わっしょい!世界のお祭りを巡る奇祭ハンターのちよ子です。
さっそくですがみなさんはこの写真、どこの国だと思いますか?
トルコ?ドバイ?綺麗に整っていて緑も豊かにみえますよね。
実はイラクのクルディスタン自治区の写真なんです!
イラクの中に位置する未承認国家クルディスタン自治区で開催される『ノウルーズ』というお祭りは、緑がいっぱい笑顔がいっぱいの平和なお祭りを楽しむことができました。
今回は戦争や難民などのネガティブイメージが強いイラクのお祭り、あまり知られないクルディスタン自治区でのノウルーズを紹介します!
イラクのイメージがかわるきっかけとなれば嬉しいです!
戦争のイメージ?第2のドバイと呼ばれるクルディスタン自治区の実態
アルビルに着いたよー
みんなのイラクのイメージとどうですか??日本と同じ、色んな地域があるから
"国"だけで一括りにみてしまうイメージはやっぱり良くないよね! pic.twitter.com/mQqkUORcrP— 奇祭ハンター@1/29 サンクチュアリ出版イベント (@tailovene) March 18, 2019
現地に行ってみたら、治安が良すぎた!
砂漠だらけでテロ組織がいる、内戦が続いていて治安が悪い・・・そんなイメージしかなかったイラク。
そんなイラクの中でもクルディスタン自治区という、独立を目指す未承認国家が存在することをみなさんは知っていますか?
なんと第2のドバイと呼ばれるほどこんなにも発展していて、
女性が夜出歩けたり、スマホや荷物なんかも置いて出歩けるほど治安がいい場所なんです!
そんな想像もしていなかった〜〜〜!
日本からのアクセス
日本からはドバイやカタール経由でアルビル空港に降り立ちます。
イラクから実質的に独立しているクルディスタン自治区なので、日本のパスポートならビザなしで入国できますよ~!
春の祝祭『ノウルーズ』とは?
ノウルーズとは、各地に散らばる「国を持たない最大民族のクルド人」によるお祭りで、ノウ=「day」、ルーズ=「new」。ペルシャ語で「新しい日」という意味になります。
イラン暦では日本の春分の日(3/21)を「お正月」の意味合いと同じ、新年のお祝い・春の祝祭としてこの日は国民の祝日とされています。
クルド人はイラン、シリア、トルクメニスタン、トルコ…などの中央アジア周辺諸国にいるクルド人もこのノウルーズの祝祭を行っています。(各地によってお祝いの仕方はさまざま)
勝利の火を持ち山を登る前夜祭がかっこいい!
独立国家を目指すクルド人のノウルーズのお祝いの仕方は、
前夜祭に丘や高台に登って焚き火をし、松明を掲げて練り歩くのが特徴的です。
この松明の炎は"独立を勝ち取る勝利の火"という願いが込められているそうです。
山並木に沿って、遠くの山の形が松明の光でわかるほど独立への気持ち(勝利の火)が輝き続ける夜になります。
春の陽気につつまれて家族と踊るピクニック
ノウルーズ当日は家族で春の陽気を楽しみ、みんなで音楽に合わせて踊ったりとピクニックに出かけることが定番となっています。
ノウルーズ当日は家族でピクニックすることがど定番。
日本でいうとお花見なのかな
みんなとても親切で
「こっちこいよー」とあちこちでもてなしてくれてとても温かい交流ができましたスパース pic.twitter.com/JATfFe9V8m— 奇祭ハンター (@tailovene) March 24, 2019
日本でも開催してる!クルド人が暮らす埼玉のノウルーズ
日本国内、同日(3/21)に在日クルド人の方々が埼玉県蕨市民公園に集まってノウルーズのお祝いを開催しているようです!※ここでは「ネウロズ」と呼ばれているみたい!
ケバブなどのBBQがあったり、「アイラン」というトルコでよく飲まれる甘くないヨーグルトが出されたりするようです。
あとはクルディスタン自治区のみんなと同じように色鮮やかの伝統衣装をまとい、音楽に合わせて踊ってりしてるって!
参加者は年々増えていて1000人ほど集まるときも!
日本とクルドの文化交流をぜひしに行ってみてはいかがでしょうか?!