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青森ねぶた祭プレミアム観覧席2025──観覧席の深化と、昼夜をつなぐ新たな「高付加価値体験」

株式会社オマツリジャパン
2025/10/29
2025/10/29
青森ねぶた祭プレミアム観覧席2025──観覧席の深化と、昼夜をつなぐ新たな「高付加価値体験」

株式会社オマツリジャパンは、2025年の青森ねぶた祭において、好評の「青森ねぶた祭プレミアム観覧席〜夏の灯と宴〜」に加え、日中と最終日の夜に新しい体験を造成しました。ねぶたの感動を昼から夜までつなげることで、観光資源としての価値をさらに高めることを目指しています。

<この記事のポイント>
・観覧席を文化体験の場へ進化させ、高付加価値な観覧を実現
・昼の特別講と最終夜の花火で体験の幅を広げ、滞在価値を拡大
・収益を地域に還元し、祭りの持続可能性を支えるモデルを構築

 

プレミアム観覧席のこれまでと2025年の新展開

オマツリジャパンの「青森ねぶた祭プレミアム観覧席」は2022年に試験的に始まりました。以来、青森の料理や地酒、ねぶた師や跳人(はねと=祭りの踊り手)による解説、など、観覧席を「文化を味わう空間」へと進化させてきました。収益を担い手や地域に還元する仕組みも導入し、持続可能な運営モデルとして定着しています。

2025年もこの価値をさらに磨き上げ、参加者からは「作り手の思いを知ってねぶたが全く違って見えた」「跳人の解説で一体感が増した」といった声が今年も多く寄せられました。2025年は、5日間で763名が利用し、首都圏や近畿圏に加え、アメリカや台湾など海外からの参加もあり、ねぶたの魅力を幅広い層に届けることができました。

 

昼の学びと体験 ― 「ねぶたの粋をたしなむ特別講」

そして2025年に新たに導入したのが、祭りの始まる夕方までの時間を楽しんでいただくための「ねぶたの粋をたしなむ特別講」です。青森市街を一望できるラウンジでティータイムを楽しみながら、ねぶた有識者による講話を聴講。その後、普段は関係者しか入れない「ねぶた小屋」を少人数で特別見学しました。

講師には、若手ねぶた作家・研究家の工藤友哉氏など、造形や文化を深く知る専門家を招きました。制作現場を間近で体感できた参加者からは「色の重なりや筆の跡まで見えて感動した」「小屋を見学した後の観覧は全く違って見えた」との感想がありました。

このプログラムは、観覧席だけでは伝えきれない“アート・文化資源としてのねぶた”を来訪者に届ける役割を果たすとともに、青森での滞在を高付加価値化するものとして評価され、今後の磨き上げにも期待が寄せられています。

 

フィナーレを特別に ― 「海上運行&花火大会 お食事付き観覧席」

 

祭りの最終日(8月7日)には、青森ベイブリッジを背景に行われるねぶたの海上運行と花火大会を同時に楽しめる「お食事付きプレミアム観覧席」を新設しました。会場はアスパム上層階。13階展望台(22名)や9階貸切個室(6〜8名)を用意し、冷房完備の快適な空間で、花火観覧の特別体験と、青森の旬を活かした料理とお酒を提供しました。

「子連れでも安心して快適に観覧できる」「グループで貸し切れたので特別感があった」といった声が多く、 “快適さ”と“プライベート感”が好評でした。ねぶた祭りの壮大なフィナーレを贅沢に体験できるこの企画は、今後の新しい観光資源として期待されています。

成果と意義

 こうした取り組みにより、ねぶた祭では「祭り観覧」を軸としつつ、「昼の学び」や「最終日の特別体験」へと広げることを試みています。観光客に新たな選択肢を示し、滞在価値を高める可能性を探る挑戦となりました。その収益は地域経済や担い手に還元され、観光振興と文化継承を両立させるモデルとして今後の展開にもつながっていきます。

青森ねぶた祭でのプレミアム観覧席は、毎年の改良や新しい体験の追加を重ねながら、地域の皆様とともに少しずつ広がりを見せてきました。オマツリジャパンは、こうした経年的・多重的な企画づくりを大切にし、祭りの価値を高めるお手伝いをしています。

「自分たちの祭りを、地域と一緒に観光資源として育てたい」
「担い手や地域に還元できる仕組みを考えたい」

そんな思いをお持ちでしたら、ぜひオマツリジャパンにお気軽にご相談ください。

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