さあ、あなたは仲間外れを見つけられましたか? 正解はこちら!
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
「瓜」のつく食べ物といえば、「南瓜(かぼちゃ)」がありますね! 10月31日はハロウィンの日、ということで、この記事ではハロウィンに関連する(?)日本のお祭りについて紹介したいと思います。
日本にも「ハロウィン」のような風習があった!?
ハロウィンのお楽しみの要素の一つといえば、お菓子。子どもたちがお化けの格好などに扮装して、近隣の家の前などで叫ぶ「Trick or Treat(お菓子をくれないとイタズラするぞ)!」というフレーズは、すっかり日本でもおなじみですよね。「子どもたちがお菓子(お金)を求めてご近所を回る」という要素にだけ注目すると、実は日本でも似たような風習が昔から存在するのです。
有名なところでは北海道の「ローソクもらい」。
View this post on Instagram
「ローソクもらい」は北海道の七夕の風習で、毎年8月7日(7月7日の地域も)になると、子どもたちが提灯を持ち「ローソク出せーローソク出せー 出さないとかっちゃくぞ おまけに噛みつくぞ」と歌いながら、地域を練り歩きます。大人は歌が聞こえると、ローソクと共に大量に買い込んでいたお菓子を少しづつ子どもたちに渡していくとのこと。まれにお菓子がない家からお小遣いをもらうこともあるそうです。この「ローソクもらい」の風習は、青森県の「ねぶた祭り」との関連性も指摘されています。
”灯籠”と”七夕”の意外な関係?各地の灯籠の関係したお祭りもご紹介!
子どもたちが集落の家の戸口を訪れ、何かしらの唄を唱えてお金やお菓子をもらうという風習は、一つの類型として全国各地に見受けられるようです。例えば、岐阜県郡上市の白鳥町長滝地区では「弁天さまのおまつり」という名前で、毎年8月7日に子どもたちが飾り付けをした笹を手に、家々を訪れて「弁天様のお祭りは秋のこがねじゃ豊年じゃ」と唱えて、お金をもらうという風習があります(現在も行われているかは不明)。
子どもたちを神様(来訪神)のような存在になぞらえて豊作を祈願する、そういう意味では、ケルト人の「収穫祭」に関連するとも言われるハロウィンと、精神性としてもどこか重なる部分があると言えそうですね。
参考文献:
ハロウィンの由来 コトバンク 日本大百科全書(小学館)
弁天さまのおまつり 岐阜県郡上郡白鳥町教育委員会『故郷再現 よみがえる里山の生活』