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【コムローイ】スカイランタンが宙を舞う!タイ・チェンマイのイーペンランナーインターナショナル会場内レポート

更新日:2020/8/29 はっしー
【コムローイ】スカイランタンが宙を舞う!タイ・チェンマイのイーペンランナーインターナショナル会場内レポート

ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」で特に印象的なシーンであった「スカイランタン」

アジア各地にランタンをあげるお祭りがありますが、タイのチェンマイで開催されている「コムローイ」もそのひとつ。なんと一晩にして数万個ものランタンが打ち上げられているといいます。

今回、チェンマイ郊外 メージョー大学のほど近くの寺院で行われている「イーペンランナー・インターナショナル」に行ってきました。

イーペンランナー・インターナショナルとは?他のコムローイとは違う?

元々タイの伝統行事で、陰暦12月の満月の夜にロイクラトンという、灯篭を流し祈りを捧げる仏教のお祭りお祭りが開かれています。タイの北部 チェンマイでは、灯篭を水に流す行事に加え、灯篭(ランタン)を空に打ち上げる「コムローイ」という行事が行われていました。
チャンマイでは、市街地や郊外など多くの会場でランタンの打ち上げが行われているのですが、「イーペンランナー・インターナショナル」はその会場のなかのひとつ。

会場の規模も大きく、一斉に打ちあがるランタンの様子が幻想的です。この会場では3000~4000個ほどのランタンが打ち上げられています。

イーペンランナー・インターナショナルにはどうやって参加するの?

参加するには有料のチケットが必要です。座席が5000席しかなく人気の高いチケットとなっています。日本国内から参加する場合は、タイ現地オプショナルツアーに組み込まれているプランを申し込むのが参加しやすくオススメです。チェンマイ市街地からの送迎がついており、日本語ガイドがつくツアーもあります。多くの会場があるので申し込む際はどの会場に参加できるのか確認をするようにしましょう。

会場ではランタン打ち上げ前にも見どころがたくさん

イーペンランナー・インターナショナルでは、ランタン打ち上げだけではなく、会場内に様々な催しがあります。タイ北部、山岳民族の暮らしを学び、歌や踊りを楽しみ、食事を楽しむなど、打ち上げが始まるまでの時間も見どころがたくさんあります。


会場内は日本語、英語、中国語、タイ語の案内があり旅行者も安心


バナナのフライ


タイ北部の伝統的な舞踊 指に嵌めた「ツメ」が特徴的

コムローイの一斉打ち上げ広場へ移動

タイ北部の文化に触れたあとは、ランタン打ち上げが行われる広場に移動。整然と並ぶイスには、2脚に1個ずつのランタンが。参加者自らランタンを打ち上げられるのがこのお祭りの魅力のひとつです。

打ち上げ前に瞑想も!伝統的な「コムローイ」を体験

夜7時になるといよいよランタンの打ち上げです。元は伝統的な宗教行事ということもあり、時間になればすぐに打ち上げということではありません。

僧侶が整然と並び厳かに儀式が進行され、途中では参加者が瞑想に耽るための時間も設けられています。目を閉じて心も体もリラックスし、会場との一体感を感じたのちいよいよ打ち上げとなります。

4000個ものランタンが夜空に舞う 幻想的なコムローイ

そしていよいよランタンの一斉打ち上げ。大人ひとりがすっぽりと収まるほどの大きさのランタンは、ひとりで扱うのが大変。周囲のひとと協力し3~4人でランタンを広げ、点火。カウントダウンに合わせて一斉に打ち上げます。カウントダウンは3回ほど行われますので、打ち上げをするもよし、写真を撮るもよし、それぞれ自由に楽しむことができます。最後は花火も打ちあがり、ランタンと花火のコラボレーションは心を打つ感動的な光景です。

 

幻想的なランタンの打ち上げはもちろん、タイ北部の文化、歴史、伝統を感じ取ることのできる「イーペンランナー・インターナショナル」は見どころたくさんの素敵なお祭りでした。

近年、多くの観光客が訪れたくさんのランタンが打ちあがります。一方では火事やゴミなどの社会問題も引き起こしているそうです。このイーペンランナー・インターナショナルでは、ランタンに主催者の名前を印字しており、翌日に落ちたランタンを回収しているのだそうです。また、メージョー大学と共同開発した特別なランタンを使用しており、火事などの被害を防いでいるようです。

タイの伝統行事を伝えるイーペンランナー・インターナショナル、一生に一度は訪れてみたい、そんなお祭りではないでしょうか。

 

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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