神奈川県小田原市のシンボル「小田原城」。小田原北条氏が五代100年にわたり関東支配の拠点とした城です。上杉謙信や武田信玄の攻撃を退けるなど、難攻不落の城として知られています。この記事は、小田原城と満開の桜の様子を現地リポートでお伝えいたします。
歴史ある城下町小田原
本日の主役「小田原城」は小田原駅東口より徒歩10分ほどの場所にあります。
国指定史跡でもある小田原城址公園は、「さくらの名所100選の地」にも選ばれており、毎年多くの花見客が訪れる桜の名所。
お堀の桜並木は大変見事で、花見客の方々がまず足を止めてしまうポイントの一つです。
桜のトンネルをくぐりながら散策が出来ます。
赤い橋「学橋」の下のお堀にはたくさんの鯉が泳いでおり、子どもたちは鯉に夢中!
学橋を渡るとぼんぼりが設置されており、益々お花見へのテンションがアップ!
「さくら名所100選の地」だけあって、見ごたえたっぷり。満開の桜を堪能することが出来ます。
常盤木門は、桜とつつじのコラボレーションも。4月下旬ごろはつつじが満開となり、また美しい季節となりそうです。
常盤木門をくぐると、本丸です。
圧倒的な美しさ小田原城天守閣と桜
穏やかな春らしい一日となったこの日は、多くの方がお花見に来られていました。本丸に入ると桜の美しさに、みなさん魅了されていました。
本丸広場には、茶屋やアイスクリーム、また小田原のかまぼこを使用した宿場おでん、じねんじょ棒などのご当地メニューなどの販売もされていて、にぎわっていました。
小さなお子さまも楽しめる「こども遊園地」
城址公園内には、天守閣など史跡の他に、子どもたちが喜ぶ「こども遊園地」がありました。豆汽車やバッテリーカーなどの遊具があり、お値段は80円や30円とリーズナブルな為、ご家族で楽しめる施設です。
「二宮金治郎」の名で親しまれている二宮尊徳翁を祀った「報徳二宮神社」
明治27年創建。小田原の偉人二宮尊徳翁をお祀りする神社で、明治27年4月、二宮尊徳翁の教えを慕う6か国の報徳社の総意により翁を御祭神として生誕地である小田原に神社を創建しました。
報徳二宮神社の御祭神である「二宮尊徳翁」を多くの方に知ってもらおうと、境内には『杜のひろば』が開設されています。ひろば内には「きんじろうカフェ」と「Cafe小田原柑橘広場」の二つのカフェがあり、参拝に訪れた方の憩いの場となっていました。
「きんじろうカフェ」では江戸時代に金治郎が食べていた「呉汁」などが食べられます。季節折々の花を見ながら、ゆっくりとした時間を過ごせる場所でした。
まとめ
いかがだったでしょうか??桜満開の小田原城と桜の様子をお伝えしました。毎年3月末に二の丸広場で開催されている、「小田原かまぼこ桜まつり」は今年度は、新型コロナウイルス感染症予防の為、開催中止となり、いつものような賑わいではありませんでしたが、お花見をされている皆様はそれぞれ、ソーシャルディスタンスを保ち、ゆったりとしたお花見を楽しんでいました。来年度はイベントも開催出来るよう、祈るばかりです。