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世界の獅子舞が集結!石川県獅子吼で博物館などを巡る

更新日:2020/6/11 いなむ
世界の獅子舞が集結!石川県獅子吼で博物館などを巡る

石川県白山市には獅子吼(ししく)という場所があります。「獅子が吼える」と書いて獅子吼です。その名の通り、この地域には獅子舞に関連する場所がたくさんあります。今回は世界の獅子舞に関する展示を行っている「獅子ワールド館」を中心に、獅子頭の工房やおみやげ屋さんも合わせてご紹介。今年はコロナ禍で各地の獅子舞が中止になってしまっていますが、少しでも獅子舞気分を味わっていただけたら嬉しいです。

石川県白山市にある「獅子吼」には獅子舞スポットがたくさん

石川県南部に位置する白山市。ここは霊峰・白山や白山比咩神社をはじめとする白山信仰や、八幡信仰などが盛んな地域で、周辺地域と比べてもとりわけ神秘的な雰囲気が漂うエリアです。この地域では、神社を中心に獅子舞が盛んになり、継承され発展していったという歴史があります。ここからは、白山市の中でも獅子吼というエリアに絞り、地域に点在する魅力的な獅子舞スポットを紹介させてください。

獅子ワールド館で世界の獅子頭を見る

獅子ワールド館は、近隣の獅子舞はもちろん、世界の獅子舞が一堂に会し展示されている日本でも数少ない場所です。獅子舞の由来や歴史などを知ることができ、獅子舞について詳しくないという方でも、十分楽しめる展示となっています。

北陸鉄道石川線の鶴来駅から徒歩25分(バスだと5分)。獅子ワールド館に到着すると、とても大きなドーム型の建物にびっくり。この中にぎっしりと獅子が飾ってあることを想像するだけでも、とてもワクワクします。

中に入ると、1階から2階まで獅子がずらり。どの獅子から見ようかと周囲を見渡します。一番目を惹くのが、この巨大な2つの獅子頭です。人間よりも大きくて、歯が鋭く、金に光っているので、ものすごい迫力があります。こんなに大きい獅子頭は今まで見たことがありません。にらめっこをしたら確実に負けるでしょう。

 

そのほかにも、キリン顔の獅子(鳥取)や、鼻毛がボーボーの獅子(青森)、鹿の姿をした獅子(岩手)などを見ることができ、日本全国には様々な獅子舞が存在するのだとわかります。

 

日本の獅子だけではありません。こちらは中国の獅子です。インドネシアのバロンや、韓国の北青獅子など、アジアを中心に数多くの獅子舞の展示が見られます。獅子舞はインドや中国を起源として朝鮮半島を伝って日本に上陸したものや、島を伝って沖縄方面から来たものなどがあり、様々な伝来の道が存在するようです。それらが日本古来の信仰と混ざり合って、獅子舞の地域特有の形を生み出してることがわかります。

こんなに見所満載の獅子ワールド館ですが、なんと入場は無料です。最後に、出口付近で地域の特産品や獅子に関するお土産を見ることができます。獅子舞とは関係なく、ふりかけや調味料まで置いてあるのは面白いです。

獅子頭を作る工房を訪れる

また、この獅子ワールド館から徒歩10分のところに、獅子頭を制作している知田工房があります。石川県の中では、専業で獅子頭制作をしているのはここだけ。その地域に合わせて、すべてオーダーメイドで作っているようです。獅子頭制作を依頼する人が訪れる場所ではありますが、ガラス越しに大きな獅子頭も飾られており、少しお話を聞くだけでも制作の雰囲気が伝わってきます。

おみやげ屋で獅子グッズを買う 

また、知田工房から10分歩いたところにあるくろゆりの里では、キーホルダーや置物など数々な獅子舞グッズを販売しています。売り場で獅子舞グッズ制作の実演をしているので、制作風景を見たり詳しい話を聞いたりした上で選ぶことができるのが魅力です。品数も豊富ですので、見ていて飽きません。 

お土産で素敵だなと思ったのが、この獅子頭の置物です。普通の獅子頭だと1つ作るのに100万円以上かかる上に、とても大きいサイズとなっています。ただ、この手のひらサイズの獅子頭だと、1万円以下で手に入り家などにも飾りやすいです。構造はシンプルですが、細かく作られていており、大事にしたい一品だと感じました。

石川県白山市にある「獅子吼」は獅子舞の宝庫

このように、獅子吼のエリアには獅子舞を楽しめるスポットがたくさんあります。地域の中だけで獅子舞を行うという地域は多いです。しかし、獅子吼のように地域外の人が観光気分で気軽に訪れることができ、様々な獅子を楽しめるという場所は、日本中探してもなかなかありません。獅子舞について詳しい方はもちろん、あまり知らないという方でも楽しめるような場所です。

今年は新型コロナウイルスの影響で、すでに多くの獅子舞の祭りが中止になっていると聞いています。このような時期だからこそ、一年中獅子を見て楽しめる獅子吼に足を運んでみるのも良いかも知れません。

 

いなむ
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
獅子舞マニアです。ライターやカメラマンをしています。趣味は、獅子舞の鼻を撮影することです。その他クレイジーな祭りにも潜入します。

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