どうも。奇祭ハンターのまっくです。自粛期間が長過ぎた結果、気づいたら己の相棒よりも酒の相棒を探している。そんな苦い経験、誰しもありますよね(ありますよね!)。というわけで今回は海鮮系の料理と合わせるために生まれて来た奇跡の酒(奇酒)、海鮮との運命のマリアージュを感じさせる日本酒を紹介します。マッチング・アプリは裏切っても酒は裏切らない! それでは見ていきましょう。
目次
➀日本酒✕牡蠣 IMA 牡蠣のための日本酒
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日本酒に合わせる牡蠣は、海鮮系のつまみとしては最高級のものの一つですよね。そんな中、新潟県の今代司酒造が「IMA 牡蠣のための日本酒」をプロデュース。白ワインのような甘酸っぱいジューシーさと白ワインにはない旨味が牡蠣の味わいを引き立て、また牡蠣の生臭さを抑えてくれます。ラグジュアリー感あるボトルデザインも良き。
➁日本酒✕寿司 I love Sushi
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花酵母を使った酒造りで知られる佐賀県の天吹酒造が寿司好きのために開発した辛口純米酒。食材の邪魔をしない清々しい香り、海鮮の旨味を流すさっぱりした酸味、飲んだ後の余韻が酢飯の風味を膨らませます。
➂日本酒✕鯖 サバデシュ
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ありそうでなかった、いや完全になかった、まさかの鯖専用日本酒。多種の日本酒を独自にブレンド(スペックは非公開)することでアミノ酸と酸度が高い仕上がりとなった辛口。鯖の旨味を活かし、鯖の脂を洗い流します。何気にサバの水揚げ日本一を誇るサバ王国・茨城県の吉久保酒造が開発。運がよければレアな金の鯖ラベルがゲットできるかも?
➃日本酒✕蟹 フィッシャーマンソクジョウ
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新潟県の塩川酒造が蟹や海老に合う日本酒「フィッシャーマンソクジョウ」(速醸純米吟醸酒)を開発。上質の白ワインにも引けを取らないフルーティな香りと軽やかな甘味が、蟹や海老の旨味を引き立てます。姉妹編のステーキ用日本酒「カウボーイヤマハイ」も要チェックです。
➄日本酒✕魚介類 海風土(シーフード)
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広島の今田酒造が瀬戸内海の海の幸を使った料理、特に洋風料理と合う日本酒を作りたいと開発。焼酎製造などに使われるクエン酸(レモンに多く含まれる酸)をたくさん作る白麹を使用することで実現した、レモンのようにさわやかで高い酸味は従来の日本酒とは一線を画しています。魚介類のほか、白カビのチーズとも好相性なのだとか。
➅日本酒✕魚介類 日高見
宮城県石巻市の漁師さんに長年愛され、支持されてきた「魚でやるなら日高見だっちゃ!!」がコンセプトの日本酒(平考酒造)。ふくよかな旨さとキレは魚との相性抜群。蔵元さんも大のお寿司好きらしい。
いかがでしたか? いずれも白ワインのような酸味が海鮮と合うというお酒も多かったように思います。ここで挙げた以外にも、ぜひフルーティでジューシーな薫酒タイプのお酒と海鮮との組合せを色々と試してみてくださいね。
今回のオマツリ紹介(漁業✕奇祭)
さて、今回の「海の幸✕日本酒」特集にちなんで、フィッシャーマン感を強く感じさせる三重県の奇祭と言えば? そう。三重の潮かけ祭りですね。これは780年余の伝統を誇る三重の奇祭で、海の安全と大漁を祈願するオマツリ。海の女神・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)が大島の祠に里帰りするのを祝い、漁師や海女がアワビなどその日の収穫物をお供えし、人同士・船同士が海水をかけ合ったり、海に投げ入れたり(ハンパない!)する天下ご免の奇祭です。
■日時:7月(※例年は旧暦の6月1日に開催)
■場所:和具漁港魚市場周辺(志摩町和具)
■交通:近鉄鵜方駅から三交バス御座行きにて47分和具下車徒歩3分
https://www.kankomie.or.jp/event/detail_5111.html