越谷の香取神社が舞台
埼玉県南東部に位置する越谷市。江戸時代には奥州街道や日光街道の通る宿場町として発展し、また徳川家康・秀忠親子が鷹狩の際に拠点とした越ヶ谷御殿が設けられるなど賑わった土地です。この越谷で長年地元の方に大切にされてきた「香取神社」で2月11日の建国記念の日に合わせて行われているお祭りがあります。「祈年祭 御備社(きねんさい おびしゃ)」です!
2022年も本日開催されていますので、現地からお祭りの様子をご紹介していきます!
弓を射て年占いを行う
10時から社殿の中で氏子の皆さんによる神事が行われていたようですが、10時20分頃に外に出て来られました。何がはじまるのでしょうか?
登場したのは弓矢!弓を的に射、一年の吉凶を占う行事が行われます!
次々に、氏子の皆さまによる挑戦が行われていきます。うまく的を射ることはできるでしょうか?
良い角度で矢が飛んでいきました!
するどく矢が放たれましたが…。惜しい!僅かに矢が右へ。
気持ちよく赤く染まった真ん中に的中させたいものです。この行事は、元々は7歳になった男子が射て吉凶を占っていたそうですよ。
今では弓矢が解放されていて、誰でも体験することができます!やり方も神職の方が教えてくれますよ。嬉しいサービスですね!
私も体験しましたが、やってみるとこれがなかなか難しい。力加減で距離が代わり、入れ過ぎると左右にブレる…。ぜひ、来られた際にはお試しください!
御神楽の奉納
弓矢が射られている後ろでは、神楽殿で御神楽の奉納が行われています。御備社では御神楽を奉納することで、神様への感謝を伝えることが大切にされているそうです。まずは巫女舞が披露されていました!
鈴の音が境内に響き渡ります。
立ち上がり、神楽殿を左右に動きながら、舞が行われていきます。
お囃子は生演奏。笛や太鼓の音が鳴り響くと、お祭りの雰囲気も上がってきますよね!
曲目が進められ、いくつかの舞が続けられていました。
越谷香取神社で祈念祭の御備社が行われています。お神楽を奉納し神様に感謝するお祭りとのことですが、神楽殿では現在、巫女舞が披露されています!
この後も17時頃まで、各種お神楽が続いていくとのことです!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/AyJoLD3tgG— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) February 11, 2022
巫女舞は午前中のみで終了ですが、午後も天孫降臨や山神などの御神楽が続けられ、17時頃まで見ることができるそうです。ぜひチェックしてみてください!
奥殿の彫刻が見事!
お祭りを楽しんだ後は、本殿の裏にある奥殿も見どころです。四面に木彫りの見事な装飾がされています!
江戸末期の1866年(慶応2年)の建造と伝わる奥殿。造られた当時の越谷の繁栄ぶりが伝わる見事な作品が並びます。こちらは武士団の様子でしょうか?
美しい富士山と松です!
七福神の姿も!めでたいですね。
また境内の参道は、風車で彩られていました。
安産の石、と呼ばれる縁起物も!安産・子授けの神様である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が祀られていることから置かれているんだとか。今日もお宮参りの家族が来ていました!
アクセス
東武スカイツリーライン北越谷駅東口より徒歩約3分。
弓矢体験、御神楽を見に、ぜひお近くの方は越谷香取神社へ来てみてください!