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マツレポ

東京・清瀬ふれあいロード夏祭り!~阿波踊りはつらいよ~灼熱のサバイバルダンス

東京・清瀬ふれあいロード夏祭り!~阿波踊りはつらいよ~灼熱のサバイバルダンス

本場徳島だけでなく、関東地方でも盛り上がる阿波おどり。7月8月は毎週各地で大小の阿波おどり大会が開催されます。

東京都清瀬市南口の商店街「ふれあいロード」で行われる阿波踊りは、周辺ほか東の阿波おどり中心地である高円寺からも多くの連*が集まる、穴場的お祭り。その特徴は、なんといっても「熱さ」。私たち踊る阿呆仲間の間でもその過酷さが話題となる「清瀬ふれあいロード夏祭り」で踊ってきました!

*阿波踊りのチームを「連」と呼びます。

1.清瀬ふれあいロード夏祭りとは

熱い!ポスターから言って熱いでしょ。

 

毎年8月最初の土日、西武池袋線清瀬駅南口「清瀬ふれあいロード」で行われる夏祭り。私は毎年阿波おどりで参加していますが、鼓笛隊、山車、神輿、ダンスにかっぽれ、フラにタヒチアンダンスに、和太鼓に盆踊りと、詰めに詰め込んだ、スーパーフェスティバルなのです。

運営の中心となるのは、ふれあいロード突き当りの小糸うどんを経営する夏祭り実行委員長である小糸氏。清瀬南口商店街振興組合理事長でもあり、このお祭りを暑く、熱くする原動力なのです。

2.清瀬市ふれあいロードの暑さ

清瀬市は暑い。なんでこんなに暑いのか、調べてみました。

清瀬市が位置するのは、東京都と埼玉県の県境。都心の熱がガーっと流れ込むゾーンなのです。

https://www.jma-net.go.jp/kumagaya/kikou/heat_why.htmlより転用

しかし、これだけでは埼玉県中心部はもっと熱いはず。で、ふれあいロードをじ~っと見てみました。

日影が、少ない。

 

ぞろぞろと荷物を引いて控室へ向かう連員。行くまでに汗だく。

あかん、くらくらする。

そう、昼間、ずーっと直射日光で、道路がガンガンに熱されているのです。

細い道は空気の逃げ道があまりなく、両側の美味しそうな焼き鳥とタンドリーチキンを焼く火でさらに暑くなる。だから暑いのか~。

匂いにつられる連員。ダメ!まだ焼き鳥とビールはお預け!

3.これがほんとのサバイバルダンス!阿波踊りの運行ルート

流し踊りをメインとする、阿波踊りの阿呆にとって重要なのが、どの道をどう通るのか。

清瀬ふれあいロードでは、駅前の焼鳥屋さんの前を待機所とし、スタンバイ。そこからスタートし、中央のお祭り広場まで100メートルほど。広場で待つお客様に向け、見せ場を披露して。この広場、日影がなくて暑い!お客様も大変!

さて、第二会場を過ぎ、いつもノリノリで見てくださるインド料理のお店の方に挨拶をしつつ踊って、1本目流し終了。

水!水!ヘルプで待機してくれている連員に加え、たまには沿道のお兄さんが見るに見かねてお水をくれたりする。ほんとありがたい!

息つく間もなく、2本目スタート。今度は小糸うどんまでの170メートル。委員長の店だ、頑張って踊らねば。しかし、長い…。長い。なかなかゴールにたどり着かない。しかも、端っこに来ると、お客さんが少ない。さみしい。私たちは、声援をエネルギーにして踊るんです。こっちの方、見やすいから、お客さんカモーン!

さあ、待機所のカラオケ屋さんを過ぎて(いつも涼しい場所をありがとう!)、小糸うどん前到着。見せ場の演出をして、2本目終了。

給水所の冷えた麦茶と干し梅が嬉しい。干し梅が、ほんとにありがたい。種が入ってない、甘酸っぱいやつ。種入りはその後の処理に困るので、飴か、塩タブレットか、干し梅が最高です!(なんのアピールか?)

こんな時に感じる、頭に被る編笠のありがたさ。そして、こんな時、女踊りは思い切り襟を抜きます。もちろん色っぽさを出す演出ではあるのですが、事実、暑い!帯もガチガチに締めて、アスファルトの熱がこもる円筒となる衣装。襟を抜いて着るのは、暑さ対策でもあるのです。

https://www.instagram.com/p/BmD5HtWlGBG/?utm_source=ig_web_copy_link

地を這うように踊る男踊りは、地面の熱が直接当たるので、本当に暑い。男踊りもほっかむり型の人はだいぶ助かるはず。頭に乗っける型の手ぬぐいは暑さが答えるだろうな~。

そして最後に冷却スプレー!これ、すごい気持ちいいです!あらゆるお祭り関係者、お客様に知らせたいアイテムです。

ここ数年の暑さで、何人か脱落者が出る過酷なルート。気分の悪そうなメンバーには「休んだほうがいいよ」と声をかけながらの運行になります。今年は無事、脱落者なく踊りきることができました。これがほんとのサバイバルダンス!みんな、頑張ったね!

