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滋賀県長浜市の豪華絢爛な「長浜曳山まつり」曳山の上の熱演「子ども歌舞伎」は必見!

2023/4/5
2024/5/21
滋賀県長浜市の豪華絢爛な「長浜曳山まつり」曳山の上の熱演「子ども歌舞伎」は必見!

400年以上の歴史をもつ滋賀県長浜市の「長浜曳山まつり」。長浜八幡宮の祭礼として毎年4月9日から17日の間、開催されます。

2023年には、秀吉公が長浜の町を開いて450年になるのを記念して、本日(ほんび)である4月15日(土)に、13基すべての曳山が御旅所で勢ぞろいする「曳山揃い」を実施。すべての曳山を一度に見られるのは、ユネスコ無形文化遺産に登録された2016年以来で、実に6年ぶりの貴重な機会となりました。

ここからは、2022年の現地のレポートをお届けしますので、長浜曳山まつりをより楽しむために、ぜひお役立てください。

滋賀・長浜の春のお祭り

滋賀県長浜市。琵琶湖畔東部に位置する街で、古くから有力者たちによって重要視されてきた場所です。市内北部に戦国大名の浅井氏が治めてきた小谷城跡がありますが、織田信長の姉川の合戦によって落とされ長浜一帯の支配者が変わると、長浜城が築かれ現在の市街地へと中心が移ってきました。その後は織田信長家臣の羽柴秀吉や、またその家臣の山内一豊などによって領され、江戸時代へと進むと彦根藩の商業都市として発展してきた街でもあります。

歴史ある街、また商業的に勢いのあった街のお祭りはユニークなことが多いですが、長浜曳山まつりは、まさにそんなお祭りだといえるでしょう。

長浜曳山まつり

日本三大山車祭の1つ

長浜曳山まつりは、京都祇園祭、飛騨高山祭と並んで日本三大山車祭の一つに数えられているお祭りです。名前の通り山車が街中を練り進み、お囃子が聞こえてくる風景はお祭り好きにはたまりません!お祭り会場への玄関口となるJR長浜駅へやってくると、その駅舎には提灯が掲げられ、既にお祭りの様相になっていました。

長浜曳山まつり

長浜駅から歩くこと10分強で来ることができる長浜八幡宮。こちらがお祭りの中心地となります。

長浜曳山まつり

鳥居を潜った先の長い参道には、びっしりと屋台が出ていました!

長浜曳山まつり

約一週間続く長浜曳山まつりですが、メインとなるのは4月15日。この日は特に様々な催しが行われていきます。まずは社殿へとやってくると、役者の皆さんによる参拝の真っ盛り。朝8時30分まで、役者朝渡りと呼ばれるお祭り関係者による参拝が行われます。役者と言うのはなんなのか、この後登場します!

長浜曳山まつり

衣装を着飾った子どもたちの姿も!

長浜曳山まつり

続いて9時を過ぎると、古式装束を羽織った行列が参道を進んできました!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

化粧まわしがかっこいいですね!

長浜曳山まつり

武者に扮した子どもたちの姿もあります!

長浜曳山まつり

境内には、山車も登場!そして山車の舞台に乗るのは子どもたちです。役者と言うのはこちらのこと。長浜曳山まつりの名物の一つ、子ども歌舞伎を演じる皆さんです!

長浜曳山まつり

名物・子ども歌舞伎

9時45分からは、境内にある4つの山車で子ども歌舞伎が次々に演じられていきます。子ども歌舞伎は長浜曳山まつりの醍醐味の一つとして知られ、子どもが演じる珍しさからもたくさんのファンがその演目を見ようと毎年訪れています。なお感染症対策の観点から2020年は中止、2021年は各町内での披露に留めていたため、長浜八幡宮で子ども歌舞伎が奉納されるのは3年ぶりとなりました!

一つ目の演目は、鳳凰山による「平家女護島 俊寛 鬼界ヶ島の場」です!役者が登場すると、大きな歓声(声ではない、熱気のような何か)がわっと上がりました!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

そしてタイトルにも名前が付いているこの物語の重要人物、俊寛です。子どもが演じているとは思えない、老縁な雰囲気がすごい!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

この物語は、平家全盛の時代に鬼界ヶ島へ島流しにされていた俊寛を中心に進んでいく話です。子どもたちの名演技が随所で見られました!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

二つ目の演目は、壽山による「GOEMON 石川五右衛門」。江戸時代の大泥棒の知られざるエピソードが演じられます。

長浜曳山まつり

なんと五右衛門のお父さんはスペイン人と言う設定のこちら!ですが豊臣秀吉のバテレン追放令により、イスパニアに帰らざるを得なくなってしまうのです…。

長浜曳山まつり

孤児の時代を経て、大きくなった五右衛門。既にその姿は大泥棒ですね!

長浜曳山まつり

スペイン関連ということで、フラメンコが登場するのも見どころです!

三つ目は、高砂山による「男の花道」。大阪で人気の女形役者の歌右衛門が江戸での成功を目指すが、目を悪くしてしまい、蘭学医学を学んだ玄碩に助けられて…。と言うエピソードです。

目を悪くしてしまい、悲嘆にくれる歌右衛門。

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

身を投げようとしたところ、目を直せるぞと登場した医者の玄碩。救世主ですね!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

目も治り、江戸で大成功した歌右衛門。見事な技の数々を見せていきます!

長浜曳山まつり

宙に浮くアクロバットな演技がすごい!

長浜曳山まつり

その裏では玄碩が命懸けの窮地に。

長浜曳山まつり

そんな中、歌右衛門へ届いた玄碩からの文。かつての恩人、玄碩を救うべく動きます!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

今にも切腹しそうになっている玄碩。歌右衛門は間に合うのでしょうか?

