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壬生の花田植に歴史と田園をみた!広島県で行われる珍しいオマツリ

壬生の花田植に歴史と田園をみた!広島県で行われる珍しいオマツリ

広島駅から車で走ること約1時間、

毎年6月第1日曜日に広島県北広島町で行われる【壬生の花田植(みぶのはなだうえ)】をご紹介します。

ユネスコ無形文化遺産に登録された理由!

壬生の花田植は、単一地でユネスコ無形文化遺産に登録されている全国でも10件にも満たない珍しいオマツリです。

今年の稲作の無事と豊作を祈願して行われるもの(よくある理由)ですが、登録された理由が会場で配布の資料に記載されていたので抜粋します。

戦後の1950年代半ばからはじまる高度経済成長期を境に、農業の機械化や農薬利用が急速に進んだ日本の現代社会にあって、先人たちが伝えていた牛の代掻き(しろかき)や、早乙女の田植えなどの貴重な生産技術が、古風を伝える田植え歌や楽器の囃しなどの民俗芸能とともに、田の神さまに象徴される自然環境の恵みへの祈りと感謝の精神と、みごとに調和して保存伝承されていることが高く評価されたからです。
出典:「壬生の花田植」の由来とその文化的価値 新谷尚紀

実際に現地に足を運ぶと、地元の小学生達が子供田楽を披露するなど、地域住民の「この伝統を誇り、後世に残す」意識の上に成り立っているオマツリだと納得します。

小学生が町の商店街の中で演目をお披露目している様子。地元の暖かい声援が印象的。

ユネスコ無形文化遺産に登録された理由は【地元の人達の想いと伝承の成功事例】と、捉えると地方過疎化が進む日本では深く考えさせられるオマツリです。

飾牛のミドコロ!

さて!このオマツリのミドコロの1つはなんといっても絢爛豪華な飾牛。

少し早く会場入りして、壬生神社へ見に行くのがオススメです!

出番前の飾牛たちはここでチェックする事が出来ます!

こんな感じで繋がれています。撮影の際は引手さんに声をかけてから近付いて下さいね。

引手さんとの連携もバッチリ!お利口です!

装飾や体の大きさと対照的に、顔は可愛らしい。笑

じっと出番を待っていました。

花田植の会場となる田までは、商店街を道行します。

 

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#壬生の花田植 #mibuhanadaplant #飾り牛#decorativecow#農業儀礼#agriculturalceremonies

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飾牛と田楽団によるカオス田園風景!

いよいよ、花田植の時間になると会場に引手さんが飾牛を連れていきます。

上手くコントロールするには熟練の技と、牛との信頼関係の構築が必要。

無事に最初の1頭が田に入ると、続いてどんどん入田し飾牛の数が増えていきます・・・

今年は14頭が揃いましたが、過去は数十頭もいたそうです。

年々この町だけでは揃えるのが難しくなっていて、近隣地域から応援してもらっています。

その後、大田楽団も田に入ります。

正に絢爛豪華な田植え風景が広がります!

中国地方の田園風景の中に、歌声や音楽、牛の声が広がります。

最高潮に盛り上がるこのシーンの中でさえ、のどかさや懐かしさを感じる事が出来るのがこのオマツリの魅力なのかもしれません。

まとめ

人口1万8千人の北広島町には、この1日のオマツリに約6千人の来場者があります。

しかし、江戸時代に盛んに行われたこの伝統行事は、明治後期には多くの中国地域で廃れてしまったそうです。
それを昭和時代に再興させ、平成時代にはユネスコ無形文化遺産に認められるまでになりました。そして、この令和時代にも受け継がれています。
そんなノスタルジックを感じながら見ると、また違った楽しみ方が出来るかもしれませんね。

是非、歴史と田園風景を楽しめる広島県壬生の花田植に足を運んでみて下さい!

インフォメーション

名称 壬生の花田植
開催場所 広島県北広島町壬生
開催日 2019年6月2日(日)
6月第1日曜日
アクセス 【車】
中国自動車道「千代田IC」より約600m

【バス】
広島駅・広島バスセンターより高速バス「千代田 IC」下車徒歩約12分
関連サイト http://www.kitahiro.jp/mibu_hanadaue/
http://www.town.kitahiroshima.lg.jp/s...
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