※2021年は新型コロナウイルス蔓延の影響で規模を縮小しての開催となりました。 2022年には例年通りに開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけましょう。 (2021年3月29日 編集部)
(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2021年3月29日 編集部更新)
目次
偕楽園の梅に続いて季節の移り変わりを知らせる千波公園の桜
日本三名園の一つに数えられる水戸市の偕楽園は、国内屈指の梅の名所となっていますが、季節の花が桜に変わる時期に主役となるのが、偕楽園の南に接する千波公園です。一周約3キロの千波湖を桜が取り囲み、例年3月下旬から4月中旬には湖畔を薄紅色に彩ります。2021年は3月27日~4月11日の期間で「水戸の桜まつり」が開催されます。
水戸の歴史が感じられる千波湖の西湖畔から広がる桜並木
偕楽園の東から偕楽橋を渡れば千波湖の西湖畔です。湖の西岸には黄門像広場が整備され、徳川光圀公、徳川斉昭公・七郎麻呂(慶喜公)など、水戸に暮らしながら日本史を築いた偉人の像が見られ歴史感が漂います。
千波湖の西湖畔には親水デッキが設けられているので、ここから周囲を見渡すと湖面から湖を取り囲む桜を眺めているような気分となります。
ボートで湖に漕ぎ出し白鳥と同じ目線で楽しむ桜
西岸からボートに乗って千波湖に漕ぎ出せば、360度のパノラマで桜に囲まれます。
千波湖には、白鳥、黒鳥、カモなど数多くの水鳥が暮らしています。白鳥のボートから桜を眺めると、湖を泳ぐ水鳥に親近感が産まれてくることでしょう。
千波湖の西には花壇や、遊具広場、SL広場の他に和風茶屋や洋風カフェなどが設けられ、桜の花見の他にも様々な楽しみが溢れています。
千波湖の遊歩道から水戸駅まで続く桜並木
千波湖の全周には約3キロの遊歩道が整備されています。遊歩道に沿ってソメイヨシノなど約750本の桜が並木を作っています。湖畔を吹き抜ける清々しい風を感じながら、のんびりと桜の花の下を散策することができます。
千波湖の東端は千波大橋です。千波大橋の袂にも千波公園の入口が設けられています。
千波湖から千波大橋を越えるとJR水戸駅南口に向かって桜川が流れています。川の両岸にも桜並木が続き、水戸駅まで桜の花を楽しむことができます。
ライトアップされ湖面を彩る夜桜
2020年の「水戸の桜まつり」では、様々なイベントが中止となってしまいましたが、夜間のライトアップは予定通り実施されました。18:00に点灯されると、時間とともに変化する残照を背景に桜がファンタジックな色彩を放つかのようです。残光がなくなると、湖面が桜の花で彩られます。
水戸市の偕楽園を梅が彩った後、季節の移り変わりを知らせるのが、千波公園の桜です。一周約3キロの千波湖の遊歩道には、ソメイヨシノなど約750本の桜が並木を作り、例年3月下旬から4月中旬には湖畔を薄紅色に彩ります。ボートに乗って湖に漕ぎ出せば、水鳥と同じ目線で湖を囲む桜を楽しむことができます。毎年「水戸の桜まつり」が開催され、期間中には夜間のライトアップが行われ、湖面に桜の花の化粧が広がります。