宗像大社秋季大祭
宗像大社では、毎年10月1日から10月3日まで秋季大祭が行われます。その初日に、海を渡って沖ノ島「沖津宮」の田心姫神(たごりひめかみ)と大島「中津宮」の湍津姫神(たぎつひめかみ)の御神璽(ごしんじ)を本土の神湊港までお運びする海上神幸「みあれ祭」が行われます。神湊の「頓宮(とんぐう)」では辺津宮の市杵島姫神(いちきしまひめかみ)の御神璽がお出迎えになり、一年に一度、三女神が再会されます。
■みあれ祭
みあれ祭(海上神幸)は、海の安全と豊漁を祈念する祭りとして、鎌倉時代から700年以上にわたって続けられています。御神璽が乗せられた2隻の御座船を何百隻という地元の漁船で取り囲むようにして船団が繰り広げる荘厳な海上パレードは圧巻。その光景を一目見ようと当日は多くの人が神湊の漁港に集います。
■高宮神奈備祭
10月3日祭りの最終日には、毎年秋季大祭(放生会)を、締めくくる神事として、「高宮祭場」で応安8年まで行われていたとされる神事を、平成17年から、実に630年ぶりに復活させた行事「高宮神奈備祭(たかみやかんなびさい)」が行われ、幻想的で美しい「悠久の舞」が奉納されます。
出典:九州旅ネット