Now Loading...

ローソンで楽しむ贅沢な土用の丑の日!「うなぎ蒲焼重」2023年食レポ

2023/7/27
2023/7/27
ローソンで楽しむ贅沢な土用の丑の日!「うなぎ蒲焼重」2023年食レポ

2023年の「土用の丑の日」は、7月30日(日)。こコンビニやスーパー、牛丼チェーンでは、この日にあわせ「鰻重」や「鰻の太巻き」などの商品が発売されている。牛丼チェーン店によっては、通常のメニューとして「鰻重」を扱っているところもあるが、期間限定・数量限定のスーパーやコンビニも多いようだ。幸い、近所のローソンにてうなぎ蒲焼重を「商品お渡し日」の初日に入手できた。この記事では実食した感想を、読者の皆様にいち早くレポートしたい。

ローソンの「うなぎ蒲焼重」を実食レポ

●上うなぎ蒲焼重:2,408円(税込)

鰻は鹿児島県産(一部地域は愛知・三河産)を使用した「うなぎ蒲焼重」。程よいサイズの蒲焼きが嬉しい。たれと山椒別添になっている。タレが少なく感じたら調整しながらかけるといいだろう。

加熱に前に一度開封してみた。フタを開けた瞬間、ふわっとタレの良い香りが広がった。買ってきたばかりの冷たい鰻重ではあるが、蒲焼きの照りが食欲を刺激する。加熱前なのではっきりとした香ばしさは感じられないが、温めたあとにどうなるか楽しみである。ここはやはり温めてから頂くことにしよう。

ラベルには加熱時間の目安として500Wの電子レンジで2分と記載されていた。早速、食べたいところではあるが、鰻を電子レンジで加熱したところ皮がゴムのように固くなってしまった経験がある。コンビニ弁当の手軽さは損なうが、せっかくならおいしく頂きたい。そこで、鰻とご飯を別々に温めることにした。

鰻はオーブントースターで温めた。今回は別添えのタレがある。勿体ない気もするが、焦げ付き防止のため表面のねっとりとしたタレを洗い流し、キッチンペーパーで水気をとる。最初に皮面を上にして焦げ目を少し入れたら、ひっくり返し鰻の身を上にして焼こう。表面の脂がブツブツと泡立くらいがおいしく焼けた合図!

ご飯は、鰻が焼き上がるタイミングをみて電子レンジで加熱するといいだろう。今回は、ふっくらとさせるため、霧吹きで水をかけ軽くほぐしてから温めた。

温めなおしたら、ご飯の上に鰻をセットして完成!表面をカリッと焼き上がった鰻からは、熱せられた脂の香ばしい匂いが部屋を包み込む。この香りだけで、ご飯3杯くらいいけそうだ。ちなみに、別添えのタレはやや重みがあるトロトロした感じである。

蒲焼きは3/4尾と申し分ないサイズ。早速、ひとくち頂いてみよう。表面はパリっとしていて、身のよく引き締まったサッパリとした味わい。付け加えおくと、固いというわけでは無く、余分な脂が少ないといった印象だ。

続いて、ご飯をひとくち。モチモチとした粘りの強い食感。タレがコッテリとしている分、サッパリとした鰻との相性も良く箸が止まらない。山椒をまぶすと、ミカンの皮のような爽やかな香りが広がるが、刺激的な辛さはない。山椒の香りが好きだが、痺れるような辛さが苦手という方も安心して使用できる。

地味ではあるが、箸休めとなる奈良漬が添えられているのも嬉しい。鰻重に奈良漬が添えられる理由は諸説あるようだが、夏の土用に「う」のつくものを食べると夏バテしないと聞いたことのある読者も多いだろう。そのため、鰻の蒲焼きと相性のよい「瓜」の奈良漬が定着したと考えられる。

真夏に食べる「うなぎ」いつから?

※写真はイメージです(AdobeStock #276047483)

では、いつ頃から真夏に「うなぎ」を食べるようななったのかご存じだろうか。「土用の丑の日」に食べる習慣となったのは、安永・天明の頃(1772年から1788年頃)とされる。諸説あるが、「平賀源内が発案したことに由来する」という説が最もよく知られている。

しかし、暑い時期を乗り切るために鰻を食べる習慣は古代まで遡るという。万葉集の編纂にも携わった奈良時代の歌人・大伴家持(おおとものやかもち)も、鰻に関する歌を残しているので見てみよう。

“石麻呂に われ物申す 夏痩に良しといふ物そ 鰻取り食せ”

“痩す痩すも 生けらばあらむを はたやはた 鰻を取ると 川に流るな”

※写真はイメージです(AdobeStock #437242685)

これらは、家持の友人である石麻呂に詠んだ歌だ。石麻呂という人物はガリガリに痩せていたと伝わる。1首目は「石麻呂さん、夏痩せには鰻を獲って食べるといいよ」、2首目は「痩せていても、生きているほうがいい。鰻を捕ろうして川に流されるなよ」といったところだろう。一見すると、家持が石麻呂をディスっているようにも読み取れる。しかし、実際のふたりはどのような関係だったのか、想像を膨らませてみるのも面白い。

それはさて置き、これらの歌から遅くても奈良時代には、夏の栄養源として鰻を食べていたことがわかる。現在は川まで鰻を取りに行かなくても、近所のスーパーやコンビニでおいしい鰻を購入できる。今夏は、ローソンのうなぎ蒲焼重でエネルギーチャージをしよう!

「土用の丑の日」限定御朱印を拝受しよう!

今年(2023年)の「土用の丑の日」は日曜日である。折角なので家族で「土用の丑の日」限定御朱印を拝受できる神社や仏閣へお参りに行くはいかがだろうか。このセクションでは、世田谷区瀬田に鎮座する 瀬田玉川神社を紹介する。

瀬田玉川神社へのアクセスは東急線・二子玉川駅より、徒歩約13〜15分ほど。二子玉川駅改札口を出て、玉川高島屋裏の二子玉川商店街を北に進む。丸子川に架かる橋を越え、正面に見える坂道を登ると、左側に神社の入口を示す「瀬田玉川神社」と書かれた社号標が見えるだろう。この時期は、境内を元気に泳ぐ「うなぎのぼり」が出迎えてくれる。

ちなみに、多摩川を挟んで川崎側にも瀬田という地名があるのは、もともとこれらの一帯が同じ村域であったなごりである。事前に歴史を調べてから周囲を散策するのもおすすめだ。

瀬田玉川神社
〒158-0095 東京都世田谷区瀬田4-11-31

まとめ

この記事では、ローソンのうなぎ蒲焼重を実食した感想と、土用の丑の日限定御朱印について紹介してきた。ローソンのうなぎ蒲焼重の受取り期間は7月27日(木)〜7月31日(月)で、予約期限は7月28日(金)18:00(受取り日の3日前)までだ。今年の「土用の丑の日」は、御朱印巡りの帰路にローソンへ立ち寄り、数量限定の国産うなぎ蒲焼重に舌鼓を打つのはいかかだろうか。

タグ一覧