沖縄県民のゆんたく(沖縄の方言でおしゃべり)の話題に良くのぼる、読谷村の冬の風物詩「よみたん夜あかり〜琉球ランタンフェスティバル」。
これは行かねばと、早速車で向かうと、会場に近づくにつれピカピカ眩しいライトが見えてきました。目的の「琉球ランタンフェスティバル」かと思えば、沖縄名物の「電照菊の畑」。罠でした。菊の出荷時期を調整するための夜間照明ですが、畑がライトアップされているなんて、これはこれで面白いので、ぜひ見学をおすすめします。
ではあらためて本題の「琉球ランタンフェスティバル」の会場に遊びに行ってみましょう。
よみたん夜あかり〜琉球ランタンフェスティバルとは?
沖縄の冬をあたたかく盛り上げようと「あかり」をテーマに夜を彩る長期イベント“よみたん夜あかりプロジェクト”。そのなかで、体験王国むら咲むらを主会場としたのが「琉球ランタンフェスティバル」です。
14・15世紀の華やかな琉球王朝時代の町並みが再現された「むら咲むら」が、中華ランタン、ランタンオブジェ、和紙燈籠など3,000個以上の「あかり」で埋め尽くされます。夜のランタンカフェや夜のランタンステージ、天妃宮に映し出されるプロジェクションマッピングなど、様々なイベントが会場を盛り上げます。
琉球王朝時代の建物にライトアップ
入園してすぐ目の前に広がるのは、天井からぶら下がるたくさんの真っ赤な灯籠。俄然、テンションがあがります。足元には竹明かり。感動しながら少し進むと、大きな樹木にたくさんのランタン。そして、中国の伝統的な建物のように見える琉球王朝の建物がライトアップされています。
時間指定となっているプロジェクションマッピングは、雷や花びら、愉快なキャラクターが映し出されます。どこを切り取っても、口を開けっぱなしで「すごいー」「綺麗ー」としか言葉がでてきません。
また、園内には山羊もいて、「めえー」と鳴き声にほっこりします。トイレの外観も、琉球建築にランタンが飾られ、世界観を壊さないところが流石です。
琉球王朝時代を感じさせるライトアップはもちろん、会場の雰囲気も沖縄らしさでいっぱいの「琉球イルミネーション」は、沖縄県民はもちろん県外の方にもおすすめですよ。
夜のランタンステージ
野外ステージでは、毎夜19時半に30分間日替わりで出演者が変わる「夜のランタンステージ」が行われます。筆者が訪れた日のステージは大道芸でした。
沖縄出身のパフォーマーがジャグリング、中国独楽、ファイアーパフォーマンを行います。大技がいくつも繰り出され、観客は大興奮。大きな炎で筆者も顔が熱い!またステージ終盤の火を飲むパフォーマンスでは、パフォーマーの方が「実は結構怖いです」と言い出して、観客の笑い声で大盛り上がりとなりました。
ステージはロックバンドや琉球舞踊やフラダンスなど、毎日違うので、どんなステージにあたるのかも楽しみの一つです。
琉球グルメで舌鼓!台湾肉まんや中国水餃子も◎
ステージを堪能した後はお楽しみのグルメです。屋台では、沖縄グルメ定番の沖縄そばやタコス、イベント限定の台湾肉まんなどが売られています。
そんな中から筆者が選んだのは、6個入って350円のもちもち中国水餃子。茹で上がるまで10分待つと、茹でたて熱々を食べることができます。あむっと食べると、肉汁がじゅわー。厚くで硬めの生地の中に、肉肉しい餡がぎっしり。六角がかかっていて、少しスパイシー。「もっと食べたい」と思える味でした。
おすすめの入場時間と曜日
実際にイベントに行った筆者のおすすめのプランをご紹介します。
園内を一周、プロジェクションマッピングが19時から8分間、19時半から30分間のステージ、20時に軽食。時間のロスなく楽しもうと思うと、18時頃に来園するとベストだと思われます。
琉球王朝の雰囲気が楽しめるこのイルミネーションイベントは、沖縄県民はもちろん県民以外の方も大興奮間違いなしです。園内の建物を見て「昔の沖縄はこういう文化だったんだ、」と体感できるのも見どころの一つです。
沖縄県民の私も「毎年必ず行こう」と決意させられるほどの良イベントである「琉球ランタンフェスティバル」。読者のみなさんも是非足を運んでみてください。
琉球ランタンフェスティバル概要
名称
よみたん夜あかり〜琉球ランタンフェスティバル2021-2022〜
開催場所
沖縄県中頭郡読谷村字高志保1020-1
体験王国むら咲むら
開催日
2021年12月3日(金)~2022年3月27日(日)
17:30~22:00 (最終入場 21:30)
料金
大人1,200円、中高生700円、小学生600円、幼児無料
アクセス
那覇空港から車で北へ向け約一時間半。
関連サイト
https://lantan.ryukyu/
TOP画像出典:体験王国むら咲むら