いろいろあった2018年、オマツリジャパンのスタッフがが勝手に選ぶお祭り総集編ベスト5!ユネスコ無形文化遺産登録など、世界に認められる日本の伝統が詰まった「山車」のお祭りをまとめました!
16世紀後半から続く歴史の重み、屋台の芸術性の高さ、高山の街並みとの組み合わせ、どこを切り取っても一級品の山車のお祭り。春の「山王祭」と秋の「八幡祭」の総称を高山祭といいます。
多くの職人の匠の技を集結させた祭屋台が魅力で、高山の街並みや自然の中を美しい朱色の屋台が優雅に進む様子に魅了されます。祭屋台では綱方という人形の操り師が、何本もの糸を使ってからくり人形を操り観客の目を楽しませてくれます。夜は100個もの提灯の明かりに照らされとても幻想的です。
開催:春の祭り4月14日、15日・秋の祭り10月9日、10日
場所:岐阜県高山市
神社:日枝神社・桜山八幡宮
引用:wikipedia
13台の車山(やま)それぞれに装備された精巧なからくり奉納は必見。
5トンの車山の前輪を人力で持ち上げて方向転換する「どんでん」は迫力満点!夜は365個の提灯が灯され、幻想的な雰囲気に。
国の重要無形民俗文化財に指定されており、寛永12年(1635年)から毎年開催されている歴史ある祭りです。山車全てで行われる江戸時代から伝わる人形で披露される、「奉納からくり人形」は全国でもここでしか見られません。特に「どんでん」は必見で、男衆が息を合わせて重さ5トンの車山を担ぎ上げる瞬間は思わず息をのむほどダイナミックです。
夜になると、提灯に灯された幻想的な車山と「どんでん」の激しさで、昼とは全く違った情景が楽しめます。
開催:毎年4月の第1土、日曜日
場所:愛知県犬山市
神社:針綱神社
「でか山」という名に恥じない、高さ12メートル、重さ20トンという圧倒的なデカさを誇る山車が3台引き回される。
ユネスコの無形文化遺産でありながら、観客が誰でも自由に引き回しに参加できるという、ハードルの低さも魅力的。
巨大な山車が特徴で、狭い路地、道路上の看板や建物すれすれに曳き回す様子は、観衆も思わず拍手喝采してしまうほど見事です。
最大の見どころは、巨大な山車を90度方向転換させる「辻廻し」です。
昔ながらのテコの原理で、前輪を持ち上げでか山が揺れ動く様子は大迫力です。
大人も子供も参加できるので、見ているだけでは味わえない楽しさがあります。
綱を引っ張るので軍手の用意は必須!
開催:毎年5月3日〜5日
場所:石川県七尾市市街地中心部
神社:大地主神社
曳き手が海に浸かるまで、5輌の山車を波打ち際ギリギリまで曳き下ろす「海浜曳き下ろし」が特徴的な祭り。
曳き下ろし前に行われる、威勢のいい掛け声とともに山車に綱を締め直す儀式の「棒締め」も、海沿いの地域の祭らしさを感じるポイント!
神社の祭神でもある神武天皇が海から亀先の地に上陸したことに由来して、浜辺でのお祭りが始まったとされています。
山車が海に入水する前に、男衆が威勢良くかけ声をあげながら水際で方向を変え、波打ち際を曳き回す姿は大迫力です。
豪華な幕や彫刻で飾られた山車が海辺に5台揃うと、「海辺に華が咲いたようだ」と讃えられているそうです。
海沿いの町らしい棒締音頭に合わせて、若者数人が力を込めて締め上げる棒締めの儀式も必見です。
開催:毎年5月3日、4日
場所:愛知県半田市
神社:神前神社
30台近い山車が曳き回される。曳き回し中に山車と山車が出会うと、山車の上部だけをくるりと回して正面を向き合い、お囃子の競い合いを行う「曳っかわせ」が行われる。交差点で4台、5台の山車が出会う曳っかわせは垂涎もの。
茨城県の石岡、千葉県の佐原と並び、関東三大山車祭りと言われています。小江戸と呼ばれ伝統的な蔵の町並みが残る通りを、30台近い山車が曳き回されます。職人技が込められた江戸風の豪華な山車の人形もみどころです。
夜の「曳っかわせ」は見もので、町の各交差点の至る所で繰り広げられるお囃子(笛、太鼓、踊り)の競演は、最高潮に盛り上がります。
開催:毎年10月の第3土、日曜日
場所:埼玉県川越市
神社:氷川神社