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鴻神社酉の市は毎年12月4日開催の鴻巣の祭り。熊手を手に入れ年を越そう!

更新日:2022/12/9 高橋 佑馬
鴻神社酉の市は毎年12月4日開催の鴻巣の祭り。熊手を手に入れ年を越そう!

埼玉・鴻巣の酉の市

埼玉県の中央部に位置する鴻巣市。江戸時代に中山道の宿場町として整備され、日本橋から7番目の宿地、鴻巣宿として発展してきた街です。この鴻巣宿では江戸時代初期から雛人形作りが盛んになり、現在でも「鴻巣びな」として知られ、日本一高いピラミッドひな壇が登場する2〜3月の「鴻巣びっくりひな祭り」は多くの見物客で賑わいます。

そんな歴史ある鴻巣で毎年12月4日に開催される師走のお祭りがあります。「鴻神社酉の市」です!

鴻神社酉の市

鴻神社に熊手が並ぶ

鴻巣の酉の市の会場は、鴻巣宿内で中山道沿いに位置する鴻神社。1873(明治6)年に、鴻巣宿の3社(氷川社、熊野社、雷電社)を合祀し誕生した神社で、鴻巣総鎮守として地域の方々に親しまれています。また鴻巣の地名の由来の一つとなった「こうのとり伝説」のお宮としても知られ、こうのとりのイメージから安産や子授けの神社としても信仰されている神社でもあります。〝とり〟にゆかりのある神社では酉の市が開催されているところがありますが、鴻巣もそのようです。

※こうのとり伝説の元々の舞台は、合祀されている氷川社でのもの。氷川社は鴻の宮氷川明神とも呼ばれ、古墳時代末期の創建と伝わる。

鴻神社酉の市

人手が多くなる日暮れに鴻神社の鳥居前へとやってきました。参道には露店も並び、賑わいを見せています!

鴻神社酉の市

参道を奥まで進み、まずは社殿へご挨拶。たくさんの方がお参りに並んでいました。

鴻神社酉の市

お参りを済ませ、社殿から振り返ると広がるのが熊手市の光景。見に行ってみましょう!

鴻神社酉の市

熊手がずらっと並びます!

鴻神社酉の市

ライトに照らされ艶やかに。雰囲気がありますね!

鴻神社酉の市

酉の市の熊手には七福神や鯛、米俵や大判と言った縁起物が乗せられることが多いですが、こちらの酉の市で目立っていたのは〝おかめ〟!熊手の真ん中から微笑みかけてきます。ちなみに埼玉県内の酉の市の中には「おかめ市」と言う名で行われている地域もあり、県南東部の川口市周辺が特に有名です。この地域ではおかめの面を付けて売る熊手が多かったことから、おかめ市と呼ばれるようになったそうです。

鴻神社酉の市

また埼玉県の酉の市は、11月の酉の日に開催される都内のものとは違い、12月に各地で日をずらしリレー形式で行われているのもユニークです。12月3日の秩父の妙見さまの大祭である秩父夜祭を起点に山から野に降り、3日の川越、4日の鴻巣、5日の深谷、6日の行田、8日の熊谷、10日の大宮、12日の浦和、14日の春日部、15日の川口、17日の蕨、23日の鳩ヶ谷と言った順番で酉の市が続いていきます。各地の酉の市をはしごしてみるのもおもしろいかもしれません!(熊谷、大宮、浦和では〝市〟と書いて〝まち〟と呼ぶ。川口、蕨、鳩ヶ谷はおかめ市)

鴻神社酉の市

おかめの前方に、うさぎが飾られた熊手もありました。うさぎは来年、2023年の干支です!年越しを見据えた、師走の酉の市らしい光景ですね。

鴻神社酉の市

うさぎもいろいろなバリエーションが。かわいらしいですね!

鴻神社酉の市

さあ、お気に入りの熊手を見つけていきましょう!

鴻神社酉の市

どれにしようか、たくさんの熊手が並ぶと迷ってしまいますね。よし、これだと購入が決まると、威勢の良い三本締めの声が上がるのも酉の市の魅力です!

鴻神社酉の市

グルメ露店、紅葉も楽しめる

熊手を売るお店と並び、グルメ露店も立ち並ぶ鴻神社の酉の市。お祭りグルメ定番の、焼きそばやたこ焼きも楽しめますよ!

鴻神社酉の市

デザートにベビーカステラや大判焼きもいかがでしょうか?大判焼きへ様々な種類のフレーバー餡が入れられていく様子はそそられます!

鴻神社酉の市

そしてグルメと合わせて楽しみたいのが紅葉です。紅葉も終盤に差し掛かる12月上旬ですが、社殿前に左右で対になっている夫婦銀杏が見事に色づいていました!

鴻神社酉の市

とてもきれいに葉を染めています。ぜひご注目ください!

鴻神社酉の市

また夫婦銀杏の足元には、お願いたまごと言う縁起物の納所があります。こうのとり伝説では、こうのとりが御神木に巣を作り卵を産み付けたと言う話があり、縁起が良さそうですね。お願いを込めて納めましょう!

鴻神社酉の市

中山道の街並みと名物川幅うどん

鴻神社かの鳥居を潜り外へと出ると、左右に広がるのは中山道の街並み。古くからの商店の姿も見え、当時の雰囲気を感じることができます。

鴻神社酉の市

鴻神社酉の市

こちらは御成町東照宮。日光東照宮などと同じく、徳川家康が祀られています。と言うのもこの地は家康の拠点として戦国時代末期の1593(文禄2)年に建てられた鴻巣御殿の跡地で、鷹狩などに出向く際の宿泊所として三代将軍の徳川家光の時代まで使用されていた土地なのでした。その後東照宮が建てられていましたが明治時代に鴻神社に合祀されたため、現在ではこちらの祠のような形になっています。そのため、日本一小さい東照宮とも言われています。

鴻神社酉の市

続いて紹介するのは鴻巣の名物、川幅うどん!2008年に国土交通省の調査によって、鴻巣を流れる荒川の川幅が日本一の長さ(2537m)であると認定されたことを契機に誕生した名物です。

鴻神社酉の市1891(明治24)年創業のうどん屋「長木屋」さんでいただいた、「川幅彩うどん」。

見てください、この幅の広さ!一見どうやって食べるのかと思うのですが、案外つるつるとしていて食べやすく、美味しいです。鴻巣へ来た際は、ぜひこの名物うどんをお試しください!

鴻神社酉の市

アクセス

■鴻巣駅まで

・池袋駅からJR湘南新宿ラインで約45分

・上野駅からJR高崎線で約50分

・熊谷駅からJR上野東京ライン、湘南新宿ラインで15分

■鴻巣駅から鴻神社まで

・徒歩で6分

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この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
1991年生まれ。仙台出身、埼玉育ちの祭り好きです!東北、関東のお祭りがメインですが、全世界おもしろいお祭りがあったら駆けつけます!お祭りのレポートは現地の臨場感を大切に写真・動画を活用し紹介。各地のグルメ情報もお伝えします!

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