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2019年春「瀬戸内国際芸術祭」、獅子舞王国香川のアートイベントを見逃すな!

2018/12/20
2020/5/19
2019年春「瀬戸内国際芸術祭」、獅子舞王国香川のアートイベントを見逃すな!

3年に1度、瀬戸内海の12の島と2つの港を舞台に開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」。中国をはじめとしたアジア圏を中心に多くの観光客が訪れるこのお祭り、立て続けにニュースが飛び込んできましたのでご紹介します。

来年4月から「瀬戸内国際芸術祭2019」開催 新たにオフィシャルツアー造成(旬刊旅行新聞 2018.12.18)

旬刊旅行新聞さんではオフィシャルツアー造成に加え、詳しい概要も記事の中で説明しています。

香川県で来年4月26日から、「瀬戸内国際芸術祭2019」が開かれる。新たに、ガイドが瀬戸内の島々と作品の深い魅力を紹介する「オフィシャルツアー」を造成。地元の食材を生かした食事も楽しめるほか、チャーター船を使用することで島巡りの利便性も向上させた。

また、東京都内のアンテナショップ「香川・愛媛せとうち旬彩館」では芸術祭の期間中、会期ごとの情報発信イベントを予定。芸術祭のグッズや会場となる島々の特産品の販売なども検討している。

12月13日(木)、香川県東京事務所産業振興部の大山佳伸氏と菊地達治氏が本紙を訪れ、「期間中は、県内が瀬戸内国際芸術祭一色になります。ぜひ足を運んでください」とPRした。

「瀬戸内芸術祭」は3年に1度、直島や豊島、小豆島、高松港周辺、宇野港(岡山県)周辺などを舞台に行われる。世界中のアーティストが、それぞれの島の文化や歴史、風景を生かした作品を制作する。来年度は、107日間を「ふれあう春(4月26日~5月26日)」、「あつまる夏(7月19日~8月25日)」「ひろがる秋(9月28日~11月4日)の3会期に分けて開催。今後、会期ごとの詳細などを公式サイトで随時配信する。

出展:旬刊旅行新聞 2018.12.18

「瀬戸内国際芸術祭2019」中国発表会 国内アーティストも参加(CRI Online 2018.12.19)

中国でも非常に注目度が高い「瀬戸内芸術祭」だけあり、中国国際放送局でも大きく取り扱われています。12月18日に北京で行われた中国発表会の内容を報じています。

瀬戸内国際芸術祭への中国人アーティストの出展は、2016年の林天苗氏に続いて、来年は朱哲琴氏、向陽氏などの出展が正式に決まりました。「今後も中国からの出展が増えるだろう」として、主催側は期待を示しています。

発表会では、3人の中国人アーティストによる発表もありました。歌手出身の朱哲琴氏は、小豆島でサンプリングした音声をはじめ、「音」に着目した作品「鐘舎Bell House」を作る計画を紹介しました。「地元住民にとっても憩いの場所になれば」と話し、アプリの開発やSNSを生かした発信の計画も明らかにしました。

続いて、現在は深センを拠点に、「航海」をテーマにアート活動をしている向陽氏は、赤ん坊の頃に母親に抱かれて船で旅をした時の思い出を託したという船のイメージ図を見せながら、「地元の人たちにも好かれ、世界各国のアーティストや観光客との交流の場にできれば」と作品に寄せる期待を話しました。

出展:CRI Online 2018.12.19

香川県、東京芸大と協定 沢学長「地域連携の先駆けに」 (日本経済新聞 2018.12.20)

もちろん国内でも動きが活性化しています。香川県と東京芸術大学が連携・協力協定を結び、アーティストに活躍の場を提供することで双方にメリットを生み出す狙いがあるそうです。

――香川県は県単位では初めての連携先です。

「市町村との交流は全国いたる所であるが、香川は瀬戸内国際芸術祭との関わりなども含め、複数の市町と交流がある。また、音楽や美術など複数の学部・部局が(ワークショップや高校生への指導などで15年以上前から)関係を築いてきた。映像研究科や国際芸術創造研究科というアートマネジメントの大学院など、今後協力の分野が広げられる可能性もある」

「いろいろな所から申し出はいただいているが、これから何かやってほしいというケースが多い。香川の場合はすでに実績があって、それをさらに強めたいということで連携協定に至った」

――東京芸大にとってのメリットは何ですか。

「在学生や卒業生、教員もそうだが、アーティストというのは自分の活躍の場を常に求めている。東京に居るだけで完結するものではなく、地方とか、全世界も含め、出て行ってそこで迎えてもらえるというのはすごく大きなことだ」

「これまでも香川県は、美術の場合は展覧会や芸術祭などの場所で迎え入れていただいてきたし、音楽も、教員や生徒が地元で主催する講習会などに参加してきた。そこで芸大に来てくれるような人材が育っていくということで、お互いにメリットがあるのではないか。その子が頑張っている姿というのは周りが気付いていないことが多い。地元の先生とも協力し、応援する仕組みを醸成したいというのもある」

出展:日本経済新聞 2018.12.20

アートファンならずとも一度は訪れたい「瀬戸内国際芸術祭」。島民と世界から訪れた人々の交流により島々の活力を取り戻し、美しい自然や伝統文化を生かした現代美術から瀬戸内海の魅力を発信することを目的として開催される、地方創生の観点からもとても意義深いお祭りです。3年に1度の機会ですので、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいと思います。

トップ画像: YingHui Liu / Shutterstock.com

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