南国沖縄は、島国で内地(沖縄でいう本土のこと)と離れているだけあって、内地と文化が微妙に違います。ゴーヤーを日常的に食べる。ヘチマも時々食べる。おじいちゃん、おばあちゃんを「おじい、おばあ」と呼ぶ。祝いの席ではそのおじいやおばあが、カチャーシーを踊りまくる。そんな浮かれた沖縄にはどんなお祭りがあるのでしょうか?沖縄地元民が紹介します!
エイサーとは?
元々、先祖の魂を供養するための踊りです。本土の盆踊りの一種とも言われています。
伝統芸能というと、高齢の方が長年歴史を守ってきたというイメージがありますが、エイサーは若者の踊り!地域集落の青年会の10〜20代が中心になって、太鼓や三味線の音に合わせて地域ごとオリジナルのエイサーを「誇り」ながら踊ります!リアルに友達が踊っているので、その姿を見るとやっぱり誇りと少しの羨望が生まれます。
毎年、祭りの日程が近づくと、各公民館から太鼓を打つ練習音が聞こえてきます。これが興奮するんです!祭りが近づいてきたなーと!
みんな小さい頃から見ているので、エイサーは子供たちの憧れ!大きくなったらエイサーに入るんだ!と夢見る子供も多いです。
ちなみにエイサーの太鼓で高揚する感覚を、沖縄の方言では”チムドンドン(胸が高鳴る)”と言います。若者ですら、うちなーぐち(沖縄方言)を大事にする、その郷土愛は聞いていて嬉しいですね!
沖縄全島エイサーまつりとは?
「沖縄全島エイサーまつり」は毎年旧盆の翌週末に開催され、初日の金曜日は「道じゅねー」、中日の土曜日は「沖縄市青年まつり」、最終日の日曜日は「沖縄全島エイサーまつり」が行われます。
初日の「道じゅねー」(みちじゅねー)は、沖縄市の中心部にあるゲート通りをエイサーが練り歩きます。普通の路上でエイサーを踊るのです。迫力満点のエイサーを至近距離で見ることができ、テンションが上がります!
中日の「沖縄市青年まつり」は、沖縄市の青年会のエイサーが踊ります。
最終日の「沖縄全島エイサーまつり」は、沖縄全島から選ばれたエイサー演舞や、創作エイサーを順番に見ることが出来ます。
中日・最終日のラストには、レーザービームや花火も!もちろんカチャーシータイムがあり、観客も一緒に踊ることができます。コレが楽しみだったりするんですよね!基本的には無料ですが、有料席もあります。しっかりエイサーを見たい方は有料席がおすすめです。
また会場の周囲の屋台ではやぎ汁や、マンゴーかき氷、ラフテーなど、沖縄グルメが盛りだくさん!何を食べるか本当に迷います!
祭りの前には100円沖縄そばで腹ごしらえ!
沖縄グルメといえば「沖縄そば」。数あるお店の中でもオススメなのが、沖縄市の胡屋十字路にある「上間てんぷら店 胡屋店」です。
ここの沖縄そばは、何と100円!
しっかり手作業で取った、鶏、豚、鰹の3種類の出汁はあっさり味。トッピングには、一個100円以下の揚げたての天ぷらをオン。魚天ぷらといか天ぷらが人気です。天かすは無料でかけ放題なのが嬉しい!
100円沖縄そばは沖縄県内のスーパーやお弁当屋で普通に販売してて、実は珍しくはありません。でもここのそばはスペシャル!個人的には沖縄県内の100円そば屋の中で一番美味しいと思っています!
上間てんぷら店 胡屋店は、沖縄全島エイサーまつりの会場の沖縄市コザ運動公園陸上競技場から車で3分の近さです。お祭りの帰りは車が異常に混むので、是非お祭りに行く前に寄ってみてください!
沖縄良いとこ一度はおいで!
うちなーんちゅ(沖縄人)は、ないちゃー(内地の人)が「沖縄が好き」というと実は(密かに県民性として、実はみんなシャイなので)大変喜びます。日本人でも外国人でも、みんなが沖縄に遊びに来てくれるのが凄く嬉しいのです。是非沖縄をもっと好きになってください!沖縄に遊びに来てください!
そして、いつか沖縄全島エイサーまつりでカチャーシーを一緒に踊りましょう!待っています!
【沖縄全島エイサーまつり】
金曜日 道ジュネー
18:30~21:00(会場:胡屋十字路周辺)
土曜日 沖縄市青年まつり
15:00~21:00(会場:沖縄市コザ運動公園陸上競技場)
日曜日 沖縄全島エイサーまつり
15:00~21:00(会場:沖縄市コザ運動公園陸上競技場)
※臨時駐車場の設置及びシャトルバスを運行。
2021年の沖縄全島エイサーまつりは、残念ながら開催中止となりましたが、おうちで楽しむことのできる特別動画が期間限定で配信されていますので、ぜひチェックしてみてください。
特別動画「エイサーどんどん」期間限定配信中!(2021年9月30日まで)
トップ画像 所蔵:沖縄全島エイサーまつり実行委員会