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7月の奇祭ハンパないって! 海の中にめっちゃ神輿投げ込むとか、そんなんできひんやん普通

7月の奇祭ハンパないって! 海の中にめっちゃ神輿投げ込むとか、そんなんできひんやん普通

世間的には、お神輿の祭りから盆踊りへと、祭りの内容がシフトして来るこの時期。
また、7月は七夕祭りも各地で盛況ですよね。
そんな中、異彩を放つ個性的過ぎる夏の奇祭を5つ選びました。全体的に潮気多めです。
いや、夏の奇祭ハンパないって!
重さ1トンの巨鯛をかついで街中を歩くとか、そんなんしぃひんやん普通。

①あばれ祭り【石川】

石川県とは、キリコ県である。
特に7月はこの「あばれ祭り」を皮切りに「キリコ祭り」が能登半島で真っ盛りとなります。
そもそも「キリコ」とは、棒のついた灯籠のこと。
高さ7m、40数本の奉燈(キリコ)が大松明の火の粉の中をエキサイティングに乱舞します。

1日目は、約40基のキリコが大松明を火の粉を浴びながら進撃。
2日目はキリコに加えて神輿が登場。神輿を海や川、火の中に投げ込んだり、
地面に叩きつけたりと、その名に違わぬバイオレンスを深夜2時頃まで続けます。
というのも「暴れれば暴れるほど神様が喜ぶ」からなんだとか。
(神様ハンパない! でも、あなた神輿に乗ってるんですよね)。

ちなみに、祭りの参加者が地元の集落の家に招かれるのを「ヨバレ」と言います。

■日時:7月6日・7日(毎年7月第一金・土曜日 )
■場所:石川県宇出津地区
■交通:金沢から車で2時間、のと里山空港から特急バス(金沢発)も運行
http://www.town.noto.lg.jp/www/event/detail.jsp?common_id=2563

②潮かけ祭り【三重】


公益社団法人 三重県観光連盟のホームページより

780年余の伝統を誇る三重の奇祭で、海の安全と大漁を祈願するオマツリ。
海の女神・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が大島の祠に里帰りするのを祝い、
漁師や海女がアワビなどその日の収穫物をお供えし、
人同士・船同士が海水をかけ合ったり、海に投げ入れたり(ハンパない!)する
天下ご免の奇祭。花火大会や荒波太鼓の演奏、夜店でもにぎわいます。

■日時:7月12日・13日
■場所:和具漁港魚市場周辺(志摩町和具)
■交通:近鉄鵜方駅から三交バス御座行きにて47分和具下車徒歩3分
https://www.kankomie.or.jp/event/detail_5111.html

 

➂水止舞【東京】

約680年もの歴史を持つ東京都・大田区で行われるハードボイルドな奇祭、水止舞。
水止舞は「みずどめのまい」もしくは「水止(しし)まい」と読みます。
元は水害に悩まされ雨を止めるための祈りから始まった水かけ神事で、
ほら貝を吹く龍神をこらしめ、獅子舞でしずめます。

その内容はワラの龍神を使って命乞い、もとい雨乞いをする「道行(みちゆき)」と、
長雨を止ませた舞を披露する「水止舞」から成る二部構成。

第一部の「道行」は、2人の若者が藁で作った龍の中にす巻きにされて雌雄ニ対の水の神「龍神」となり、
「ぷぉ~、ぷぉ~」と吹いて、龍神の喜びの雄叫びを表現します。
2人の男がす巻きにされ、炎天下のアスファルトに転がされ、
容赦なく水をバシャバシャかけられながら、約150メートルの距離を30分ほどかけてじっくり前進するその光景はまさにハードボイルド!(ハンパない!!)。

第二部の「水止舞」では、雰囲気が一転。
三体の獅子がぴーひゃらお囃子をバックにラブ&ピースな舞で締めます。

(詳細は下記の体験記も参考に)
「こ、殺す気かぁ~~」と聞こえてきたあなたはもはや中毒者 大森の水かけ祭り・水止舞

■日時:7月14日(毎年14日)13~15時
■場所:厳正寺(大森東三丁目7番27号)
■交通:京浜急行「大森町駅」徒歩約8分
https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/gyouji/mizudomenomai.html

 

④豊浜鯛祭り【愛知】


Copyright © 2016 一般社団法人愛知県観光協会

豊浜の海の安全を祈る巨鯛祭。長さ10~18mの竹と木材を組み合わせ、
白木綿を巻いて作ったのハリボテの巨鯛(重さ約1トン)が豊浜を進撃する「進撃の巨鯛」祭。

約60人程の若衆に担がれた巨鯛が観衆の声援を受けながら、ヒレをピンと張り、尾を振って練り歩きます。
どことなくシン・ゴジラの第二形態・通称「蒲田くん」を連想させるゆるカワな造形が愛らしいですよね。
最初(明治18年)はハツカネズミのハリボテでしたが、試行錯誤の結果、鯛に行き着いたらしいです。

■日時:7月28日、29日
■場所:知多郡南知多町大字豊浜一帯
■交通:名鉄河和線「河和」駅下車。豊浜行きバスにて「豊浜」バス停下車
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/304/

 

➄相馬の馬追い【福島】


©PekePON, CC 3.0

馬を追う野馬懸、雲雀ヶ原祭場地で行われる甲冑競馬神旗争奪戦
街を騎馬武者が行進するお行列などの神事がテンコ盛りの福島が誇る奇祭です。
(福島の奇祭は「わらじ祭り」だけではない)
東北の夏祭りの先駆けとされ、東北六大祭りの1つとも言われます。

その由来は、鎌倉開府の前に関東を平定していた平将門による軍事演習が起源なんだとか。
(鎌倉幕府成立後は軍事訓練は禁止されるが、あくまで神事として存続!!)

ハイライトは2日目(本祭り)の神旗争奪戦。
陣螺が鳴り終え、空中に炸裂した花火の中から2本の神旗がゆっくりと舞い下りると、
数百の騎馬が群がり、鞭を振りかざして奪い合います。
圧巻の騎馬武者500騎が集結する大スペクタクルはまさに戦国合戦絵巻(ハンパない!)
トータルで花火20発・御神旗40本が打ち上げられます。

なお雲雀ヶ原祭場地(馬場内)で写真撮影するには、撮影許可証の申し込みが必要です。
(抽選200名、6月中旬締切。一般席はふつうに撮影可)

■日時:7月28、29、30日(7月の最終土・日・月曜)
■場所:福島県南相馬市原町区本町二丁目27番地
■交通:福島駅から車で約1時間15分、仙台空港から車で約1時間10分
http://soma-nomaoi.jp/

いかがでしたでしょうか。
ぜひ「祭りを見物しに、国内旅行もいいな」と思っていただけたら幸いです。

今回紹介し切れなかったのですが、7月の奇祭はまだまだほかにも、
幕末のバイオレント&ホラーな作風の絵師・絵金の絵を展示する高知の「絵金祭り」や、
衝撃的なインパクトの牛鬼が街を練り歩く愛媛の「うわじま牛鬼祭り」も要チェックです。

 

 

 

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