寒さが一段と厳しくなって、節分が過ぎたらもうバレンタインデーが目と鼻の先だ。流石にイベントらしいものにはもう縁はないなあ…とおもってたら、編集部からこんなメッセージが届いた。
編集部の皆さんもお疲れのようだ。※もちろん即答でOKしました。おかねだいすき!
『チョコレートらーめん』さすがに初めて聞くフレーズなので幸楽苑のサイトで確認してみたけど、ビジュアルはとりあえずまあ、チョコレートとらーめんである。スープが見たことない色している。
今年はロッテとのコラボらしい。まあチョコだしなるほどなーと思ってニュースリリースをみると、
■幸楽苑「チョコレートらーめん」とロッテ「ビックリマンチョコ」初コラボ実現の背景
幸楽苑は 2019 年より新聞広告でチョコレートラーメンのコラボ企業を募集しておりましたが、誰からも連絡はありませんでした。昨年 12 月に幸楽苑公式 Twitter アカウントにてチョコレートらーめんの協力企業を募ったところ、ビックリマン公式Twitter アカウントが「昨年よりもさらに美味しくてビックリするチョコレートらーめんを作りましょう」とリプライ。ロッテの“愛の告白”がきっかけとなり、コラボレーションが実現しました。
もう担当者関係各位全方位お疲れなのだろうか。
もう腹をくくって食べに行くしかない。家から最寄りの幸楽苑田無店を目指します。
天気のいい日でよかった。田無駅から北に歩いて15分ほどで視認性抜群の黄色い看板が見えてくる。
そこにはぼくらの幸楽苑だ! 青空に黄と赤の看板が映える。待ち受けにしたい。
入口には今回のコラボのポスター。『禁断の恋』って、こう、なんだろ。無駄に背徳感あふれる。
(少なくともコラボメニューにつけるフレーズではない。)
通常メニューとは別に、「チョコレートらーめん」のメニューがステッカーで各席に貼られている。今回は王道の(王道ってなんだ?)チョコレートの方を注文してみた。
コラボ特典のシール「スーパーデビル」。あれかな、悪魔合体とかの隠喩かな?
注文から5分ほどで目的の「チョコレートらーめん」到着。別皿でチョコレートも提供される。
立ち上る湯気と醤油の香り、見たことない色のスープはカカオオイル配合のため。ほんのりビックリマンチョコを開けた瞬間のあの風味が立って僕は今何故ここにいるのかわからなくなる。。
具はオーソドックスにネギ、メンマ、ナルトとバラチャーシュー。流石にウエハースは入ってなかった。中太の麺にカカオオイルが絡むような絡まないような…。
万が一があった場合に備えて注文していた餃子も到着。
<<これがおれのバレンタインデーだ!!!>> (エフェクトかけた)
スープにチョコを溶かしながら食べ進めるのがいいらしい。レンゲが想定外の使われ方をしている。
もともと甘味×塩味の組み合わせは好きである。柿の種チョコとか結構好きだし、
購買のパンを甘/辛バランス見て選んだ甘酸っぱい思い出は全国共通の青春の思い出だろう。
ただ、今回は普通に醤油ラーメンがベースでカカオオイル自体も甘いわけではないので、(溶けたチョコ部以外は)それなりに調和が取れてしまっていてこう、甘辛のコントラストがぼんやりしている印象。
…そうか味変だ!!
テーブルの白胡椒をバサッと振ると、エッジのきいた刺激が醤油とカカオの微妙な接続を仲介してくれる。なんかこうアフリカ料理でこんな感じのがあったような気がする…的な存在しない記憶を呼び覚ます、そんな感じの何故かしっくりくる感が奇跡的に生まれた。…ような気がする。(曖昧)
原初のチョコレートはカカオと香辛料を混ぜあわせた強壮薬みたいなものだったとも聞いたことあるし、元来相性はいいんだろう。
シュラスコ食べた時についてきたブラジル家庭料理のスープもこんな味だったような気がする…(さらにうろ覚えの記憶)
ということはニンニクショウガたっぷりの餃子も…
やればできんじゃん。
不多分黒ビールとかに合うような気がする。結構おススメ。
ちなみにチョコレートらーめん&餃子で¥880。ビールつけたら経費として落ちないとおもったので我慢した僕をほめてほしい。さらば、おれのバレンタインデー。
とりあえず今回はちょっとビターな悪魔の「チョコレートらーめん」だったけど
塩らーめんをベースにした天使の「ホワイトチョコレートらーめん」も期間限定発売中。
オマケもそれぞれ違うので、新たな扉を開きたい方は、お近くの幸楽苑さんで試してみては?