全国のケーブルテレビ局が、我が街イチオシのお祭りを紹介する「おまつりニッポン」!各回、ナビゲーター落語家・柳家緑也さんが、全国のさまざまなお祭りを紹介していきます。オマツリジャパンでは、お祭りの魅力をダイジェストでご紹介します!
今回ご紹介するのは岐阜県美濃市で行われる「美濃祭り」。
「美濃祭り」
太鼓と鉦、そして「オイサー、オイサー」の掛け声に舞う花みこし。
毎年4月第2土曜・日曜に開催される、岐阜県美濃市の春の風物詩です。
美濃市は、清流と良質な楮(こうぞ)に恵まれ、和紙産業のまちとして栄えました。
和紙により財を成した商人たちが競って商家に掲げたのが「うだつ」。隣り合う町屋の間で火事の延焼を防ぐための防火壁です。一説には、〝物持ち〟の家が建てる富の象徴であることから、出世しない、パッとしないという意味の「うだつの上がらない」という慣用句ができたとも。国の伝統的建造物群保存地区に選定された「うだつの上がる町並み」は、このまちの歴史を今に伝えています。
美濃まつりは、「花みこし」、「山車・練り物」、そして笑いを誘う「流し仁輪加(にわか)」の3部からなる八幡神社の祭礼です。
祭りの最初を飾る花みこしを彩るのは「シナイ」と呼ばれる和紙の花で飾られた竹の棒。一つの神輿に取り付けられるのは約300本のシナイで、花は1基あたり10万枚だそうです。
2024年の美濃祭りは、コロナ禍を経て5年ぶりの通常開催。八幡神社には子供神輿を含め24基が参加しました。
祭りのクライマックスは、広岡町の交差点で行われた「総練り」。各町の花みこしが入り乱れる様子は、まるで満開の桜を見るような華やかさです。
映像をYouTubeで配信中!
美濃祭(八幡神社)
岐阜県美濃市上条1238 八幡神社
毎年4月第二土曜日・翌日の日曜日開催
https://minokanko.com/event/category/spring/p6009/
製作局
美濃まつりは和紙の町ならではお祭りです。「うだつの上がる町並み」で舞う「花みこし」をお楽しみに!
制作・著作:
シーシーエヌ株式会社 https://www.ccn-catv.co.jp/
日本ケーブルテレビ連盟 https://www.catv-jcta.jp/
- 「おまつりニッポン」は、日本全体でお祭りの輪を広げていくとともに、地域のインバウンドの魅力を発信していく取り組みです。
- 地域に根ざすケーブルテレビ局、日本ケーブルテレビ連盟、オマツリジャパンが地域のお祭りを盛り上げていく応援団となり、様々なコンテンツの発信を通じ、海外や各地域からのインバウンドの呼び込みや地域創生を目指していきます。