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「仙台・青葉まつり 」杜の都の夏を彩るすずめ踊り|観光経済新聞

2019/11/9
2020/5/20
「仙台・青葉まつり 」杜の都の夏を彩るすずめ踊り|観光経済新聞

観光経済新聞のコラム記事連載が、2019年9月14号からスタートしました!「お祭り」をフックに旅情あふれる記事を、オマツリジャパンライターの皆さんに書いていただき、毎週掲載して行きます。普段のマツログ記事とは一味違う表現で書いていただいていますので、ぜひお楽しみください。(オマツリジャパン編集部)

仙台・青葉まつり(仙台市)

宮城県仙台市。この街は古くから杜の都と呼ばれ、空襲で街が焼かれる戦前までは街中が緑に覆われていたそうだ。だが、現在でも杜を感じることができる場所がある。その場所が今回立ち寄ったお祭りの舞台、「定禅寺通り」だ。

定禅寺通りはケヤキ並木に覆われている。冬にはこの並木を生かした「光のページェント」が開かれるなど、仙台市民の憩いの場だ。この並木が一層青々とし始める5月中旬に行われる「仙台・青葉まつり」に私は参加してきた。

仙台・青葉まつりの特徴は、仙台市民総出でつくられ、街中が盛り上がるところにある。宵祭りが行われる5月18日、仙台駅の改札を出ると楽しそうなお囃子(はやし)の音色が聞こえてきた。駅前に広がるペデストリアンデッキへ進むと、早速盛り上がっている人だまりがある。人の波を越え前方へ行くと、すずめ踊りを踊っている集団がいた。テンポよく華やかに踊っていて見る者を引きつける。このすずめ踊りは宵祭りのメインコンテンツの一つだ。

すずめ踊りは戦国武将・伊達政宗の時代に始まったと言われている。江戸時代になったばかりの1603年、仙台城の竣工祭の際に石工がお祝いですずめがついばむように踊ったことが発祥だそうだ。そこに伊達家の家紋「竹に雀」が合わさり「すずめ踊り」と呼ばれるようになったらしい。

仙台駅から続く名掛丁や一番町のアーケード商店街を抜け、お祭りのメイン会場の定禅寺通りへ行く。すると、たくさんの人々が順にすずめ踊りを披露しながら進んでくる。その様子はまるでパレードのよう。その場にいて見ているだけで心躍ってくるようだ。終盤には沿道の人へもうちわが配られて、会場全員で総踊り。盛り上がり、最後には「伊達の一本締め」が行われ、会場中から拍手が巻き起こる。

帰り際出店を見ると牛タン串に長ナス漬けと仙台名物が並ぶ。夏らしくホヤまであった。国分町で仙台のうまいものに舌鼓を打ちながら、お祭りの余韻を楽しむのも良いかもしれない。

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