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徳島「選抜阿波おどり前夜祭」は、めくるめく踊る阿呆最高の舞台【速報】

2019/8/12
2019/8/12
徳島「選抜阿波おどり前夜祭」は、めくるめく踊る阿呆最高の舞台【速報】

やってきました、徳島市!そう、8月11日から始まる熱狂のまつり、徳島阿波おどり。踊る阿呆の聖地です。

「そうはいっても、すごい人混みでしょ」「宿も取れないっていうし」「暑いし・・」

そんなあなたにぜひ体験していただきたい、お勧めの楽しみ方は「前日からの前乗り阿波おどり」です。

前傾で踊る阿波踊り。待ちきれなくて前夜祭から来てしまった私が、前のめり気味にレポートします!

 1.徳島市 選抜阿波おどり前夜祭とは

徳島阿波おどり本番に先駆けて行われる「選抜阿波おどり前夜祭」。

阿波おどりといえば、通りの流し踊りをイメージされる方が多いと思います。もちろんそれが原型なのですが、少し道の広いところや、舞台で行う「組踊り」という演舞もあります。選抜阿波おどり前夜祭で見られるのは、この舞台踊りです。

会場は徳島県立産業観光交流センター「アスティ徳島」。「前夜祭」といいますが、むしろ午前中から開催される技の競演。第1部11:00~ 第2部15:00~、第3部19:00~の一日3ステージが行われます。

2.振興協会?県協会?徳島阿波おどりを支える組織の基礎知識

阿波おどりのチームは「連」と呼ばれますが、阿波おどりの踊り手やお囃子(鳴り物)の演奏者は、それぞれ一つの連に所属して活動をします。阿波踊りの盛んな地域では、それらの連を束ね、ともに切磋琢磨するため「協会」が設立されることがほとんどです。

この前夜祭の出演者は阿波おどり振興協会(以下「振興協会」)、徳島県阿波踊り協会(以下「県協会」)の所属連からの選抜チーム。

振興協会は16連が、県協会は17連が所属。「有名連」と呼ばれる彼らは、それぞれ徳島市観光課や徳島新聞社内に事務局を置く、県・市観光推進の重要な役割を果たしています。「協会」といえば、2018年の総踊り存続問題を思い出す方も多いかと思いますが、踊り手の思いを大切に真摯に活動をする組織なのです。

この選抜阿波おどりは、それぞれの連の単独踊りはなく、合同で行われるのが特徴。いわばプロ野球のオールスター戦みたいなもの。まずは振興協会合同演舞、次に県協会合同演舞。そして最後に両協会の合同演舞が行われます(つまり最後はセパ両リーグ混合チームみたいなもの)。こりゃ、すごい訳だ!

3.踊る阿呆憧れ!最高峰の舞台

阿波おどりの連は、お囃子も踊り方も全く違う個性を持っています。「衣装の違いは分かるけど、そんなに違うの?」とお思いのあなた、それが全然違います。分かりやすいのは、手に持つ小物(うちわ、扇、提灯など)。ほかにも鳴り物のリズムから、腰の落とし方、振り付けも全然違います。だって、普段違う監督の下でプレーする選手たちのオールスター戦ですから、息を合わせるのも本当に大変。

この踊る阿呆の祭典ですが、リハーサルはほぼ1回の緊張の舞台。各連看板を背負って踊るので、その緊張は想像に難くありません。リハーサルが行われると「本番間近」という高揚感が街に広がるといいます。

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『選抜阿波おどり大会』  昨夜、8月13日に出演する「選抜阿波おどり大会」のリハーサルが、会場のあわぎんホールにて行われました!  ここで合わせれるのは最初で最後。 最高に張り詰めた空気感の中でのリハーサルでしたが、まずまずの仕上がりとなりました。  “妖艶と勇壮が織り成す世界観” ぜひ会場でご体感ください☆  本番まで残り僅かとなりましたが、最高の舞台をお見せできるよう仕上げていきたいと思います。  -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* #阿呆連 #ahouren #阿波おどり #awaodori #阿波舞 #아와오도리 #awa #dance #odori #徳島 #tokushima #japan #日本 #伝統芸能 #文化 #祭り #japanculture #traditionalculture #tradition #cultur #international #festival #2019阿波おどり #選抜阿波おどり大会 #あわぎんホール

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4.照明にスモーク、めくるめく芸術の世界

会場のアスティ徳島。

廊下には憧れのあの連の衣装が!これだけでドキドキ!

コンサートも行われる大ホールです。

お客さんもびっしり埋まってきました。

 

聞いた^!鳴り物さんも登場。いよいよ始まりますよ!

キターーーー!!

美しい女踊り。

ダイナミックな男踊り。

数百位人の踊り手の技に加え、照明やスモークなどの舞台効果もド派手な、一大スペクタクル。

各種、趣向を凝らした演舞が行われます。

「花無双」と言って、江戸時代の阿波おどりのルーツを伝えるような踊りの再現も見られます。今の阿波おどりとは全然違いますね!

「輪踊り」と言って、街角に集まった踊り好きが輪になって自由に踊る、いわばストリートダンスバトルのような場面を表す演出も。

満員の客席、数百人の踊り子の視線を浴びて即興で踊る気持ちってどんな感じなんでしょうね!

 

ベテラン勢もかっこいい!この層の厚さが徳島阿波おどりの魅力です。

 

最後に振興協会、県協会の踊り手が総出演の大迫力。

美しい!

大満足!

5.前夜祭から来るとおいしいこと

前夜祭は阿波おどりファンには知られていますが、一般ツアー客がわざわざこの日に来ることはあまりありません。しかし、だからこそお勧めしたい理由があります!それは

①街の混雑も少なく、ゆったり観覧できる。

人口25万人の徳島市。阿波踊り本番期間中は120万人が訪れると言います。当然、交通網も客席もキャパオーバー。その点、前夜祭は当日券でも見られるくらいのゆったり感。

②ホテルが安い。

これは絶対嬉しい。前夜祭が行われる11日までは通常料金のホテルがほとんど。12日から14日までは宿泊料金が2倍以上に上がるところもあります。

③初日朝から行われる各種阿波おどり公演をフルで楽しめる。

翌日の初日は朝が面白い。9:00に徳島藩主菩提寺で行なわれる奉納踊りや10:00の振興協会所属連による駅前流しなど、朝から見逃せないイベントが目白押し。前日から来ていれば、これらをフルで楽しむことができます。

④鳴門阿波おどりに行ける。

そしてこれはおいしすぎる!徳島市のお隣、鳴門市では8月9日から11日まで阿波おどり大会が行われています。開催時間は19:00から22:00まで。徳島市から鳴門市までは電車で40分。徳島で前夜祭第1部または第2部を見れば、余裕で電車異動をし、鳴門阿波踊りが見られるのです!

ということで、私は当然鳴門へ移動!鳴門阿波踊りからもレポートします!

行ってきま~す!

 

徳島阿波おどり 前夜祭

日時:毎年8月11日 2019年は第1部11:00~ 第2部15:00~、第3部19:00~

会場:アスティとくしま(JR徳島駅からバスで15分)

詳細:https://www.awaodori.tokushima.jp/zenyasai

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