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【佐倉城下町菖蒲まつり】日本の100名城で多種の花菖蒲を系統ごとに観察

佐倉城の城下町として発展した千葉県佐倉市

千葉県北部の佐倉市は、江戸時代の1610年に築かれた佐倉城の城下町として発展してきました。佐倉城址公園には菖蒲田が整備されており、例年6月上旬から中旬にかけて季節の彩りに包まれ、「佐倉城下町菖蒲まつり」が開催されています。2019年には6月8日、9日に実施されましたが、2020年は新型コロナウイルス感染防止のため中止となりました。例年のようにイベントを楽しむことはできませんが、園内に掲示されるソーシャル・ディスタンスの表示を参考に、季節感を感じることができます。

佐倉城址公園の菖蒲田

菖蒲田の西端に掲示されるソーシャル・ディスタンス

菖蒲田の中に掲示される新型コロナウイルス感染防止のためのガイダンス

豊かな彩りで包まれる菖蒲田

佐倉城址公園の菖蒲田は、公園の東端に整備されています。佐倉城址公園のメインの入口は南東端にありますが、東端にも小さな入口が設けられ、花菖蒲の他にもアジサイの花が出迎えてくれます。

佐倉城址公園の東端の入口で来園者を迎える花菖蒲

佐倉城址公園の東端の入口で来園者を迎えるアジサイ

東端の入口から本丸跡に向かう園路の南北に菖蒲田が広がります。左右には約9,000株の花菖蒲が、個性的な色彩の花を咲かせ、菖蒲田を季節の色模様で覆います。

東端の入口から本丸跡に向かう園路の左右に広がる菖蒲田

東端の入口から本丸跡に向かう園路の左右に広がる菖蒲田

菖蒲田の中には木道が設けられ、一つ一つの花を間近で見ることができます。

菖蒲田の中に設けられる木道

菖蒲田の中に設けられる木道

菖蒲田の中に設けられる木道

菖蒲田の中央には休憩用のベンチも設置されます。ベンチに腰掛けると360度のパノラマで花菖蒲を楽しむことができます。

菖蒲田の中央に設置される休憩用のベンチ

花菖蒲の色彩は青紫色、藤色、赤紫色、白色の種類が多いのですが、佐倉城址公園の菖蒲田では黄色の花菖蒲が栽培されているエリアがあるのが大きな特徴です。

菖蒲田で黄色の花を咲かせる花菖蒲

菖蒲田で黄色の花を咲かせる花菖蒲

多種の花菖蒲を系統ごとに観察することができる菖蒲田

花菖蒲には数え切れない品種があります。日本の山野に自生するノハナショウブを選抜し、交配を繰り返すことで新たな品種が誕生しました。品種改良が盛んに行われた地域別に、江戸系、伊勢系、肥後系、長井系に大別されています。佐倉城址公園の菖蒲田では各々の種類の違いを観察することができます。

原種花菖蒲「北野天使」

江戸古花・花菖蒲「五月晴」

江戸古花・花菖蒲「加茂川」

江戸系花菖蒲「清少納言」

江戸系花菖蒲「蛇の目傘」

伊勢系花菖蒲「神路の雪」

伊勢系花菖蒲「美吉野」

肥後系花菖蒲「東天紅」

長井系花菖蒲「郭公鳥」

長井系花菖蒲「長井小紫」

千葉県内で唯一「日本の100名城」に指定される佐倉城

菖蒲田を備えた佐倉城址公園は、総面積約21ヘクタールの敷地に広がっています。佐倉城は1610年に、徳川家康の命に従い土井利勝が築きました。代々の城主は江戸幕府の要職を務めました。現在では本丸などの主要な建造物は残されていませんが、土塁や空堀などが往時の名残を偲ばせています。千葉県内で唯一「日本の100名城」に指定されています。

佐倉城址公園の本丸跡

佐倉城址公園の本丸跡を囲む土塁

佐倉城址公園の三の門跡

千葉県内で唯一「日本の100名城」に指定される佐倉城の城址公園には菖蒲田が整備されています。エリア内には江戸系、伊勢系、肥後系、長井系などの多品種の花菖蒲が栽培されています。例年6月上旬から中旬にかけて一面を花菖蒲が覆い、「佐倉城下町菖蒲まつり」が開催されています。

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obaq

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2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。
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