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久能山東照宮とは?徳川家康公の遺言によって創建された神社の御朱印や魅力

2022/4/22
2022/4/22
久能山東照宮とは?徳川家康公の遺言によって創建された神社の御朱印や魅力

徳川家康公の生涯が刻み込まれる久能山東照宮の御朱印

全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。御朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。静岡市の久能山に鎮座する久能山東照宮の通常の御朱印には、紙面の中央に久能山東照宮の文字と社印が重なり合います。

久能山東照宮の通常の御朱印

久能山東照宮は、1616年4月17日に生涯を閉じた徳川家康公の遺言に従って、2代将軍の秀忠公が1617年に創建されました。御祭神の家康公の生誕日は、1542年12月26日であり、2022年で8度目の還暦を迎えることになります。「竹と虎」の御朱印は、家康公生誕480年を記念するものです。

家康公生誕480年を記念する「竹と虎」の御朱印

家康公に関するエピソードに基づいて、「金の成る木」の御朱印も頒布されています。「この木を守れば、富を得られ、末長く繁盛するであろう」と言って、家臣に教え諭した「金の成る木」は、神廟の南に育っています。

「金の成る木」の御朱印

「金の成る木」のエピソードを解説するボード

神廟の近くに育つ「金の成る木」

数々の逸話を残しつつ天下泰平の世を築いた家康公は、幼い頃には竹千代と呼ばれていました。「天下泰平」の文字が記される限定御朱印には、竹あかりが描かれます。

竹あかりの御朱印

久能山東照宮では、日本平ロープウェイの久能山駅前の社務所で御朱印を頂くことができます。参拝受付と並んでいるので、参拝前に御朱印受付をし、参拝後に受け取るのが便利でしょう。

社務所

社務所

家康公に因んだ種類豊富な授与品

社務所の窓口には、鎮座400年祭記念のオリジナルの御朱印帳の他、多種多様の授与品が並んでいます。お守りの中には家康公に因んで独創的にデザインされた出世御守、勝守、印籠守、葵鈴守、金の成る木守など、バラエティー豊富です。

オリジナルの御朱印帳

おふだ・お守り一覧

権現造りの建築様式の原型となった御社殿

社務所から石畳みの参道を上り、桜門、唐門を超えると御社殿です。桜門は、3間1戸の8脚門で、入母屋造りの建築様式が用いられています。唐門の屋根は銅瓦本葺黒漆塗で、四方には唐破風が施されています。御社殿は、本殿と拝殿を石の間で連結する権現造りの建築様式の原型となりました。

社務所から御社殿に向かう参道

楼門

唐門

御社殿

本殿の西の廟門から約40段の石段を上ると神廟です。1616年に家康公の御遺骸が埋葬された当初は木造桧皮葺の造りでしたが、1640年に3代将軍家光公により現在の石造宝塔が造営されました。

廟門

神廟

久能山東照宮の境内には、武家の力強さや厳かな雰囲気が満ち溢れますが、久能山の山中にあり、南の眼下には駿河湾が広がります。

久能山の眼下に広がる駿河湾

駿河湾沿いに並ぶ石垣いちごのビニールハウス

家康公の命日4月17日に斎行される御例祭などの年間行事

400年を超える伝統と歴史を育む神社では、一年を通して様々な祭事が斎行されています。家康公の命日4月17日の御例祭では、「三品立神饌」の供進や「神供進献の儀」などが厳粛に執り行われます。また2022年の秋には、「天下泰平の竹あかり」の趣向を凝らしたイベントの開催が予定されています。

2022年秋の「天下泰平の竹あかり」の開催案内

アクセスの道中に溢れる様々な魅力

久能山東照宮に公共交通機関を利用して訪れる場合には、静岡駅から日本平線の路線バスに乗車し、終点の「日本平ロープウェイ」停で下車した後、日本平ロープウェイを利用するのが便利でしょう。ロープウェイの日本平駅の東には日本平夢テラスが設けられ、標高約300メートルの丘陵地からは、駿河湾越しの富士山や、清水港、伊豆半島、南アルプスがパノラマビューで広がります。

日本平ロープウェイの日本平駅

日本平ロープウェイ

日本平夢テラス

日本平夢テラス

日本平夢テラスからの眺望

静岡市の久能山に鎮座する久能山東照宮では、通常の御朱印ばかりでなく、徳川家康公に因む御朱印を頒布しています。1616年に生涯を閉じた徳川家康公の遺言に従って2代将軍の秀忠公が創建した神社は、御祭神として家康公を祀っています。御社殿は権現造りの建築様式の原型となりました。

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