北九州・小嵐山が舞台
福岡県北部の街、北九州市。約92万人が暮らし、福岡市に次ぐ九州二番目の規模を誇ります。近年レトロな街並みが注目されている市内北部の門司では関門海峡を挟んで本州の山口県を臨み、市内には小倉城や教科書でお馴染みの八幡製鉄所などを有している市です。この北九州市の小倉南区で、毎年4月上旬から5月上旬にかけて開催されているお祭りがあります。「柴川こいのぼりまつり」です!
柴川こいのぼりまつりが行われているのは、小倉駅からモノレールを使用し約20分で来ることができる小嵐山と呼ばれる地域になります。
小嵐山と言う地名がついていますが、その名の通り、有名な京都の嵐山にあやかった地名です。戦国時代末期から北九州市周辺の領主となった戦国大名の細川忠興、幽斎親子がいますが、この地名になったのは彼らの功績と言われています。川と山と言うその風景が嵐山に似ているのももちろんですが、さらに父子が嵐山から桜の木を移植したことが、小嵐山と呼ばれることにつながっていったそうです。
500匹のこいのぼりが泳ぐ
小嵐山へとやってきました!風景はやはり京都の嵐山に似たものを感じますね!この風景を作る柴川の上に、約500匹ものこいのぼりが泳いでいます!
今年は4月10にちから5月7日に開催されている柴川こいのぼりまつり!会場へ近づくと、青、赤、紫など、カラフルなこいのぼりが出迎えてくれました!
河原でこいのぼりへ近づけるようになっていて、親子をはじめ多くの方が訪れています。
大小様々なこいのぼりが泳ぎます!
新緑の中、気持ちよさそうに泳ぐこいのぼり。美しいですね!
川面に映るこいのぼりの姿も!空と川の両方で泳いでいるようにも見えます!
河原を散策しながら楽しめる
河原にやってくると広いスペースが用意され、近くからこいのぼりを楽しむことができます。
空に泳ぐこいのぼりをこんな間近で見られますよ!
たくさん泳いでいるこいのぼりですが、実はこちらは寄付で成り立っているんだとか!役目を終え家に眠っていたこいのぼりが、地元の方々の協力のもと、新たな活躍の場に登場しています!
対岸へとやってきました。こちらは道路上からになりますが、小嵐山の風景と合わせてダイナミックなこいのぼりが泳ぐ空間を楽しめます。
川沿いを通るこいのぼりが見られるこの道路は、秋月街道。小倉と久留米を結ぶ街道で、江戸時代には参勤交代にも使われていたと言う歴史ある道でもあります。
桜橋を挟んだ下流にも、少しですがこいのぼりが泳いでいました!
嵐山と地名を冠した看板とこいのぼりの共演も!
また河原沿いを上流へと少し進むと、トイレのある公園もありますよ。休憩にはこちらを利用するのが良いかもしれません。
アクセス
【小倉駅から】北九州モノレールで徳力嵐山口駅まで15分。駅から会場まで徒歩約5分。
【博多バスターミナルから】西鉄バスで徳力嵐山口駅バス停まで64分。バス停から会場まで徒歩約5分。
こどもの日を含め、毎年4月上旬から5月上旬に開催されている柴川こいのぼりまつり。ぜひ、小嵐山とこいのぼりが作る景色を楽しみに来てみてください!