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日本史を大きく変えた「小山評定」
全国の都市では歴史を揺るがす様々な出来事が発生しています。栃木県南部の小山市では乱れた戦国時代を収束させるための重要な会議が行われました。1600年7月、上杉景勝を討伐するために会津に向かっていた徳川家康が、西国で石田三成挙兵の報を受け、遠征に同行している武将を招集して軍議を開きました。「小山評定」と呼ばれる軍議によって徳川家康は石田三成との決戦のため関ケ原に向かったのです。軍議の日には小山御殿は兜を被った武将たちが結集したことでしょう。兜は男児の元気な成長を祈る五月人形に欠かせません。子どもの日には室内に兜を飾り、室外に鯉のぼりを立てる習慣が根づいています。小山市では総合公園で4月上旬から5月上旬にかけて、「小山鯉のぼりの群遊」が行われています。2021年には4月2日~5月5日の期間で実施されました。
小山市を流れる思川沿いを整備した総合公園
栃木県小山市はJR東北本線、水戸線、両毛線が接続する交通の要衝となっています。小山御殿は小山駅から北西数百メートルのところに建てられていましたが、駅から南西約2.5キロの思川沿いは総合公園として整備されています。公共交通機関を利用して総合公園に訪れる場合は、西口からコミュニティバス間々田線に約10分乗車し、「温水プール館前」停で下車すると便利です。
「小山鯉のぼりの群遊」が行われるのは、総合公園の温水プール館の北のふれあい橋を渡って入る「森のはらっぱ」です。
100尾を超える鯉のぼりが風に舞いながら元気に泳ぐ「小山鯉のぼりの群遊」
「森のはらっぱ」の北側では、100尾を超える鯉のぼりが風に舞いながら元気に泳ぎます。
「小山鯉のぼりの群遊」では市内の家庭から寄贈された鯉が並び、色合いも大きさも個性的です。
ユニークな乗り心地を体験することができるサイクリング
「小山鯉のぼりの群遊」の下には、「森のはらっぱ」を一周するサイクリングロードが設けられ、鯉の下を自転車で走り抜けることができます。
「森のはらっぱ」の入口に設けられたサイクリングセンターでは、多種多様の自転車が準備され、ユニークな乗り心地を体験することができるのも大きな魅力と言えるでしょう。
「森のはらっぱ」の東部や南部には、水上アスレチックやわんぱく広場が整備され、子ども達は変化に富んだ時を過ごすことができます。晴天の日には広場にはテントが並びます。
栃木県南部の小山市を流れる思川沿いが整備された総合公園では、4月上旬から5月上旬にかけて「小山鯉のぼりの群遊」が行われます。「森のはらっぱ」の北側で100尾を超える鯉が泳ぐ中、ユニークな自転車に乗ってサイクリングを楽しむことができます。