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新居浜太鼓祭り「宇高太鼓台」と新天皇即位の儀式「太平楽」を紹介

新居浜太鼓祭り「宇高太鼓台」と新天皇即位の儀式「太平楽」を紹介

新元号発表!

新元号発表されましたね!
新たな元号は「令和」。国民皆の力で良い時代にしていきましょう!
元号は2019年5月1日に改められ、皇太子殿下が新天皇に御即位されます。
ところで皆さんは、その大礼の中で行われる「太平楽」という儀式をご存知ですか?

太平楽とは、太平の世(平和で穏やかな世の中)を願い、そして祝う雅楽の一種で、緋色の袴と金色の鎧兜を身に着け、太刀を帯び、鉾を持って舞い踊る舞楽です。
舞楽の中では最も豪華な装束や持ち物を扱い、即位の大礼の中で新天皇が披露します。
「新居浜太鼓祭り」には、その太平楽を題材とした飾り幕を付けた「宇高太鼓台」という山車があります。

宇高太鼓台と太平楽

宇高太鼓台は愛媛県新居浜市で毎年10月16日〜10月18日に開催される新居浜太鼓祭りに出場する山車です。
川東西部地区運営委員会に所属し、毎年同市の八旛神社に奉納を行なっています。
その宇高太鼓台の高欄幕(下段の飾り幕)向かって右面に、天皇即位の大礼の1つ、太平楽が縫い取られています。

縫い取られているのは、剣を抜き勇ましく舞い踊る「合歓塩」の場面です。
鉾は足元に置かれていますが、その鉾には平和の象徴である「太平鳥(キレンジャク)」が止まっており、厳かでありながらその空気は穏やかであることが表現されています。
よく見ると3羽のうちの1羽が甲冑の獅子と睨めっこしているのが分かりますね。可愛いです!

そして、この太平楽の幕と続きになっているのが高欄幕背面の「紫宸殿」です。
紫宸殿は皇室の重要儀式を執り行う施設で、この幕はその南庭で行われている太平楽の様子を俯瞰で見たものとなります。
紫宸殿南庭には「東に桜」、「西に橘」が植えられていますが、飾り幕の中でもその部分が忠実に再現されています。
またこの幕には、国家の象徴である「菊の花」と、日本の国鳥である「キジ」も盛り込まれており、太平楽の高貴さや格式高さがより一層引き立てられています。

高欄幕向かって左面には「龍頭」が配置されています。
こちらは飾り幕のテーマとして「天皇陛下(王)」がなぞらえられており、大変迫力もありますが、どこか優しい表情をしていることが見て分かります。
この龍頭は、宇高太鼓台の象徴である高欄幕正面の「飛龍(賢者)」と向かい合わせになっており、宇高太鼓台のテーマである「二気の調和による秩序」を表現する1つのポイントになっているようです。

宇高太鼓台その他の特徴

宇高太鼓台は他の太鼓台とは異なる特徴をいくつか持っています。

まずは「布団締め(上段部分)」です。
宇高太鼓台の布団締めは立体感と陰影がしっかりとついた迫力のあるものとなっていますが、他の太鼓台の布団締めに比べて落ち着いた印象です。

これは、向かって左側の「昇り龍(阿龍)」の口の開き具合が抑えられていることや、全体に宇高のイメージカラーである緑の玉刺繍が施され、色彩が落ち着いているからだと考えられます。
威圧感と穏やかさの両立が為された素晴らしい布団締めですね!

次に特徴的なのは「上幕(中段の飾り幕)」です。
宇高太鼓台の上幕は、江戸幕府を開き、265年続く太平の世の礎となった「徳川家康」が祀られている「日光東照宮」で揃えられています。
新居浜太鼓祭りの飾り幕の図柄として日光東照宮は大変ポピュラーではありますが、宇高太鼓台の飾り幕は、他の太鼓台には無い誇張箇所があり、より一層平和への願いが込められたものとなっています。

※上から神楽殿、陽明門、輪蔵殿、神輿舎

そして最後に法被です。
宇高太鼓台の法被には新居浜で唯一「紗綾形模様」が用いられています。
紗綾形模様は「卍」を崩して繋げたもので、不断長久( 絶えることなく長く続く)の意味があります。
端正で品格のある雰囲気から古来より皇族や武家などに親しまれてきました。
太鼓台新調以前にデザインされた法被ですが、新しい太鼓台の飾り幕の構成とよく合っていますね!

まとめ

各所に太平、平和、秩序への願いが込められた宇高太鼓台。令和元年となる今年の秋祭りでの活躍に期待です。

毎年10月16日〜10月18日の3日間愛媛県新居浜市で開催される「新居浜太鼓祭り」。是非皆さんもお越し下さい!
宇高太鼓台運営委員会の皆様、掲載許可ありがとうございました!
新居浜太鼓祭り、愛媛県新居浜市についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧下さい。

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