この記事は「初めてお神輿担ぐことになったけど、お神輿担ぐのに必要なものって何?そもそも何を着たら良いの??ネットで検索したけどよく分からない…!!」なんてビギナーのあなたに向け、同じくお神輿ビギナーのオマツリジャパン編集担当「イケちゃん」が自腹で祭り衣装を買い揃えた様子をレポートいたします!
今回、お祭りの聖地‟浅草”に拠点を置く、お祭り用品専門店『浅草中屋』さんで、お神輿を担ぐときに必要な衣装を全て買い揃えてきました!「初めてで何も分からないので教えてください!」と正直にお話したところ、親切な店員さんに丁寧に説明をしていただきましたので、是非祭り衣装購入の参考になさってください~。
お祭り用品専門店『浅草中屋』ってどんなお店?
今回お世話になった『浅草中屋』さんは、お祭りビギナーから上級者まで御用達の有名店。
毎年5月に「三社祭」が行われ、祭りを中心に一年が回る浅草で、明治43年創業の老舗です。
浅草寺弁天堂のすぐ近く、仲見世通りから少し入ったところに浅草中屋さんはあります。オープンで入りやすい店構え!
お店を訪れたのは平日夜の19時過ぎ。何組かお客さんが入っていたのですが、若い方が多い!訪れていたお客さんの半分は若い方で、そのまた半分は女性だったのは意外でした!
浅草中屋さんでは販売スタッフ、事務・電話受付のパートも募集中!「お神輿担ぎで得た知識を生かした仕事をしたい!」「いつも祭りに触れながら働きたい!」なんて方にぴったり!浅草好き・お神輿好き、もちろんそれ以外の方も大歓迎とのことです!
どう着こなすのがカッコいいの?
今回は初めてということもあり、股引(ももひき)、鯉口、腹掛けのオーソドックスなスタイルをセレクト。
粋でイナセなお神輿男を目指すなら「身体にフィットさせて着るのがポイント」とアドバイスいただきました。
「ダボ」と呼ばれる、ゆるっと着こなすスタイルもありますが、そちらは上級者向けとのこと。ゆくゆくチャレンジしてもらいたいですね!
まずは地下足袋!おしゃれは足元から!
お神輿を担ぐときの足元は「地下足袋」です。
おしゃれは足元から…ということで、まずは地下足袋のコーナーに向かいます。地下足袋だけでも種類がこんなに!
色は白、黒、紺の3色。
この後選ぶ股引(ボトムス)の色と揃えて選びましょう。
「紺の方がオーソドックスで無難ですよ」との中屋さんからのアドバイスを元に、ここは紺をセレクト!
サイズの選び方ですが、スニーカーと同じように横に合わせて、指先は少し余るくらいが丁度いいとのこと。
こちらは試着用のサンプル!サイズは0.5cm刻みなので、普段履いている靴のサイズを参考にして選びましょう。
ちなみに…浅草中屋さんの様なお祭り用品専門店で扱っている地下足袋は、お神輿を担ぐ用の地下足袋。
「ホームセンターで売っているのとどう違うんですか」と聞いてみたところ、「足袋底が丈夫で長時間担いでも大丈夫ですよ」とのこと!
お神輿を担ぐ際の足腰への負担を減らすため、かかとにエアーが付いているものなど、バリエーションも豊富。ファッション性と機能性を兼ね備えた地下足袋を選んで、足元からお神輿ファッションを楽しみましょう。
さらに長時間お神輿を担ぐためには、インソールも必需品だとか…ここは浅草中屋さんのアドバイスを参考に迷わず購入!
鯉口シャツでオシャレに差をつける!
足元がキマったら、次は鯉口シャツをセレクトしましょう。
お神輿ファッションでは「鯉口」と呼ばれるシャツを着るのが定番です。ちなみに「鯉口」という名前は、袖口が鯉の口のようにすぼまっていることから、その名がついたんだとか。
様々な柄があり、種類も豊富!お祭り映えする柄を選んで、個性を出しちゃいましょう!
ゆかたみたいにカワイイ柄もありますよ~~
ちなみに…生地には大きくわけて「プリント」と「染め」の2種類があります。
こちらがいわゆる「プリント」の生地。裏が白いことが分かります。
こちらが「染め」の生地。表の柄が裏まで通っていることが分かります。
「染め」はお値段が張りますが、比べると上質感があります。柄も気に入ったし、思い切って染めの鯉口シャツを購入することに。
股引(ももひき)を選ぼう!
お神輿ファッションのボトムスは、股引で決まり。
今、「え…ももひきとかダサい~」と一瞬思ったアナタ、おじいちゃんが履いている様な防寒用の股引と一緒にしないでくださいね!!お神輿のための股引は、裾すぼまりのテーパードシルエットがイナセな逸品です。
着てみるとこんな感じ!サイズもぴったりです。
ちなみに半股引(はんだこ)と呼ばれる夏に人気のハーフパンツもあります。
腹掛けをつけたら、お神輿ファッションの完成!
ここまでシューズ(地下足袋)、トップス(鯉口)、ボトムス(股引)と選んできました。
お神輿ファッションの仕上げは「腹掛け」。前面に大きなポケットが付いており、機能性も◎です。
腹掛けは首がキュッと絞まるくらいタイトに着るとカッコいいとのこと。鯉口が首から見えないようにするのがポイントだそうです。
この腹掛けをつけることで、ファッション全体がまとまりますね。これでほぼ完成です!
おしゃれは<小物>で差をつけろ!
と、ここまででも十分イナセなお神輿ファッションは完成しているのですが…
着こなしにスパイスを加えたいあなたには、巾着袋などの小物類を購入することをおススメします。
巾着袋にはスマホやたばこなども収納できますので、腹掛けのポケットに収まらない荷物を持つのにも便利です!
浅草中屋さんには小物も充実していますので、あなたのお気に入りを見つけて下さいね。
子供用やお土産などのグッズも充実!
ここまでイケちゃん(成人男性)のお神輿ファッションを完成させていく様子をご紹介してきましたが…
さすがお祭り用品専門店「浅草中屋」さん、子供用のお神輿グッズも充実しているんです!
お子さんが地域のお祭りなどで、子供神輿を担ぐことになった…
そんな時はぜひ一度、「浅草中屋」さんを覗いてみて下さいね。
その他の小物やお土産、本なども充実しています。
まとめ
今回は、お祭り用品専門店「浅草中屋」さんでお神輿ファッションを全身コーディネートして貰いました。
専門店ならではの豊富な知識を元に、アドバイスをしてもらいながら選ぶことが出来るので、迷わずスムーズに買い物をすることが出来ました!
お神輿を担ぐ際に重要になるのは、なんといっても足。
足の負担を軽減させる地下足袋をセレクトすることはもちろん、中敷きを入れて万全の体制を取っておきましょう。
今回ご協力いただいた「浅草中屋」さんはオンラインショップの運営されていますので、遠方の方はぜひこちらをご利用くださいね。
今回、お神輿ファッションを指南して下さったのはコチラのお二人。
左:須賀(すが)さん
右:實方(じつかた)さん
素朴な質問にも丁寧にお答えいただき、ありがとうございました!