裏道に入ると、踊り手たちのこんなリラックスした表情が見られます。それを見るのも、私は大好き。

4.ビールと焼き鳥!屋台からの誘惑

私が阿波踊りを始めて「これは想定外だった!」と思ったのが、祭りの間はビールはおろか、屋台の軽食も食べられないこと。ふるまわれるお酒や食事を頂きながら担ぐ神輿とは全然違う。

阿波踊りは商店街を流して回るので、行く道々で美味しそうな焼き鳥の香り。「ビールいかがですかぁ!?」の声。

特に清瀬は商店街のお店が店頭で露店を出しているので、高クオリティかつ個性的な屋台飯が低価格で提供されている。

欲しいのよ、食べたいのよ、飲みたいのよ!

でも、終わるまでは酒気厳禁。「あのお店、めっちゃおいしそう。終わったら絶対あそこで食べる!絶対食べる!」と思いながら踊っているのです。

5.マジか!まだまだ終わらない総踊り

通りの流し、路上ステージでの組踊が終わると、祭りもクライマックス。20:00からは12連が会場中心部の「お祭り広場」に勢ぞろいして総踊りが始まります。

高張提灯もずらりと並び、いい雰囲気。小糸委員長が特設舞台から見下ろす中、「カカン、カカン」の鉦の音に先導されお囃子が鳴り響くと、数百人の踊り手が一斉に踊り始めます。

これがキツイ。広場をぐるぐるぐるぐる、多分10分ほど踊り続ける。阿波踊りは基本、腕を高く上げて振り下ろして踊りますが、実はいろいろな振り付けがあり、その間に腕を休めることができます。しかし、その振りは各連で決まっているので、他の連と一緒に踊るときは使えない。つまり、右、左、右、左、腕を上下する基本の踊りを続けることしかできないのです。

しかし、お客様が見ている。楽しみにしている。ここで腕を下すわけにはいかない。私たちはぐるぐるぐるぐる、必死に踊り続けます。

すると、アナウンサーさんの「あと2分です!」の声。マジか!まだ踊るか!

「あと1分です!」。そうよ、続けるよサバイバルダンス!お客様、しっかり見ていてね!

「では小糸委員長にカウントダウンをしていただきましょう」。おおおお!!やっと終わりが見えてきた!

「じゅううううう、きゅううううううう、はぁぁぁぁぁちぃ、」・・・・、長いよ!巻きでお願いします!「にぃぃぃぃ、いぃぃぃぃちぃぃぃぃ、しゅううりょおおおおおう!」

終わった~~~~!お客さんの大喝采!よかった~!頑張ってよかった。

 

そこで委員長の挨拶。「三味線や太鼓の音を聞くと、体がうずく夏祭りが来ました。昨年は、ご存知の通り体調を壊しまして、歩くのもままならない状態になり、皆様にはご迷惑をおかけしました。しかし、『小糸がいなければ南口の祭りは始まらない』との声を頂き、復活いたしました!」

お客さんも踊り手も、またまた大喝采!この熱い想いが祭りを盛り上げているのね!

 

5.終わった~!屋台と盆踊りにへGO!

阿波踊りが終了すると、20:30~21:30は盆踊り大会。急いで着替えて会場に戻ると、やった!まだ露店が開いてる!

おなか減った~!ビール最高!

 

しかも、盆踊りやってるから、また踊っちゃえ!ヨイヨイ!

帰り道、待機所の焼鳥屋さんをのぞくと、一緒に踊った東京新のんき連さん。

「ここの焼鳥でビールをクイ~っとやりたい!」

やっぱり全員思ってるよね。

くたくたに踊った一日ですが、踊る阿呆の夏は始まったばかり!さあ、帰ったら洗濯して、明日は別のお祭りで踊ってきます!

やっぱり踊りはやめられない♪

 

清瀬ふれあいロード夏祭り

日時:毎年8月第一土曜(14:00~21:30)、日曜(13:00~21:30)

アクセス:西武池袋線清瀬駅 南口

written by
リエコ

リエコ

阿波踊りが大好きです。
古いものが好きすぎて、日舞や歌舞伎を見て、味噌やら醤油やら作って、もう自分が何歳かわかりません。
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