長浜曳山まつり

寸前で歌右衛門が間に合いました!玄碩と歌右衛門が本当に知り合いなのかと言うのが争いの理由でした。

長浜曳山まつり

舞台以外では舞わないと言う歌右衛門ですが、玄碩の為に見事に踊ります!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

これにて一件落着!

長浜曳山まつり

4つ目、最後の演目は猩猩丸による「伽羅先代萩 足利家奥御殿の場」。猩猩丸は、船型になっている山車の形状も見どころです!

長浜曳山まつり

このお話は奥州にある藩の奥御殿を舞台に、女たちの駆け引きが演じられる内容です。

長浜曳山まつり

当主となったばかりの幼君、鶴千代がキーマン。

長浜曳山まつり

猩猩丸は舞台の中の装飾も見事!朱と金で厳かな佇まいですね!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

この頃にはお昼も過ぎ、たくさんの方が子ども歌舞伎を見ようと集まっていました!

長浜曳山まつり

後ろの松とのコントラストが美しいです。

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

街中、夜は一味違う風景を作る

長浜八幡宮境内で子ども歌舞伎を終えた山車は、街中へと歩みを進めます。今年は曳山博物館前と御旅所でも子ども歌舞伎が演じられるので、長浜八幡宮で見逃した方、もう一度みたい方はそちらへと山車を追いかけていっていました!

長浜曳山まつり

古い街中を、威勢よく山車が進みます。

長浜曳山まつり

アーケードになった商店街の中へも登場!

長浜曳山まつり

こちらは御旅所です!こちらに到着する頃には雨も止み、雨除けの覆いも取られていました!

長浜曳山まつり

山車ごとに違う見事な装飾も見どころポイントです!この豪華さから、長浜の山車は「動く美術館」と呼ばれることもあるんだとか!

長浜曳山まつり

日も暮れ始め、提灯に火が灯りました!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

昼間とはまた違った雰囲気のもと、子ども歌舞伎が演じられていきます。

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

いよいよ暗くなり、山車も一層艶やかな雰囲気に。

長浜曳山まつり

猩猩丸が御旅所へと入場してきました!よいしょの掛け声が良いですね!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

こちらは一つ前に入場してきた高砂山の様子。お囃子が鳴り響く中、山車が動いているのは見応えがあります!

さあ、山車が4基勢揃い。まだまだお祭りは続きます!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

御旅所も提灯で飾られます。

長浜曳山まつり

山車に掲げられるたくさんの提灯。山車ごとに違う模様があるのもご注目。

長浜曳山まつり

装飾も照らされカッコいいですね!

長浜曳山まつり

長浜曳山まつり

長浜の見どころ・ご当地グルメ

商業都市として発展してきた長浜の中心地には、中山道の分岐(彦根市)から福井へと続く北国街道が通ります。その街道沿いには古い街並みが残り、観光スポットとしても知られています!

長浜

また琵琶湖畔の街と言うことで市内には幾重にも水路が通り、水辺のある街並みも見どころの一つです。

長浜

街中には長浜曳山まつりに因んだものもたくさん!商店街のアーケード入り口には、子ども歌舞伎を模った飾りも!

長浜

その近くには、曳山博物館もあります。お祭りに登場しなかった山車の展示などもありますので、ぜひチェックしてみてください!ちなみに長浜には山車が13基あり、毎年4基が交代でお祭りに登場しています。

長浜

お次は街のシンボルの一つでもある、長浜城!羽柴秀吉によって築城されたお城で、登城すると琵琶湖が見渡せます。

街中を歩くと、いろんなところで秀吉のシンボルである瓢箪が目に入ります。地元の方々に愛されているのですね!秀吉を祀った豊国神社もありますので、こちらへの参拝もおすすめです!

長浜城の麓からは、このように琵琶湖が望めます。

続いては、長浜にゆかりのあるもう一人の戦国大名の山内一豊。その妻、千代による内助の功が有名で、2006年には大河ドラマでも取り上げられました。この像があるのはかつての山内家邸跡で、明治時代頃まではこの土地に「伊右エ門屋敷」と地名が付いていたそうです。

こちらは長浜鉄道スクエアにある、旧長浜駅舎。1882年(明治15年)の建造で、なんと現存する日本最古の駅舎なんだとか!鉄道ファン必見のスポットが長浜駅近くにありました。

ここからは長浜グルメをご紹介!まずはのっぺいうどんです!とろみのある出汁の効いた琥珀色の汁と、真ん中にドカンと入った大きな椎茸が特徴的。食べてみると出汁が香り、湯葉や青菜などの付け物も嬉しい一杯でした!

続いては、鯖そうめん!焼き鯖の乗ったそうめんで、鯖の旨味と、出汁香る甘辛さに箸を進めてしまう名物です。

琵琶湖の対岸には日本海から京都へと鯖を運搬するために使われた鯖街道がありますが、同様に長浜へも多くの鯖が届いていたのでしょうか?長浜ではハレの日や農繁期に焼き鯖を食べる風習があるようで、長浜曳山まつり当日にも店先で焼き鯖を売るお店が出ていました!そんな環境なので、鯖寿司も有名ですよ!

お次は、鮒ずし。琵琶湖で獲れる鮒で作る滋賀名物の発酵食品です。独特な匂いのイメージを持たれる方もいると思いますが、そのお味は地酒と合わせて食べるとたまりません!

毎年4月15日にピークを迎える長浜曳山まつり。豪華な山車に子ども歌舞伎など、朝から晩までいても満喫できるお祭りです。ぜひ長浜の名物や見どころと合わせて、お祭りを楽しみに来てみてください!

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