防衛庁本庁跡地に誕生した東京ミッドタウン
日本は憲法で戦争の放棄を謳っていますが、国防を無視することはできないのでしょう。政府機関の中には防衛庁が設置されています。日本の防衛の中枢の役割を果たす防衛庁本庁は東京都港区赤坂に置かれていましたが、2000年に市ヶ谷に移転しました。施設の跡地には、オフィスやホテル、ショップ、レストラン、美術館などを備えた東京ミッドタウンが誕生しました。敷地内には防衛庁本庁の頃から育つ桜が引き継がれ、例年3月下旬から4月上旬にかけて元気に花を咲かせます。2021年は気候の影響から3月25日前後に見頃となりました。
ミッドタウン・ガーデンに沿って緩やかな弧を描く桜並木
東京ミッドタウンには中央の高さ約248メートルのタワーを囲むように数棟のビルが建っています。エリア内は機能的なデザインとなっていますが、西端のガレリアに接するミッドタウン・ガーデンがオアシスの役割を果たしているようです。ガーデン沿いには、防衛庁時代から引き継がれた約45本を含む約150本の桜が緩やかな弧を描きながら並木道を作ります。
ミッドタウン・ガーデンとガレリアを繋ぐガーデンアーチ
ミッドタウン・ガーデンとガレリアはガーデンアーチで繋がれ、橋からは延々と続く桜並木を上から眺めることができます。
ミッドタウン・ガーデン沿いの桜並木は約200メートル繋がり、ガーデンの東端では並木が垂直に方向を変えます。
ガーデンの東端にはミッドタウン・タワーに向かう連絡橋が設置されています。
ミッドタウン・ガーデンの東に隣接する檜町公園
ミッドタウン・ガーデンの東には檜町公園が隙間なく隣接しています。自然のオアシスはさらに続き、園内には約45本の桜が植栽されているので、花見気分を維持することができそうです。
2000年まで防衛庁本庁が置かれていた東京都港区赤坂の跡地は、東京ミッドタウンに生まれ変わりました。敷地内のミッドタウン・ガーデンには防衛庁時代から育つ桜が残っています、例年3月下旬から4月上旬にかけてガーデンに沿って薄紅色のラインを作ります。