京都在住カメラマン佐々木です。
二条城×ネイキッド「二条城夏まつり2021」の風景撮影を前回、公開しましたが、やはりライトアップは友達や恋人、家族と来たい!
でも、夜にどうやって撮影したら良いかわからない…。
よし、夜の人物撮影をやってみよう!と、モデルのいーちゃんと一緒に検証。
二条城×ネイキッド「二条城夏まつり2021」で撮影してきた内容をご紹介いたします。
カメラの準備
カメラはデジタル一眼レフを使用。レンズは一般的なズームレンズ24-70mmF2.8と、明るくボケる50mmF1.4を用意。風景を広く撮りたい場合は広角レンズ16-35mmを用意するのもおすすめです。
イベント会場では三脚やストロボ禁止の場所も多いので、事前に確認をしましょう。
モデルさんには闇夜と一体となったシルエット写真をイメージして、(暗い中で撮るのは難しいですが)黒系の服装をお願いしました。
羽織+コルセット+スカートの全身真っ黒コーデがどこまで映るかを検証してみます。
写真:夕焼け+水鏡+ブルーライトアップ 開城前の時間は外堀の夕焼けを撮ろう
世界遺産 元離宮二条城
京都駅からバスか地下鉄乗継で20分ほどの位置にある二条城。1626年(寛永3年)に後水尾天皇が行幸(外出)をした場所です。教科書にも出てくる「大政奉還」を行い、江戸幕府15代将軍徳川慶喜が政権を朝廷に返上しました。1603年(慶長6年)に徳川家康が築城した二条城は現在、「新たな城主をお迎えします」と、誰もが一口城主になれます。
写真:2020年春の唐門ライトアップ
二条城でインスタ映えの写真を撮ろう!
二条城では春の桜や夏の七夕の時期にライトアップが行われます。プロジェクションマッピングをはじめ、シャボン玉が出てきたりアロマを楽しめたりと毎年、趣向を凝らしたイベントが楽しめます。
写真:2018年夏の国宝「二之丸御殿大広間プロジェクションマッピング」「妖怪たちの七夕」
唐門の撮影例
二条城の中は三脚禁止。それでも素敵な写真は撮れます!
写真:1グループで1つ借りられます。検証のためカメラマンとモデルで一つずつ借用。
ソーシャルディスタンスもとれる『NAKEDディスタンス提灯®』(数量限定)を持ってシルエット写真がオススメ。
写真:唐門の奥からストロボを焚いてみた(事前に撮影許可済)
写真:ストロボ無しの参考例。黒い服のため、現像のときに少し人物を明るく調整。
浴衣を着たり、和傘や扇子などの小物を持つとより和風の写真になります。
携帯で撮影するときはインスタで大人気@macchan358さんの写真をよく参考にしています。
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写真:カメラに近い位置にモデルに立ってもらい人物を大きく写してみた。(唐門の奥から人物に向けてストロボを使用)
提灯の撮影例
写真:左/青の提灯使用。顔の横に持ってくると顔半分が暗くなる 右/ピンクの提灯。少し離して顔の前から使用。
提灯は顔の横に持ってくると顔半分が暗くなるため、少し前に持ってくると顔全体に光が廻ります。また、下から当てるとおばけライトになるので、できるだけ上の方に持ってくると自然な感じに写ります。
写真:青提灯使用。顔の前で全体に光が当たるように提灯を持ってみた。
提灯はピンク、青、黄色の3種類があり、青だとゾンビっぽくなり、ピンクは肌が綺麗に見えます。
写真:ピンク提灯使用。暗い中でもピントもあいやすく、肌も綺麗に写る。北大手門にて撮影。
内堀での撮影例
写真:左/内堀の左側、橋の上から撮影 右/内堀の右側、清流園の方角から撮影
内堀では後ろ姿のシルエットが定番。顔も写したい場合は提灯が必須です。
もしくは3人目のお友達がいる場合、提灯や携帯の灯りを顔の前で(例えば左から右に向けて)光を通過させて撮ると、直射するよりもやわらかい光で撮影できます。人物の前を平行に光が通過するように距離を変えて好みの明るさにしてみてください。ピントは目に合わせます。
写真:提灯の下から出る灯りの模様が黒の羽織に映りました。
スモーク撮影例
写真:人物は黒い服装なこともありシルエット。ライトアップとスモークが主役になった。
台座の上に提灯を置くと足元からカラフルなスモークが噴出!
上記の写真はまず壁の花火にピントを合わせ、明るさを調整したあと、スモークのタイミングを狙って撮影しました。
手の上に美しい模様が浮かび上がるアルコール除菌『NAKEDつくばい』があります。ここもぜひ撮影していって欲しいです。
NAKEDのフォトフィルターの使い方
ネイキッドのイベントでぜひ使ってみて欲しいフォトフィルター攻略方法を伝授!
まずはAppleStoreやGoogle Playで「NAKED INC PLAY」をダウンロード。簡単な初期設定が必要です。
私は夜間のため説明書きをよく読めず、残念ながらうまく使えこなせませんでした。
みなさまは先に用意してから現地に行くことをおすすめします!
断念したポイントはアプリ内の通信に意外に時間がかかったところ。現地を楽しみたい気持ちもあり、焦りました…。
使うときに毎回、ハガキの表面を読み取らないといけないのも惜しい。一度読み込めば、普段でも使えるようになっていたらいいのに…!と感じました。
アプリ自体は画面上部の暗闇に花火が上がり、写真映えがします。
次回のNAKEDでは、もっと使い勝手が良くなった面白いアプリになるに違いない…!と期待しています。
NAKED NINJA 忍者になって二条城に潜入!
こちらは二条城×NAKEDをおうちで楽しむVRゴーグルです。
使用するのはVRゴーグルとフォトフィルターと同じ「NAKED INC PLAY」のアプリ。工作したゴーグルをかけると360度、どこを見ても二条城の景色が写ります。
二条城の本丸御殿は1788年(天明8年)の大火で焼失。その幻の城に忍者になって潜入します。
おうちで遊園地のような気分になれるのが凄い。
今回は城壁をバックにゴーグルを撮影小物として使ってみました。
みなさまもぜひ、次回のネイキッドでの夜間撮影やVRゴーグルを体験してみてください!
二条城×ネイキッド
企画・演出・制作 NAKED, INC.
https://naked.co.jp/
以上、二条城の夜間ライトアップでの撮影例でした。
黒コーデは闇夜に溶け込み、大人かっこいい雰囲気の写真になりました。
もっと人物をメインにはっきり写したい場合や可愛い感じにしたい時は、白や明るい色の服装がおすすめです。
事前にどんな写真を撮りたいかイメージしておいて、服装や機材を用意。
昼間にどこで撮るかロケハンしておくと、暗い中でもスムーズに時間配分ができるというのも感じました。
素敵な思い出の一枚が撮れますように!