日本にエールよ届け!
2020年8月22日19時45分、大曲の花火会場で花火業者、サポーターそれぞれの想いを乗せて「エール花火」が打ち揚げられました。
そのサポーターの一人でもある「のら猫」が速報で会場の様子をお伝えします。
※記事の最後に当日の動画を追加しました。(2020年8月24日 編集部)
目次
◆サポーター771人の想いを花火に乗せて!
「日本の花火を愛する会」がクラウドファンディングで募集した「エール花火プロジェクト」。
サポーターは全国各地から771人が集い、目標額であった11,873,000円を大きく上回る16,130,000円の支援金が集まりました。
この支援金を基にクラウドファンディングに参加した全国81花火業者が64ヵ所で打ち揚げる予定になっています。
今回はその中の一つ全国花火競技大会「大曲の花火」の会場から打ち揚がった花火の様子をお届けします。
◆エール花火プロジェクトとは?
「日本の花火を愛する会」が企画した「エール花火プロジェクト」。
プロジェクトオーナーである「日本の花火を愛する会」は「毎月花火が上がるまち」秋田県大仙市に事務局を構えます。事務局と代表を務めるのは花火鑑賞士試験でお馴染みのNPO法人「大曲花火倶楽部」です。
「エール花火」は、
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で不自由な生活を続ける皆さんへの応援
- 「しあわせ」を提供してくれる花火業者の激励
- 感染症で亡くなられた方々への鎮魂と慰霊の気持ち
- 献身的な従事を続けている医療関係者への激励
- 見えない悪疫の退散への願い
の気持ちを込めて打ち上げられます。
地域事情により打ち上げが不可能な11業者の花火は、大曲の会場で代理打ち上げされます。
また、「3密」を防ぐため、開催日時など事前にお知らせせず、動画配信サイトを活用して自宅で鑑賞できるように企画されています。
◆筒場での準備作業
晴天に恵まれたエール花火を打ち上げる筒場での準備作業の様子です。
それぞれの花火師の想いが一発一発の花火に込められ筒の中に納められていきます。
筒や機材でびっしりのトラック荷台
それぞれの打ち上げ場所で自らの花火を次々と設置
尺玉の筒が並ぶ
秋田県外11業者の代理打ち上げの準備をする小松煙火工業
◆秋田県外11業者と秋田県内6業者による花火
19時45分いよいよ打ち上げ。
大曲の花火会場では、花火師とサポーターのそれぞれの想いがこもった花火が打ち上げられました。
地域事情により打ち上げが不可能な秋田県外11業者と秋田県内の6業者がそれぞれの花火師としての自慢の花火を次々と打ち揚げていきました。
◆スターマイン
20時20分過ぎに横幅約200mのスターマインが打ち上りました。
全国花火競技大会「大曲の花火」が中止となり、暗い雰囲気が漂う大曲の夜空を盛大なスターマインが明るく彩りを与えてくれました。
スターマインは、地元6業者の花火とともに2回に分けて打ち上りました。
◆日本にエール!美しい大輪が大曲の夜空に花開く
ラストは響屋大曲煙火による美しい10号玉「アメジスト(紫水晶)をちりばめたペンダント」が打ち上りました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で暗い影を落としている日本の皆さんにエールを!
◆まとめ
今回は、花火のまち秋田県大仙市大曲在住の「のら猫」が大曲の花火会場から「エール花火」の様子をお届けしました。
花火の魅力は「見る人の心を明るくする。元気をくれる。」に尽きると思います。
花火の最後には、TV撮影中の柳葉敏郎さんの「ありがとう!」の声から「大曲ありがとう!」の声があがり、大勢の観客から拍手が湧きました。感極まる瞬間です。
最後に、
「エール花火」を企画・開催していただいた「日本の花火を愛する会」の皆さんありがとうございました。
クラウドファンディングに賛同しサポーターとして支援してくださった771人の皆さんありがとうございました。
想いのこもった花火を打ち上げてくれた全国81もの花火師さん、美しい花火を魅せていただきありがとうございました。
日本そして世界のみんなに、エールよ届け!
【追記】当日の動画を追加しました。(2020年8月24日 編集部) 素材提供:CNA秋田ケーブルテレビ
こちらの記事で紹介した『日本の花火「エール」プロジェクト』はCNA秋田ケーブルテレビなどでも順次放送予定です。
オマツリジャパンでも追加記事を配信予定。このプロジェクトの意義、そして関わる方々の想いを余すところなくお伝えします。
■日本の花火エールプロジェクト 2020年8月22日 秋田県大仙市(大曲)での打ち上げ
■日本の花火エールプロジェクト 小松煙火工業・響屋大曲煙火 インタビュー