「徳川家康公が、家臣を連れて駿府で花見をした」という故事に倣い、昭和32(1957)年から始まった市民の祭り。「大御所花見行列」をメインに、桜の季節の風物詩として親しまれている。
歴史・由来
静岡まつりの由来
静岡まつりは、静岡浅間神社の廿日会祭に呼応する形で昭和32年より始まりました。
昭和24年、市制60周年で静岡浅間神社が稚児行列を復活したのに併せて静岡商店会主催で「大御所花見行列」が行われ、「静岡まつり」の原型が出来上がりました。
現在の「静岡まつり」が始まったのが昭和32年となります。
静岡浅間神社の例大祭「廿日会祭」は、静岡に春を告げる祭典で、毎年4月1日~5日までの5日間開催されます。
稚児の舞楽を奉奏することから、かつては「舞楽会」とも言われていました。
廿日会祭の本質は「稚児舞」と「踟」とされています。
舞楽が奏される起源は、徳川家康公が駿府城在城の時、「建穂寺」の観音会に参拝した折に、稚児等の奏した舞が家康公のお気に召し、この舞を浅間神社の二月二十日の「お会式」に奉納して、天下泰平・五穀豊穣を祈願したことによると伝えられています。
現在、稚児舞楽では「振鉾」「納曽利」「安摩」「還城楽」「太平楽」が奏され、国の選択無形民俗文化財に指定されています。
時代を超えて受け継がれている稚児舞は、例年4月5日に奉納されます。
稚児舞は、旧暦の2月20日、静岡浅間神社の廿日会祭例大祭(旧お会式)で演じられる舞で、現在は4月5日に行われる。お踟(ねり=山車)とともに市内を巡行してきた稚児が神社に到着すると大祭が執り行われ稚児舞が奉納されるものです。
4月5日午前11時に、隔年で七間町の別雷神社又は紺屋町の小梳神社を輿に乗った稚児の行列が山車屋台を従えて出発、正午に神社に到着すると稚児の前で練物、余興が披露され、15時半ごろ舞殿において稚児舞楽が奉納されます。
貴重な民俗芸能でもあり静岡県の無形民俗文化財に指定されています。
その歴史は古く、戦国時代の公家山科言継が、稚児舞を見物したと『言継卿記』に記している。言継は弘治2年(1556)9月、義理の叔母にあたる寿桂尼(今川義元生母)のもとをたずね、翌3年3月までの半年間駿府に滞在し、弘治3年2月22日に寿桂尼より酒肴を賜って浅間神社の稚児舞を見学した記録があります。
みんなの投稿
このお祭りはまだ投稿はありません。
お祭りの感想や写真、応援メッセージなど、投稿してみませんか?
このお祭りの写真
このお祭りの写真はまだ投稿されていません。
このお祭りの写真をお持ちでしたら、投稿してみませんか?
このお祭りの記事
インフォメーション
名称 | 第68回静岡まつり |
---|---|
開催場所 |
静岡県静岡市
葵区駿府公園 |
開催日 | 2024年4月5日(金)、2024年4月6日(土)、2024年4月7日(日) |
アクセス | JR静岡駅から徒歩10分 |
関連サイト |
https://www.mapple.net/spot/22000151/ https://www.shizuokamatsuri.com/ https://shizuokamatsuri.com/learn/sen... |
関連Youtube |
https://shizuokamatsuri.com/kyosan68/ |