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桜まつり The Okura Tokyo - 虎ノ門エリアの伝統的ホテルに咲くサクラ達-

2021/3/30
2021/3/30
桜まつり The Okura Tokyo - 虎ノ門エリアの伝統的ホテルに咲くサクラ達-

3月18日(木)にThe Okura Tokyo(旧:ホテルオークラ東京)の桜を見に行って参りました。2019年9月にはもともと本館であった場所に新ホテル「The Okura Tokyo」が開業しました。周囲にお勤めの会社員の方などはホテルオークラ東京 別館の桜を思い浮かべる方も多いかと思いますが、別館は2020年の9月末に営業を終了しており、公益財団法人に貸し出しているようです。ライターの記憶にあったホテルオークラ東京の桜とは違いましたが、新ホテルの美しいつくりや庭園等の桜を見ることが出来、変わらず楽しむことが出来ました。その様子の一部をお伝え出来ればと思います。

The Okura Tokyoについての紹介

「世界の賓客を満足させる、日本の特色をしっかりとそなえたホテル」という思いを持ち、ホテルオークラ東京の創業者である大倉喜七郎さんは、開業当時社長の野田岩次郎さんと共にホテル事業に取り組まれておりました。父である大倉喜八郎さんは、大倉財閥の設立者であり、NHK 大河ドラマ「青天を衝け」で有名な渋沢栄一さんらと共に日本に数多くの企業を生み出しました。大倉喜七郎さんは戦後の様々な苦難の中、「もうひとつの迎賓館」をと、東京オリンピック開催前の1962年、日本の威信をかけて虎ノ門にホテルオークラ東京を建設したそうです。

大倉集古館

2019年には新しく「The Okura Tokyo」として出発し、静かで気品あるオーセンティックホテル「オークラ ヘリテージウイング」と、上質な都市型コンテンポラリーホテル「オークラ プレステージタワー」という2つのブランドを提供しております。奥ゆかしい優雅さを伝える「日本の美」と、ひとりひとりのゲストをきめ細かく気遣う「日本の心」をもって極上の日本らしさで、サービスを提供しています。

The Okura Tokyoより提供の桜写真

The Okura Tokyoについて https://theokuratokyo.jp/about/

オークラ庭園と江戸見坂公園の桜

オークラ庭園 PRタイムズより引用

江戸見坂公園 PRタイムズより引用

The Okura Tokyoを囲むように、敷地の北と東に「オークラ庭園」と「港区立江戸見坂公園」があります。虎ノ門地区特有の高低のある地形を活かした自然景観を創出し、「日本的自然感の創出」をデザインコンセプトとし、日本の風景を象徴する、深山から野山、湿原を、散策し体験するような景観を目指したそうです。江戸見坂公園は東京都の「公園まちづくり制度」を活用し、オークラ庭園と一体的に整備を行い、防災機能を強化した23区で初の試みだったそうです。港区では6年ぶりに新設した公園です。2020年には「第40回 緑の都市賞 国土交通大臣賞」を受賞したそうです。オークラ庭園では、シダレザクラ、ヤマザクラ、カワヅザクラ、オオシマザクラ、カンザクラ、ヒガンザクラ、オオカンザクラの7種が楽しめます。また江戸坂公園でも、5種の桜を楽しむことができます。ここからは一部ではありますが、オークラ庭園の桜を写真でお楽しみ下さい。

桜に関する美味しい企画

The Okura Tokyoでは桜の季節に美味しい食べ物も企画して、販売しております。
簡単に紹介させていただきますが、近くでお勤めの方やホテルを利用される方等は是非召し上がってみて下さい。
どの商品もとても美味しそうです。

オークラ味なはなし 桜ロール
https://theokuratokyo.jp/letter/news/ajina_hanashi/

The Okura Tokyoより提供

八重桜のエキスを抽出したジュレと、ほんのり塩味を感じる桜のクリームを桜色のロール生地で巻き上げた長年親しまれている春の一品だそうで、見ているだけで美味しそうです。

料金:1個 ¥800(消費税込)
販売期間:~4月中旬

◆シェフズガーデン季節おすすめメニュー 桜あんぱん
https://theokuratokyo.jp/letter/news/chefs_garden-recommend/

The Okura Tokyoより提供

桜の葉の香りがしっかりと練り込まれ、花の色と程良い塩味を加えた餡を、ふんわり柔らかでしっとりとしたほのかな甘みの生地で包み込んだ一品だそうです。桜のデザインが綺麗で、食感も良さそうです。

料金:1個 ¥330(消費税込)
販売期間:~4月下旬

お花見タクシー等、春のその他の商品もありますので、是非シェフズガーデンのホームページをチェックして見て下さい。
https://theokuratokyo.jp/dining/list/chefs_garden/#menu

取材を終えての所感

ホテル御三家の一角であるThe Okura Tokyoの桜を見に行きましたが、綺麗なホテルと虎ノ門エリアの風景がマッチして、とても現代的な美しさや風情を感じることが出来ました。アメリカ大使館や首相官邸も近く、少し歩けば日本の主要施設も沢山あり、絶好のお散歩エリアでもあります。虎ノ門エリアの開発も進み、より魅力的な場所となっております。最後に、The Okura Tokyoの桜は外だけでなく、ホテル内の桜もとても風流だということをお伝えしたいと思います。

The Okura Tokyoより提供

鬱金桜(ウコンザクラ)ですが、ライターが行った時には開花しておらず、開花すると写真のようなイメージになります。白、ピンク、緑のコントラストがとても綺麗です。オークラを飾るいけばなの流派「石草流いけばな」がホテル内の桜を担当しております。ホテルオークラ東京開業以来、その玄関やロビーなど全館に生花を施し、世界の国賓に楽しんでもらっているそうです。流派として「『石』」 は永遠に姿を変えず、 『草』 は時々刻々と姿を変える、その陰陽の対照と調和に、山野の貴い美しさを写しとる事を趣旨」としているそうです。

ホテル内の吉野桜は綺麗に咲いていました。石草流いけばなは、現在、奥平清鳳さんが三代目家元として総指揮と後進の育成にあたっているそうです。ホテルのいけばなは夜などお客さんがいない時につくられることが多いそうですが、The Okura Tokyoでは、生きる芸術として花をいける全過程を見せているそうです。海外の方を中心に、多くの方に楽しんでもらっているようで、ライターも生で見てみたいなと思いました。是非読者の皆さんも密にならない程度にThe Okura Tokyoの桜で、日本の美と心を楽しんで見てはいかがでしょうか。

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