2023年5月3日(祝)に大分県日田市の「オートポリス」で開催された花火大会「天空deHANABI inオートポリス」を今年もリポートします。
天空 de HANABIとは
大分県日田市の奥地にあるサーキット「オートポリス」は、風光明媚な場所に位置し、周りに妨害するものが一切ありません。天空の名のとおり空気が奇麗で夜になると満天の星が輝きだす素晴らしいローケーションの元、約10,000発の花火が夜空を埋め尽くします。
サーキット場の地形を生かし至近距離から観覧できるグランドスタンドやレジャーシートを敷いてゆっくり楽しめる芝生エリア、キャンプサイトエリアなどもあり、様々な場所から花火を楽しめます。また、車中泊も出来るエリアもあります。
今年は打ち上げエリアに近い位置に設置される「星☆かぶり観覧券」が登場し、視界いっぱいに広がる大迫力の花火を見ることができました。あいにくの曇天で今年は満天の星空は見ることは叶いませんでしたが、初開催だった昨年よりも更にパワーアップした濃い内容で観客を魅了しました。
イベント広場では、飲食ブースやステージが用意され、太鼓演舞、サーキットクイーンステージ、キャラクターの登場などで、子供から大人まで楽しめる催しが開催されていました。
打ち上げ前にはサーキットならではのイベントも
イベント会場脇にはキッチンカーや屋台も沢山でておりました。
また、グランドスタンド前では、大分県警の白バイによる2輪ショーや4輪ドリフトショー等も開催され、サーキット場ならではの催しも楽しめました。
花火大会概要
オートポリス『天空de HANABI』CROSS DRONE FANTASIA
【開催地】オートポリス インターナショナルレーシングコース 大分県日田市上津江町
【花火打上場所】レイクサイドコース
【開催日時】2023年5月3日(祝)19:30~20:30
【主催】株式会社オートポリス
【協力】大分市観光協会、日田市観光協会、竹田市観光ツーリズム協会、別府観光協会、菊池観光協会、阿蘇市観光協会、肥後おおづ観光協会
【後援】大分県、日田市
【花火担当】西日本花火(有)
【ドローンショー担当】株式会社ドローンショー(石川県)
花火の打上担当は今年5月20日、21日開催の日田川開き観光祭でもおなじみ西日本花火(有)
サーキット場の地形を生かした最長200mのワイド展開のスターマインや最大号数10号(尺玉)30発を含む約10,000発の花火を打上がります。
尺玉といえば直径30cmの大玉が打上げられ直径約320mもの大きさで開発します。尺玉の保安距離約250m(各市町村で保安距離は変わります)先から上がる割の強い西日本花火の尺玉は大音 量と共に花火が広がると、地響きが起こります。これが西日本花火が体感花火と呼ばれている所以です。
約200mのワイド展開のために今年も2基の大型アルマジロを導入し、音楽にシンクロする大迫力の花火を演出します。
昨年、イベント会場にて実際に使われている花火の玉柄にメッセージが書けるサービスがあり、メッセージが書かれた花火玉は、今年の「天空deHANABI」で実際に打ち上げられました。
そして、今年は200基によるドローンショー等もあり、大分ならではの温泉マークやオートポリスの文字がドローンで作られると皆から一斉に拍手が起こり ました。
オートポリスとは?アクセスと観覧の際の注意点
オートポリスは大分県日田市上津江町にあるサーキット場で、全長4,674mの長さを誇る九州唯一のインターナショナルレーシングコース(国際公認)があり、130,000人の観客収容ができるサーキット及び施設の内容は世界に誇れるものです。
オートポリスの所在地は日田市ではありますが、日田市街地より車で約1時間の標高が高い位置にあるため夜はかなり冷え込みます。GWの季節でも防寒対策をした方が良いです。
花火大会の開幕
昨年と同じく司会進行は大分の赤松大氏が担当し、カウントダウンより音楽に合わせ花火が一斉に打ちあがりました。
プログラムごとに赤松氏が質問をし西日本花火の木塚剛社長が花火の特徴を話すのが興味深かったです。
約60分間の花火の構成は主にミュージックスターマイン含む7部構成となっており、MCを含め前半に3曲、メッセージ花火を挟み後半も3曲で、ミュージックスターマインは尺玉を含む200mのワイド展開となっておりました。
今年の花火の見どころと言えば、コロナ過からの復活に願いを込めた新時代の曲に合わせて打上げられた千輪菊のパートは特に目を見張るものがありました。
千輪菊は、発射音が聞こえ数秒後に花火の芯が見えても花火が開発しません。花火愛好家は千輪が来ると分かるので期待に夢膨らむのですが、花火をよく知らない人は、「あれ?失敗したのかな?」と思った瞬間、空いっぱいに小割が咲き乱れます。花火業者によっては花火の発色や形も変わり、花火をよく知る花火愛好家は花火の色や形を見ただけで、どこの業者の玉か玉名まで分かる人もいます。
西日本花火の尺玉千輪も特徴があり、開発時に錦の椰子の芯が現れ下がりきった瞬間に比較的大きめの小割が空を埋め尽くします。
今年のメッセージ花火の内容は2.5号5発、3号5発入り6号or10号の構成でした。
SNSの反響
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まとめ
2023年のGWは、行動制限もなくなり多くの人出で賑わったようですが、オートポリスに向かう途中も軽い渋滞に遭いました。
今年の天空de HANABIのイベントは、多くの催しものがあり、メインの花火も大迫力で終日楽しめたイベントでございました。
来年もまた、天空de HANABIは、更にパワーアップした内容になることと期待し、GWには外せないイベントになることは間違いないでしょう。