近年は年中行事や季節の風物詩などをモチーフに描き入れた、月替わりの限定御朱印をいただける寺社も増えてきました。月のなかでも特に万物がみな改まる新年の1月には、美しく華やかな色使いや素材使いが目立ち、よりアーティスティックに趣向を凝らした素晴らしい御朱印も数多く登場します。
そこでこの記事では、繊細な切り絵だったり、クリア板に描かれた絵との重ね合わせだったり、開くたびに3Dで飛び出してきたりと、特別豪華でアートな新春御朱印を5つ厳選してご紹介します。1月1日から期間や数量限定で頒布する寺社も多いので、せっかく初詣にいくならちょっと変わった御朱印も…という方はぜひチェックしてください。
目次
東西南北を司る四神をモチーフにした切り絵御朱印
奈良県奈良市にある御霊神社では、神獣四神をモチーフにした切り絵御朱印がいただけます。東方の青龍、南方の朱雀、西方の白虎、北方の玄武と、方角ごとに象徴する色などの和紙を使い、神獣や花、和の文様など、細やかな切り絵で縁取った御朱印です。初穂料は1体につき1,500円で、令和4年1月1日から頒布が開始されます。
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金紙の虎に墨絵の竹の重なりが美しい「福重ね朱印」
兵庫県宝塚市にある伊和志津(いわしづ)神社では、元旦より寅年限定の「福重ね朱印」の頒布が行われます。水墨画のような雪持ち竹と「寅」の文字が揮毫されたクリア板を、虎柄のような墨流し模様の金紙に描かれた虎の親子にそっと重ね合わせると、幽玄で奥行きのある世界が現れる素敵な御朱印です。二枚組の御朱印で初穂料は1,200円、数量限定での頒布となっています。
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一大ブームを牽引し続けるお寺の芸術的な切り絵御朱印
埼玉県熊谷市にある埼玉厄除け開運大師 龍泉寺は、現在のアートな切り絵御朱印の発祥のお寺でブームを牽引し続けています。年間を通じて様々なアート御朱印がいただけますが、お正月には切り絵御朱印「大開運の扇」と、重ね切り絵御朱印「干支の寅&龍泉寺の龍」の2種類が初詣限定御朱印として、それぞれ5,000枚ずつ頒布されます。
どちらもパール入りの特別な紙に金の箔押しが施され、繊細な切り絵がきらきらと輝き、芸術作品の域に達する美しさです。頒布期間は2022年1月1日から1月10日までとなっています。
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開くと赤富士や七福神がとびだす!立体御朱印
東京都品川区にある居木(いるぎ)神社ではお正月限定で、赤富士や門松が飛び出す御朱印と、宝船に乗った七福神が飛び出す御朱印の2種類の立体御朱印を頒布します。開くたびにめでたく楽しい気持ちになれそうな御朱印ですね。どちらも頒布開始は元旦から、1日100枚の数量限定で初穂料は1体1,000円です。
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作家のファンも多い「干支×花」の切り絵御朱印
福岡県八女市にある福島八幡宮では、2021年の「丑」も大人気だった干支と花を組み合わせた切り絵御朱印を頒布しています。2022年版は干支の寅と花のデザインがおしゃれな「福寅」。切り絵のデザインと制作は、八女では知らない人のいない切り絵作家、くろくも舎の松原真紀さんによるものです。牡を表現した勇ましい黒と、牝を表現した華やかな赤の2種類があります。
頒布期間は12月1日からすでに開始されていて2022年1月31日までとなっています。数量限定のためなくなり次第終了となりますのでお早めに。
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まとめ
この記事では、2022年のお正月限定で豪華で華やか、ちょっと変わったアートな新春御朱印といただける寺社を5つご紹介しました。
美しい御朱印は、参拝の証しというだけでなく、何度も見返してみたくなる思い出の逸品にもなります。せっかく初詣に行くのであれば新しい年のスタートに、ちょっと特別な御朱印をいただける寺社に出向いてみてはいかがでしょうか。