2023年7月29日、岩手県花巻市の田瀬湖にて「田瀬湖湖水まつり 水・空中花火大会」が行われます。
この記事では2022年の開催レポートとともに、2023年の開催情報をお届けします。
花火の舞台となる田瀬湖とは?
会場となる田瀬湖は、1954(昭和29)年に完成した、岩手県内最大の貯水量を誇る人造湖。戦前から着工を開始するも戦時中は中断し、1950(昭和25)年に工事を再開、戦後の産業復興の礎として完成した大規模ダムです。
1988(昭和63)年より、旧建設省によるダム湖周辺地域の活性化を目的としたレイクリゾート事業の対象に指定され、キャンプ場やボート場などのレジャー施設が作られました。遊歩道と繋がっている吊り橋があり、湖を一望できます。
みんなが待ち望んでいた花火
3年ぶりとなる、当地での花火開催。今回の開催への想いを、田瀬湖湖水まつり 事務局 伊藤 潤氏よりお伺いしました。
「3年間、コロナ禍により様々なイベントが出来ない状態が続いていたので、地元の皆さんも待ちに待っていたはずです。元々花火は、悪疫退散の意味もあるので、コロナ退散の目的として開きます。感染状況が芳しくない状況でしたが、時間短縮や飲食無しと、例年と違う対策を施し、みんなに元気を与えたいと、花火開催をするに至りました」(伊藤氏)
久しぶりの花火大会。会場の斜面には、楽しみにしていたお客さんが集まってきました。
花火前には、夕焼けが映える美しい湖面を撮影する事が出来ます!ボートの波紋が模様を描くシーンが狙い目です!
ロケーション最高!間近に迫る大玉
ここの花火を打ち上げを担当するのは、芳賀火工さんです。
会場のすぐそばに工場があり、工場直送の花火です^^
19:30打上開始!
夕闇が迫る空とのどかな山々。
この風景で見る花火が本当に情緒的です。
大玉が頭上に来る勢いで迫ってきます!!この迫力がたまらないんです!
千輪(小さい小花がたくさん咲く花火)が連続で咲く光景は幻想的です。
芳賀火工さんと取引がある業者さんの、芸術尺玉が見られます。岩手県で芸術尺玉が見られるのは、本当に貴重な機会です!
山梨県 齋木煙火本店「虹色のブーケ」
水中と空中の同時饗宴!
田瀬湖花火の一番の見せ場、水中花火と上空花火の同時饗宴です。
他だと、水中花火と空中花火は別々に打ち上げたりしますが、田瀬湖ではリアルに同時打ち!
笑ってしまうほどの大興奮です!
芳賀火工さんのお家芸である「空中ナイアガラ」
色とりどりの小花と金色の雨が湖に降り注ぐ光景は圧巻です!
花火と合わせて楽しみたいレイクリゾート田瀬湖
ここまでは「田瀬湖湖水まつり」の花火の様子をご紹介しましたが、ここからは合わせて楽しみたい田瀬湖のレジャーについてご紹介していきます。
東和B&G海洋センター
広大な面積の湖面をボートやカヌーなどで遊覧。これは本当に楽しそう!
花火大会当日も、体験イベントが行われます。
田瀬湖オートキャンプ場
釣りやキャンプを楽しめる湖畔のキャンプ場です。
意外と県外には知られていない大会ですが、通常の花火大会では味わえないシチュエーションと迫力を体験できます。
田瀬湖周辺にはレジャー施設が点在しているので、1日中楽しめるスポットです。オススメの花火大会です!
2023年の開催情報!
【開催日】
2023年7月29日(土)
【開催時間】
午後7時30分から午後8時まで
※荒天の場合は、翌日30日(日曜)に延期
【開催場所】
花巻市東和町田瀬25区地内(元あやめ苑)
【入場料】
不要