(トップ画像:©ONODE inc)
日本有数の豪快なお祭りとして広く知られる大阪「岸和田だんじり祭」。オマツリジャパンではこの「エクストリーム」なお祭りと、「レッドブル・エナジードリンク」のコラボレーションのお手伝いをしました。
<この記事のポイント>
・「岸和田だんじり祭」史上初の企業協賛!
・祭りと商品イメージの相乗に成功!
・確かなプロモーション効果とCSRを同時に実現!
「岸和田だんじり祭」初の企業コラボ
江戸時代中期、時の藩主が五穀豊穣を祈願して始めた「稲荷祭」が起源とされ、300年以上の歴史を繋いできた「岸和田だんじり祭」(※)。重さ4トンの「だんじり」が豪快に街を駆け抜けることで知られ、例年多くの見物客が訪れる関西を代表するお祭りの一つです。
(※参考「岸和田だんじり祭 – 岸和田市公式ウェブサイト」)
関西を中心にだんじり祭は数あれど、規模と認知度で群を抜く「岸和田だんじり祭」。「そーりゃ、そーりゃ」の威勢のいい掛け声や、猛スピードで曳行中に直角に方向転換する「やりまわし」はエキサイティングで、地域には子供からお年寄りまで祭りを楽しむ文化が根付いています。
オマツリジャパンでは、このエネルギッシュなお祭りをさらに盛り上げるために、「レッドブル・エナジードリンク」とのコラボレーションを提案しました。同ブランドは、自動車、バイクレースはもとよりスカイダイビングやマウンテンバイクなど数々のスポーツ、特に「エクストリームスポーツ」と呼ばれるスポーツを支援し、先駆的でクールなイメージを築き上げています。日本ならではのエクストリーム性を持った岸和田だんじり祭は、まさに同ブランドのイメージにピッタリとはまりました。
岸和田の町衆と勇ましい泉州男によって守られてきただんじり祭は、同規模のお祭りの大半と異なり実行委員会を持たず、毎年各町から選出される「年番」と呼ばれる代表者たちによって運営されています。年ごとに責任者が変わることや単一の窓口がないこともあり、これだけの規模と人気を誇るお祭りでありながら、今まで企業とのコラボレーションを実施したことがありませんでした。それでも、オマツリジャパンではかねて岸和田だんじり祭と関係をあたためてきた経緯があり、2022年、岸和田だんじり祭史上初の企業コラボレーションをご決断いただけました。
エキサイトする岸和田の各所でPR
岸和田だんじり祭とのコラボレーション企画は、大きく三つ。まず、マーケティング施策として、前述の祭りの華「やりまわし」が観覧できる「カンカン場」の大型ショッピングモールをはじめ、町内各所に同ブランドの幟や提灯、デジタルサイネージを掲出。また、カンカン場のショッピングモールでは、大阪出身のアスリートらによる同ブランドの名を冠したストリートイベント(Red Bull Street Jam)が行われました。
サンプリング施策では、各町のだんじり担い手の皆さんに対して、事前からパフォーマンス向上のため、ドリンクを提供する他、祭り当日はだんじりで盛り上がる市内各所にて、サンプリングの機会を設けました。また、プロモーションカーを用いた空き缶のリサイクル運動も実施し、まちの美化とともに同社の社会貢献の姿勢を示すことができました。
販売施策としては、前述のカンカン場のショッピングモールにてブースを出店し、祭りの来場者の皆さまに対して飲用機会を創出しました。
<担当者の視点>
このような企業協賛の形は、岸和田だんじり祭で初めての試みという点で、だんじり主催者の皆さまには大きなご決断をいただいたことをはじめ、多大なご協力・ご理解をいただき心から感謝しています。
ご協賛いただいた企業の方からは、お祭りを応援する気持ちを、商品のイメージにぴったりと合ったこのお祭りで表現できたことや、唯一無二のプロモーション活動が展開できたことに大変満足しているとの言葉をいただきました。商品の売り上げや、地域での取扱店の増加など確かなプロモーション効果もあったと伺っています。
祭りの担い手や市民の皆さまからは「だんじり祭を応援してくれている気持ちがすごく伝わってきた」「エナジードリンクを選ぶ時は、このドリンクを選ぼうという気持ちになった」とあたたかい言葉もいただき、担当者として感無量です。
今回の施策は、やはり祭りの持っている特徴や魅力とプロモーションする商材を的確に掛け合わせることができたことがポイントです。創業以来築き上げてきた日本全国のお祭りとのネットワークやお祭りに対する知見が生きたオマツリジャパンならではの取り組みになりました。こうした企業協賛の実現によって、地域のお祭りを経済的にも支援することができたことを嬉しく思っています。