クイズです。誰もが知る国の施設で、現在唯一奈良県と滋賀県にだけにないものといったら何でしょう。
答えは……
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「刑務所」となります。
ちなみに、奈良県には2016年までは「少年刑務所」はありましたが、老朽化により現在は閉鎖されております。滋賀県の「滋賀刑務所」も2022年に老朽化と収容者数の減少も伴って閉庁されました。
「刑務所」が存在しない明確な理由があれば興味深いところですが、奈良県に関しては、たまたま現在はないということだけのようです。奈良県は治安がいいから「刑務所」がない!?とも想像してしまいますが、参考までにALSOKがまとめた警視庁の統計によりますと、奈良県の2022年の「住宅侵入盗認知件数」(警察などの機関が犯罪の発生を認知した件数)は、全国で27位(多い順)。多いとも、少ないともいえない感じですね。
なお、世界には刑務所がない国があります。それはバチカン市国です。なお、犯罪者が出た場合はイタリアの刑務所に送られるとのことです。
さて、そんな奈良ですが、奈良で12月に開催されるおすすめのお祭りがあります。
900年近くの歴史を持つ「春日若宮おん祭」(かすがわかみやおんまつり)
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このお祭りの凄いところは、なんといってもその歴史にあります。年一回の開催にも関わらず、1度も途切れることなく今年で888回を迎えます。平安末期(1136年)、時の関白・藤原忠通が天下安泰、五穀豊穣、万民和楽を願い開始されました。1979年には、国の重要無形文化財にも指定。今では日本の伝統文化や風俗を伝える貴重なお祭りとなっております。
祭りの中心となるのは12月17日で、深夜0時より若宮さまが参道脇の御旅所に還る「遷幸の儀」からスタート。正午からは平安から江戸時代に至る古式ゆかしい時代行列である「お渡り式」が奈良市街を練り進み、14:30からは御旅所で国の平安を祈念する祭典が厳粛に行われ、続いて夜遅くまで数多くの神事芸能が奉納されます。
なお、こちらのお祭りは奈良公園の一角にある「春日大社」で開催されますが、そもそもここ自体が強力なパワースポットとなっております。「春日大社」の創建は奈良時代に遡り、平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために建てられました。本殿に至る道には、八本の小さな橋があり、橋を渡るたびに一つ一つ身が清められていくと考えられています。
また、日本一燈籠の多い神社といわれ、「春日大明神」と記された石燈籠を一日で3基以上見つけられたら大金持ちになれるといった言い伝えもあります。開運厄除・夫婦円満などのご神徳を持つ、春日大明神が祀られており、4つある国宝の本殿に参拝することで、「開運厄除」「仕事運UP」「学業成就」「縁結び」のご利益を授かることができるそうです。そんなご利益満載の「春日大社」を参詣しつつ、「春日若宮おん祭」に出かけてみてはどうでしょうか。
参考記事:
「刑事施設(刑務所・少年刑務所・拘置所)」(法務省HP)
「法務省、滋賀刑務所廃止へ 施設老朽化、京都などへの受刑者収容を検討」(毎日新聞)
「バチカン市 Vatican City」(academic-accelerator)
「全国治安ワーストランキング2022」(ALSOK)
「【奈良】春日大社 強力な神様を集めたパワースポット! | 神社めぐり」(TOMO JAPAN)
「春日大社は超パワースポット! 見どころ満載!開運間違いなし! 」(日帰り女子たび)
「春日若宮おん祭/春日大社」(公益社団法人 奈良市観光協会)