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6.5mの山車(やま)が大迫力!北陸三大祭「三国祭」フォトレポート

2023/7/22
2023/7/21
6.5mの山車(やま)が大迫力!北陸三大祭「三国祭」フォトレポート

取材ライター、写真家のはしもとんです。

福井県の湊町「三国」で行われる北陸三大祭のひとつ「三国祭」

三国町は千年以上前の文献にも「三国」の記述があるほど、古くから湊町として栄えており、山車(やま)の迫力だけではなく巡行する歴史ある町並みも魅力的です。

三国独特の建築様式である「かぐら建て」が特徴で、今回のフォトレポートでも何度か見かけるので、ぜひ注目してみてください。

流行り病の関係でココ数年は規模を縮小しての開催だったのですが、今年はなんと4年ぶりにフルスペック、マックスポテンシャルでの開催とのことで、お客さんも超満員。一日中かけて行う6.5mの山車が町中を巡行する様は迫力満点でしたよ!

今回、有り難いことに三国祭の撮影係のひとりとして、三国祭保存振興会の山車の曳き手の仲間に入れてもらい丸一日、三国祭を撮ってきたので皆さまにご紹介です。参番山車に張り付いて撮影した、ちょっと変わったオマツリの雰囲気をお楽しみください。

三国祭公式ホームページ

大迫力の山車紹介

さてさて、4年ぶりにフル開催となった三国祭ですが、主役となる山車を紹介しましょう。毎年山車を出す地域が変わっていて、今年は以下の6基が三國神社を中心に町を巡行しました。

壱番山車は岩崎区 新選組 吉村貫一郎(しんせんぐみ よしむらかんいちろう)

弍番山車 中元区 勧進帳 安宅の関 富樫左衛門尉(かんじんちょう あたかのせき とがしさえもんのじょう)

こちらがわれらが参番山車、三国祭保存振興会の釣鐘弁慶(つりがねべんけい)です。強そう。実際強かったです(?)

四番山車 上西区 猩々(しょうじょう)

こちらは能で演じられる架空の妖精とのこと。お酒が好き。

手前:五番山車 桜町区 永代櫻(えいたいざくら)

一風変わった永代櫻は、8年に一回しかお目にかかれないとのことで、たくさんの皆さんに撮影の的になっていました。かわいいもんな!

六番山車 橋本区 加藤 清正(かとうきよまさ)

三國神社に集合しスタート

山車は三國神社に6基集まり、町を巡行します。

三国祭の山車は引くタイプなので、力のある大人だけではなく子どもたちが多く参加していたのがとても印象的。

山車の近くには屈強な若い衆たちもいますが、みな生き生きしていました。かっこいい。

今回は3人の外国人モデル、日本人のモデルさん2名と一緒に回ります。

出発時、いきなりすれ違いがあります。

ここは割と余裕がありましたが、町中のかなり狭いところでもすれ違えるのはすごい。

軽く一周し、お昼休憩のあと13時ごろ、いよいよ本番です。壱番山車を先頭に巡行しはじめます。この時間には人でごった返していました。

山車を引くみんなに的確な指示を出します。声が良く、指示がとても気持ちよかった!!「チョイトリー」「チョイトリャァ!!」

山車に乗り、電線や障害物へ当たらないように指示を出します。

現場での判断、そして曳き手への指示、決して無茶をさせない「ゆっくりでいいよ!」の声掛けがとても心地よい印象でした。

打ち上げ時に、声掛けがカッコよかったことを関係者に共有すると、皆さん同じ様な感想を抱いたようで、かなりノッていた様子でした。

「かぐら建て」の前を山車が通過するシーン

三国駅前の盛り上がり

夕方ごろ、駅前ですべての山車が順番にお披露目されました。めっちゃ人多い!!!!

来年に備えよう、山車のルートはこちら

夕方の駅前方向転換が盛り上がったところで、夜のクライマックスの神社に向けて山車が巡行します。来年も同じようにルート案内のチラシが配られたり、ホームページでチェックできたりするので、確認した上でいきましょう。

また、QRコードを読み取るといまの山車の位置がわかるツール「やまナビ」も当日稼働していました。オマツリもハイテクですね。

それでは夜に向かってより神秘的な弁慶様を御覧ください。

夕方ごろになると、外国人を含む我らのチームは山車の後方に移動。坂が多くブレーキをかける事が多いフィジカルが必要な位置ですが、より楽しそうにしていたのが印象的です。

来年も参加したくなる魅力

一緒に回った福井県に住む外国人モデルのお3方の様子は、朝からの参加だったので、途中疲れる様子もありましたが、終日楽しそうにしていました。山車や神輿など撮影スポットも多かったので、山車を曳きつつ、方向転換の際に動画を撮ったり、SNSに随時アップするなど楽しんでいました。

曳き手のお兄さん方と英語や日本語でコミュニケーションをとっていたのも印象的です。

お祭りが終了した際には、「楽しかったので来年も参加したいね」と言っていましたよ!俺も同じ気持ちです!

というわけで、朝から丸一日、釣り鐘弁慶の巡行に付き添いつつ、三国祭を満喫できました。とにかく人が多く、写真・動画を撮るスポットも数多く、非常に盛り上がったオマツリだと感じました。マスクが任意になったこともあり、観に来ていた方々の表情も印象的でしたね。

三国祭の公式HPでは山車の詳細な説明や数多くの写真が掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。

三国祭 お問い合わせ 三国祭保存振興会
福井県坂井市三国町神明1丁目4-20
(三国コミュニティーセンター内)
Tel 0776-82-6400
[email protected]

取材協力:Actibaseふくい
福井県坂井市三国町北本町4丁目4番18号

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