締切、先着20組まで、賞金10万円・仮装大賞5万円)。

■日時:2019年7月27日(土)(毎年7月最終土曜)15時~
■場所:石動商店街周辺、小矢部市商工会館周辺
■交通:石動駅から徒歩5分
http://kagyu.oyabe.info/

 

⑩相馬の馬追い【福島】

馬を追う野馬懸、雲雀ヶ原祭場地で行われる甲冑競馬神旗争奪戦、街を騎馬武者が行進するお行列などの神事がテンコ盛りの福島が誇る奇祭です(福島の奇祭は「わらじ祭り」だけではない)。東北の夏祭りの先駆けとされ、東北六大祭りの1つとも言われます。

その由来は、鎌倉開府の前に関東を平定していた平将門による軍事演習が起源なんだとか(鎌倉幕府成立後は軍事訓練は禁止されるが、あくまで神事として存続!!)

ハイライトは2日目(本祭り)の神旗争奪戦。陣螺が鳴り終え、空中に炸裂した花火の中から2本の神旗がゆっくりと舞い下りると、数百の騎馬が群がり、鞭を振りかざして奪い合います。圧巻の騎馬武者500騎が集結する大スペクタクルはまさに戦国合戦絵巻(ハンパない!)。トータルで花火20発・御神旗40本が打ち上げられます。

なお、雲雀ヶ原祭場地(馬場内)で写真撮影するには、撮影許可証の申し込みが必要です(抽選200名、6月中旬締切。一般席はふつうに撮影可)

■日時:2019年7月27、28、29日(7月の最終土・日・月曜)
■場所:福島県南相馬市原町区本町二丁目27番地
■交通:福島駅から車で約1時間15分、仙台空港から車で約1時間10分
http://soma-nomaoi.jp/

いかがでしたか。7月の奇祭界のハンパない個性と熱量が少しは伝わったでしょうか。ぜひ「祭りを見物しに、国内旅行もいいな」と思っていただけたら幸いです。

今回紹介し切れなかったのですが、7月の奇祭はまだまだ目白押し。ほかにも神奈川県のお札巻き浜降祭、北海道の北海へそ祭り、茨城県のつく舞(千葉では野田のつく舞も)、刈谷の万燈祭(愛知)、三重のざる破りも要チェックです。

 

 

 

written by
Mac

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奇祭ハンターです。「毎月奇祭」を目標に、奇祭旅を行い、レポートやお祭り情報を挙げてます。さあ、今月はどの奇祭に行こうかな♪

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