みどころ
大泰寺の薬師如来は1156年、約850年ほど前に作られました。一説には、鳥羽上皇の菩提を弔うため、皇后 美福門院が願主となって作られたものとも言われています。
現在、国の重要文化財に指定されていますが、指定以前は絶対秘仏で、誰も見ることができなかったようです。現在は、年3回ご開帳をしていますが、その1回がこの初薬師です。
じっくりと薬師如来様のご尊顔を仰ぎ、病魔を払えば、その1年は安泰です。ご開帳の際は、東京や大阪、京都など遠方からいらっしゃる方も非常に多いです。
祭りに参加するには
当日は、15分前までにお寺にお越しください。
薬師堂内で祈祷を受ける場合は、受付所でお名前とおおまかなお住まいをお申し出ください。祈祷料は1000円です。
祈祷希望者以外は、薬師堂の外、回廊からの観覧となります。
撮影するならここ
写真撮影をご希望の方は、受付で許可証をお受けください。
歴史・由来
古来より柳の木は、邪気を払うといわれ、大泰寺の縁起を見ると最初の本尊は柳の木から彫り出されたそうです。そのような歴史にのっとり、初薬師の日には参列者に柳の枝が配られ、みんなで一斉に床を叩き、病魔を追い払います。祈祷の際に「バチバチ」と音がなるので、別名「バチバチ」とも呼ばれ、地元の人に親しまれています。
豆知識
大泰寺には、当初まとまった檀家というのはありませんでした。歴代の住職も輩出していた久司(くし)家が、唯一の檀家であったようです。久司という名字も「薬師如来」の「やくし」に由来するなどの説もあり、関わりが深かったことをうかがい知れます。
その久司家の出身で、最も有名なのがアメリカでマクロビオティックという食事法を広めた久司道夫先生です。久司先生は、大泰寺を愛し、アメリカからも、多くの友人を連れられ、度々参拝してくださいました。
大泰寺の薬師堂前に不思議な石畳があります。平たい石をウロコのように並べ、クロスに区切ってあります。これは久司家の家紋を表していると言われています。久司家の家紋は剣花菱。菱形にデザインされた花の文様の後ろに剣がクロスした状態で構成された紋章です。
このことからも久司家と、大泰寺の密接な関係がわかります。
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インフォメーション
名称 | 熊野屈指の薬師霊場 大泰寺の初薬師(バチバチ) |
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開催場所 |
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下和田775
大泰寺 |
開催日 | 2020年1月8日(水) ※11時 |
主催/情報提供者 | 宗教法人 大泰寺 |
アクセス | 最寄り駅は太地駅です。町営バスかタクシーで大泰寺まで来られます。車でお越しの方は、本堂前か旧保育所前の広場に駐車できます。 https://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/forms/info/info.aspx?info_id=42205 |
関連サイト |
https://www.airbnb.jp/rooms/36618416?... https://excamp.jp/land/854/ |
※日時・場所・出演者・参加に関する条件・料金等は、天候等により変更になる場合がありますのでご了承ください。