Now Loading...

目黒のさんま祭り!持ち物やトイレ情報+主催者に聞いた楽しみ方&宮古への想い

2020/9/13
2024/3/5
目黒のさんま祭り!持ち物やトイレ情報+主催者に聞いた楽しみ方&宮古への想い

※2020年は新型コロナウイルス蔓延の影響で中止となりました。
2021年には無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。(2020年9月13日 編集部)

 

9月の東京の風物詩、目黒のさんま祭り!2019年は9月8日(日)に開催されるこのお祭りでは、脂が乗ったサンマがジュウジュウと音を立て、良い香りが目黒駅前に立ちこめます。ニュースでも定番の光景ですが、残暑の厳しい時期でもありますので快適に楽しむには気をつけたいポイントの数々が…

「何時から並べばいいの?」「トイレは?」「何を持っていけばいいの?」など、この記事では目黒のさんま祭を快適に楽しむためのポイントを解説!さらには目黒とさんまの提供元である岩手県宮古市の深い絆も解説します(2019.08.19 編集部)

東京、目黒に秋の訪れを告げる「目黒のさんま祭り」の開催日が近づいてまいりました。美味しいサンマをいち早く、しかも無料で楽しめるとあって、老若男女から大人気のお祭りです。

2018年はサンマが豊漁!今年も岩手県の宮古市から7,000匹のサンマの提供を受け、201899日(日)に目黒駅東口すぐの目黒駅前商店街にて行われます!

オマツリジャパンでは目黒サンマ祭りを主催する目黒駅前商店街振興組合の皆さんにお話をお聞きし、楽しみ方やこのお祭りへの想いなどをお聞きしました。ここでしか読めない特別インタビュー!ぜひ足を運ぶ前にご覧ください!

(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2020年9月14日 編集部更新)

目黒のさんま祭りは何時から並べばいいの?トイレや持ち物などは?

毎年多くの人で賑わうこのお祭り、サンマの無料配布は10時~14時の予定ですが、12時前に並んでもサンマにありつけない場合があるとのこと。3時間ほど並ぶ場合もありますので、天候や体調も考慮して、何時から並ぶのかを決めてくださいね。

長時間の並びになった場合、気になるのは熱中症。塩飴は配る予定ですが、帽子や飲み物は必ず用意して臨みましょう。会場はアスファルトなので、晴れれば照り返しも激しいです。

もう一つ気になるトイレですが、仮設トイレを2つ設置する他、近隣のコンビニや商業施設にも協力していただくとのことですので、清潔なトイレが一定数確保されているようです。

目黒のさんま祭りは都内でも屈指の人気のお祭りです。今年も多くの人で賑わいそうですが、サンマを美味しく食べられるよう、万全の状態で臨みたいですね!

目黒のさんま祭りポスター
提供:目黒駅前商店街振興組合

宮古のサンマを選んだのは一番うまいから!祭りをきっかけに焼いたサンマの美味しさを知ってもらいたい!

「最近の人は家でサンマを焼かないのが残念。焼いたサンマは美味しいんだから、家庭でも焼いて子供に食べさせてあげて欲しい」と語るのは主催者である目黒駅前商店街振興組合の西川さん。目黒のさんま祭りをきっかけに食べるようになってもらいたいとも仰っていました。

そんな想いがこもっていれば当然ですが、このお祭りで配られるのは美味しいと評判の宮古のサンマ。会話の中で「なぜ宮古のサンマを?」との筆者の問いに「美味いから!」と即答いただいたのがとても印象的でした。

宮古のサンマは輸送の際にたっぷりの栄養とミネラルを含んだ海洋深層水で作られた氷を使うとのことで、これにより鮮度が保たれ、獲れたてに近い味のサンマを楽しむことができるそうです。

目黒のさんま祭り
出展:wikipedia 目黒のさんま

目黒を知ってほしい。歴史・美術館・数々のお店を楽しめる魅力溢れる街なんです。

当日はもちろんサンマを食べることがメインになりますが、目黒駅前商店街振興組合の皆さんは「来ていただいた方には目黒の街そのものを好きになってもらいたい」とも話します。

目黒は渋谷・原宿のように派手ではありませんが、歴史ある奥が深い街です。

例えばさんま配布会場の道路を挟んで反対にある「誕生八幡神社」は太田道灌の奥さんが懐妊した時に丈夫な子が生まれるように願をかけたことに由来しますし、目黒駅西口の「権之助坂」にも江戸時代の歴史が詰まっています。

美術館も多く、「東京都庭園美術館」や「目黒区美術館」「久米美術館」なども目黒駅から徒歩圏。商店街にはオシャレな店から庶民的なお店まで様々あり、何度来ても飽きさせません。

目黒のさんま祭りをきっかけに、これらの魅力を知ることでまた足を運んでもらいたいとの想いが、目黒のさんま祭りを始めたきっかけでもあるとか。今年は目黒の街そのものもセットで楽しんでみませんか?

誕生八幡神社に掲げられた大漁旗
誕生八幡神社にも大漁旗が掲げられていました

サンマだけじゃない!徳島から、宮古から、様々な催しが!もちろん落語も!

目黒駅東口にはステージトラックの「新鮮なっ!とくしま」号が登場し、様々なパフォーマンスが披露されます。

目黒駅前商店街振興組合の皆さんが声を揃えて一押しするのが、岩手県宮古市からやってくる宮古水産高校による「宮水太鼓」。軽快なリズムと体に響く大太鼓はなかなかお目にかかれないクオリティです。

すだちの産地である徳島にちなんだ阿波踊り、地元の目黒学園からもベリーダンスやキッズチアが登場し、サンマを焼く傍らでは賑やかなステージが繰り広げられます。

もちろん落語も健在。下記のスケジュールで整理券が配布されますが、定員は各回先着200名様ですのでご注意ください。
・第一部、午前9時配布(開場930分、開演10時)
・第二部、午前1030分配布(開場11時、開演1130分)
・第三部、午後12時配布(開場1230分、開演1時)
・第四部、午後130分配布(開場2時、開演230分)

出演情報はこちら
目黒のさんま寄席ポスター
提供:目黒駅前商店街振興組合

目黒のさんま祭りが繋いだ目黒と宮古の深い話。美味しい・楽しいだけじゃないこの祭りの価値とは。

サンマの提供元である宮古市は東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けました。実は目黒のある品川区と宮古市はサンマ祭りが仲介となって災害時相互援助協定を結んでおり、品川区は震災後の3日後にトラックに支援物資を積んで届けたそうです。

目黒駅前商店街の方々もすぐに声がかかります。まずはおむつや義援金などを集めて現地へ送り、5月にはさらなる義援金を集め、常任理事の皆さんが直接現地に赴くことに。

それまでは被害を懸念し、サンマの無いサンマ祭りも検討していたそうですが、大変な状況にも関わらず宮古市長から「今年もさんま祭りをやりましょう」との言葉を受け、震災直後の2011年も例年通りサンマの提供を受け、参加者を楽しませることができました。

そういった経緯から、主催者の皆さんも宮古には特別な思い入れがあり、さんま祭りを通じて復興のお手伝いができればとお話ししていました。宮古からの修学旅行生も目黒に寄って色々な話をされて行かれるそうです。

目黒のさんま祭りは、街と街、人と人を結び、大災害の時でも助け合える関係を築きました。記事を読んで頂いた皆さんにも、このエピソードを通じてお祭りの価値を感じていただければと思います。

目黒駅前商店街振興組合の皆さん
目黒駅前商店街振興組合の皆さん、お話ありがとうございました。

タグ一覧